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榊原 維聡 院長の独自取材記事

榊原クリニック

(世田谷区/経堂駅)

最終更新日:2024/12/06

榊原維聡院長 榊原クリニック main

1997年の開業以来、四半世紀を超えて診療を続ける「榊原クリニック」。形成外科と皮膚科、美容皮膚科を標榜し、身近な肌トラブルから美容の悩みまで、保険診療のみならず自費診療にも幅広く対応している。「皆さんの『きれいになりたい』という切実な想いに応えたいと、多彩な選択肢をご用意しています」と話すのは榊原維聡(さかきばら・つなあき)院長。外科領域での経験を生かした独自スタンスに則った診療が持ち味だ。優しい笑顔に惹き込まれる榊原院長に、同院の診療の特徴や診療方針などを詳しく聞いた。

(取材日2024年3月8日/情報更新日2024年9月25日)

形成外科・皮膚科を軸に、ニーズに応えて美容皮膚科も

まずはクリニックの概要についてお尋ねします。

榊原維聡院長 榊原クリニック1

もともと父が産婦人科医院を営んでいたこの場所で、形成外科・皮膚科クリニックを開業したのが1997年。老朽化していた建物はすべて建て替え、病院らしくないモダンなデザインにこだわりました。とはいえ、当初は形成外科とは何を診る科なのかといった認知も十分でなく、「腰が痛いのだけど」と整形外科と間違えて受診される方も(笑)。赤ちゃんからご高齢の方まで幅広い肌のお悩みに対応し続けるうち、要望を受けて美容的なご相談にもお応えできる体制を整えました。当時は現在のように美容の悩みをオープンにするような雰囲気ではありませんでしたが、切実なお悩みをお持ちの方は確かに多いと、診療を通してあらためて感じました。

具体的にはどのようなご相談が多いのでしょうか。

生後間もない赤ちゃんからご高齢の方まで、非常に幅広い年齢層の方をお迎えしていますが、中でも多いのは30代~60代の女性で、しみやしわといった肌トラブルのご相談が中心です。一方で、若い世代ではニキビのご相談が圧倒的に多く、わきがなどもあります。女性に限らず男性にも多く受診していただいており、脂漏性角化症(老人性イボ)や男性型脱毛症などのお悩みも多いです。特に近年では、男性から美容的なご相談を受けることも増えており、若い男性が全身脱毛を希望して来られたり、中高年でしみのケアを目当てに来院されたりといったケースも珍しくなくなりました。全体での男性の割合も2割程度になっているのではないでしょうか。

形成外科がご専門で、手術にも対応していただけるのですね。

榊原維聡院長 榊原クリニック2

週に1度手術日を設けています。脂肪腫や類表皮嚢胞など、レーザーで除去できない深さのあるできものの切除術や、巻き爪の処置がメインです。また、昨今広がりを見せているレーザー治療やヒアルロン酸・ボツリヌストキシン製剤の注射療法などでは、解剖学的知識を持たない者の施術を受けることによるトラブルも多発しています。適切な部分にピンポイントで施術することも重要で、大きな血管を避けて皮下2ミリに薬剤をとどめるといったテクニックが求められます。皮膚の構造を熟知し、専門的な技術を持つ形成外科の医師が担当することで、失明などのリスクを避け、少ない薬剤で大きな効果をめざせると考えています。

形成外科の専門家として、安全性に配慮した施術を

しみのケアについて詳しく教えてください。

榊原維聡院長 榊原クリニック3

しみにはレーザー照射で対応しています。黒い色にのみ反応する光を当てて、しみのもととなる色素を破壊して自然な肌色への改善をめざします。ひと口にしみといってもさまざまな種類がありますから、種類を見極めて、光の波長と届く深さの異なるレーザーを使い分けることが重要です。この選択を誤ると、改善を図るどころか、逆に状態を悪化させてしまったりすることも。典型的でない症例では判断に迷うケースもあり、経験が求められます。当院では、レーザー機器を状態やご希望に合わせて使い分けています。必要な照射回数や照射後にかさぶたになるかどうかなど、それぞれの機器の特徴を十分にご説明し、どういった術後を過ごしたいかをイメージしつつ、患者さんにお選びいただくかたちを取っています。

しわにお悩みの方も多いのでは?

