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遠田 泰平 院長、河合 三津保 先生の独自取材記事

かすかべ整形外科・内科 ほまれクリニック

(春日部市/春日部駅)

最終更新日:2024/02/26

遠田泰平院長、河合三津保先生 かすかべ整形外科・内科 ほまれクリニック main

春日部駅東口から徒歩7分、整形外科、内科、脳神経内科を中心に手がける「かすかべ整形外科・内科 ほまれクリニック」。前身は遠田泰平院長が2016年に開業した「かすかべ整形」で、遠田院長の専門である整形外科に加え、内科、脳神経内科にも対応できる診療体制を整えて2022年4月に移転リニューアル。多角的なアプローチが可能なかかりつけクリニックとして新たなスタートを切った。遠田院長とともに常勤で診療にあたり、内科・脳神経内科を専門とする河合三津保先生をはじめ、経験豊富な非常勤医師もそろえ、「どの科にかかったらいいのかわからない」など、複合的な症状に悩む患者にも寄り添う温かな医療を実践している。クリニックの体制や院内のこだわり、患者への想いなどについて遠田院長と河合先生にじっくり話を聞いた。

(取材日2023年10月3日)

診療の幅を広げ、複合的な不調を抱える患者を支える

整形外科に加え、内科、脳神経内科を併設したクリニックとしてリニューアルされましたね。

遠田泰平院長、河合三津保先生 かすかべ整形外科・内科 ほまれクリニック1

【遠田院長】以前はこの場所からすぐ近くで開業し、整形外科をメインに診療していたのですが、診察中に患者さんとお話をする中で「先生の専門ではないのかもしれないけど……」と切り出して他の疾患での不調や困り事を相談されるケースが多くありました。特にご高齢の患者さんが足腰に不調を抱えながら、あちこちの病院に出かけていくのは本当に大変なこと。それならば、せめて当院を頼って来てくださる患者さんたちのために、もう少し診療の幅を広げて、患者さんの不調の相談に応じたり、健診などのニーズにもお応えしたりすることができればと思い、河合先生をはじめ旧知のドクターたちの協力を得て、新体制でスタートしました。以前のクリニックは古い建物でしたが、新築して規模が大きくなった当院の変化に、以前からのかかりつけ患者さんたちも驚きつつ、とても喜んでくださっています。

どういったご相談の患者さんが多く来院されていますか?

【遠田院長】以前はご高齢の方が多くの割合を占めていましたが、最近はファミリー層など若い世代の患者さんがかなり増えています。従来から診療している整形外科領域で、肩や膝、腰など体の痛みを訴えて来院される患者さんや一般内科を受診される方のほか、手足などがしびれる、体がふらつく、力が入りにくいといった症状で「どの科に行けばいいのかわからない」とお悩みの方、複合的な症状をお持ちの患者さんが多く来院されるようになりました。
【河合先生】例えば、手足が動きづらい、痺れるといった症状で整形外科を受診される方々の中にも、脳神経疾患が疑われるケースがあります。また、緊急でMRI検査を行える体制を整えていますので、速やかな脳梗塞の診断にもつながります。わかりにくい症状でいらしてもきちんと診断の筋道がつく体制が整っていることは、当院の特長の一つではないかと思います。

診療に際して心がけていることはありますか?

遠田泰平院長、河合三津保先生 かすかべ整形外科・内科 ほまれクリニック2

【遠田院長】限られた時間の中で、一人ひとりの患者さんと最大限向き合って満足していただける診療を提供したいという想いがあります。初診で来られる患者さんの中には、他院にかかっていたけれどもなかなか症状が改善せずに当院を訪ねて来られる方もいます。せっかく当院に来てくださったからには、できる限り患者さんのご希望をかなえて差し上げたい。そうした考えのもとで、患者さんのつらさやお悩みに耳を傾けるようにしています。
【河合先生】私も患者さんのお話を詳しくお伺いすることが適切な診断・治療において最も重要だと考えています。内科と脳神経内科の診療を通じて、患者さんの健康を身近に見守らせていただくことに、とてもやりがいを感じています。「一人ひとりが本当に大切な一人」という当院の理念のもと、訪れるすべての患者さんに共感する姿勢を大事にしたいと思っています。