しみに次いでご相談が多いのがしわのお悩みですが、当院では各種注射をご提案しています。目尻の表情じわへの薬としてボツリヌストキシン製剤や、顔面のへこみや溝を修正するためのヒアルロン酸注入剤など、いずれも安全性に配慮された薬剤を導入しています。ヒアルロン酸は硬さの異なるものを部位やしわの深さなどによって使い分ける必要があり、注入部位も繊細な見極めが求められます。量を入れれば良いというものではなく、適切な部分に適量を入れることが大切なのです。

ニキビ治療についても教えてください。

榊原維聡院長 榊原クリニック4

ニキビ治療にも外科的スタンスで対応するのが当院の特徴です。通常の皮膚科診療では弱い薬から使って様子を見るというケースが多いようですが、強めの薬を用いてでもまずは改善をめざし、良くならなかったらあらためて別の方法を模索するという流れです。軟こうだけでなく、内服薬など、治療の選択肢が多いことも特徴で、難治性のニキビ治療にも対応しています。

「きれいになりたい」の思いに応え続けることを使命に

診療の際に心がけていることは何ですか?

榊原維聡院長 榊原クリニック5

複数の対処法を提案して、ご本人がベストと思える方法を選べるように心がけています。例えば、しみはどうにかしたいけど、かさぶたができたら困るという方には、かさぶたができにくい方法をご提案します。それぞれのメリット・デメリットをわかりやすく説明した上で、ご自宅に帰ってよく考える時間を必ずつくることも、当院の特徴の一つです。保険外診療の場合は特に、コスト面や施術に関する心配など、患者さんからの質問・ご相談にもしっかりお応えします。さらには、いかにきれいに施術できるか。いかにダウンタイムを短くするかということにも力を入れています。患者さんにとっても、手術後1週間も入浴できないのはやはり苦痛ですよね。当院では翌日から入浴可能なようにしていますから、心身の負担も軽減できると思います。

今後の展望についてお聞きします。

年齢を重ねることで、これまでとは違う悩みを抱えるケースがあります。例えば、目が悪くなって従来のようなメイクアップがままならないとか、要介護となることを考えるとアンダーヘアを処理しておきたいといったご相談を受けることも増えてきました。こうした、一つ一つの切実なニーズにお応えできる方法を、常に模索し続けていきたいと考えています。薬剤や医療機器はどんどん進歩していますし、再生医療といった新しい領域も広がっています。常に新しい情報にアンテナを張り、信頼できるものが見つかれば導入し、患者さんのメリットへとつなげていきたいと思います。

読者に向けてメッセージをお願いします。

榊原維聡院長 榊原クリニック6

以前に比べ、美容についてオープンに語れる時代になってきました。当院では、皆さんの「きれいになりたい」という願いにお応えするため、日々診療に取り組んでいます。新しい治療法や薬、機器が開発され、できることの選択肢も増えていますが、ご要望をお伝えいただかないことには、道は開かれません。抱えていらっしゃる思いや願いをぜひお聞かせいただきたいと思います。皮膚トラブルは、見た目の悩みやコンプレックスにとどまらず、心や体の健康にもマイナスに作用しているかもしれません。心身ともに健康で、充実した毎日を過ごすためにも、まずは気軽にご相談にいらしてみてはいかがでしょうか。

自由診療費用の目安

自由診療とは

しみのケア(レーザー)/2万600円~、目尻の表情じわのケア(ボツリヌストキシン製剤)/2万2000円~、顔面のへこみや溝のケア(ヒアルロン酸注入剤)/7万5900円~、脱毛/6600円~(部位・範囲によって異なります)、男性型脱毛症の治療/7900円~

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