検査に対する心のハードルを下げ、疾患の早期発見を

3フロアからなる広々とした院内で、リハビリテーションにも力を入れてらっしゃいますね。

遠田泰平院長、河合三津保先生 かすかべ整形外科・内科 ほまれクリニック3

【遠田院長】1階に整形外科、2階にリハビリテーションルーム、3階に内科という構成で、整形外科と内科、双方を受診する患者さんも少なくありません。リハビリテーションルームではケガや関節の変形による痛みや日常生活動作の低下などに対する運動器リハビリテーション、脳血管疾患やパーキンソン病などによる身体機能への障害に対する脳血管リハビリテーションなどを行っています。対応が難しい疾患などに対しても、患者さんそれぞれに合った適切な方法をご提案していますので、ぜひご相談ください。

MRIや内視鏡など検査設備なども充実していますね。

【遠田院長】整形外科と脳神経内科の診療では、MRIの撮影を院内で素早くできるという点を非常に重宝しています。また、胃カメラと大腸カメラ双方の検査に用いる内視鏡設備を用いて、一般的な採血等ではわからないような消化器疾患を早い段階で探ることができます。その他、消化器内科では潰瘍性大腸炎・クローン病の治療にも力を入れています。当院1ヵ所でさまざまな検査を受けられる体制が整っていますから、わざわざ検査のために大きな病院に出向くことがおっくうで二の足を踏んでいたような方にも「検査のハードルが下がった」と感じていただけるとうれしいですね。

河合先生のご専門の脳神経内科についても少しお聞かせいただけますか?

遠田泰平院長、河合三津保先生 かすかべ整形外科・内科 ほまれクリニック4

【河合先生】脳神経内科は、脳と脊髄、末梢神経、筋肉の病気を扱う内科で、脳梗塞や認知症、パーキンソン病やALSといった神経変性疾患、てんかんや重症筋無力症、ほかにもさまざまな神経難病の患者さんの診療を行っています。遠田先生からの依頼で整形外科の患者さんを診させていただくこともあります。手足の動かしにくさ、ふらつき、めまい、むくみなどがなかなか改善せず、調べてみたら脳神経の問題だったというケースも少なくありません。その他、脳神経内科では頭痛の診療も行っています。「頭痛は病院に行くまでもない」とお考えの方も多いかもしれませんが、実は生活習慣の改善や服薬・注射などで改善が見込めるんです。市販の頭痛薬を手放せないというような方は、ぜひ一度受診していただければと思います。

前向きなエネルギーを与えられるクリニックでありたい

スタッフの皆さんも明るくエネルギッシュですね。

遠田泰平院長、河合三津保先生 かすかべ整形外科・内科 ほまれクリニック5

【遠田院長】特にリハビリテーションスタッフは多く、理学療法士、作業療法士など、10人体制で患者さんのケアを行っています。リハビリテーションですべての症状が改善に向かうわけではなく、残念ながら疾患的な限界があることも事実です。ただ、この痛み、このつらさを何とかしてほしいと切実な悩みを抱える患者さんの気持ちに寄り添い、技術も含め、できることは最大限トライしていく姿勢を大事にしていきたいという考え方はリハビリテーションスタッフとの間で常に共有しています。

規模が大きくなり、地域の患者さんから寄せられる期待をひしひしと感じているのでは?

【遠田院長】当院はリニューアル以前、患者さんがスタッフと一緒になってクリニックを支えてくださって、ケガをして痛がっている方に他の患者さんが声をかけて席を空けてくださったり、いつも来ている方がいないと互いに気にかけたりと、一つのコミュニティーのような温かさがあり、私もとてもうれしく感じていました。今はクリニックの規模が大きくなったことで患者層も広がり、患者さんが当院に求めてくださる要望も多様化してきているように感じています。患者さんとともにつくり上げてきた以前のようなアットホームさを残しつつも、各種検査や専門的な診療といった新たなニーズにも適切にお応えしていきたいと、改めて身の引き締まる思いです。

最後になりますが、読者に向けて一言メッセージをお願いします。

遠田泰平院長、河合三津保先生 かすかべ整形外科・内科 ほまれクリニック6

【遠田院長】私は一人の医師として、ご縁があって知り合うことができた患者さんの健康を守るために、専門分野にとどまらずできる限りのサポートをしていきたいと思っています。病気を心配する患者さんが当院に来ることで「大丈夫」「ここに来て良かった」と感じられるような、前向きなエネルギーを与えられるクリニックをめざしていきたいですね。

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