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生活習慣の見直しにつながる
負担の少ない経鼻内視鏡検査

矢野内科クリニック

(松山市/道後温泉駅)

最終更新日:2020/01/27

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地域のホームドクターとしての役割を担う「矢野内科クリニック」では、子どもから高齢者まで幅広い層の健康をサポートしている。院長を務めるのは、生活習慣病を抱える患者の生活改善まで、「人を診る」ことを大切にしている矢野哲郎先生。日本消化器病学会消化器病専門医、日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医の資格を持つ、消化器内科のスペシャリストだ。地域の医療格差を埋めるため、先進の機器を取り入れた質の高い医療をめざしており、中でも経鼻胃内視鏡検査に力を入れている。より患者に負担の少ない検査で早期発見に努めている矢野院長に、同検査のメリットや発見が期待できる疾患などを教えてもらった。(取材日2019年6月25日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Q内視鏡検査ではどのような疾患がわかりますか?
A

私が医師になって30年の間に、発見される消化器の疾患傾向は大きく変わってきました。かつて多かった胃潰瘍や十二指腸潰瘍は減りました。それはピロリ菌の除菌が進んだからだと考えられます。内視鏡検査で慢性胃炎がわかった方にピロリ菌の除菌ができるようになりました。そうすると胃の状態が整い、胃酸の分泌も盛んになる。それで最近は、胃酸を多く含む胃の内容物が食道内に逆流して起こる逆流性食道炎を患っている方が増えています。そのような患者さんは、内視鏡検査で食道の粘膜にびらんや潰瘍などの病変が見られます。また、機能性ディスペプシアといって、胃痛や胃のむかつきなど症状はあるのに、内視鏡では所見がない場合もあります。

Q検査にはつらいイメージがあるのですが……。
A

胃カメラというと、「苦しい」「つらい」というイメージがありますが、実際に検査をしてみると「これなら来年も受けてもいい」という反応がほとんどだと思います。経鼻内視鏡は、文字どおりカメラのついた細くてやわらかい胃内視鏡を鼻から挿入するものですが、その直径は小指の先ほど。一般的なボールペンよりも細いんです。口から挿入するのとは違い、喉の奥にある舌根を刺激しないので嘔吐感が少なく、ドクターと話すこともできるんですよ。それほどの細さでありながら、カメラは経口内視鏡に匹敵する高画質を実現しています。レーザー光源を使用した高画質スコープで明るく鮮明に写し出しますから、小さな病変の早期発見も期待できます。

Qどのような人が検査を受けるべきですか?
A

まず、40歳以上の方は、年に1度の検査をお勧めします。特に近親者にがんの方がいらっしゃる場合は、ほかの器官も併せてしっかり検査しておくと安心かと思います。また、意外と見落としがちなのが、食後の胃痛や胃もたれ、むかつき。少しの食事ですぐにおなかがいっぱいになったり、食べ物を飲み込んだ時に喉につかえる感じがしたりと、食事に関して不快な症状があるようなら、検査をしたほうがいいですね。健康診断でも、バリウム検査で要再検査の場合はもちろんですが、貧血が顕著に見られるのも要注意。内臓から出血している可能性がありますので、早めに検査を受けていただきたいと思います。

検診・治療START!ステップで紹介します

1問診

検査日は、来院の際に予約をする場合が多いが、朝食を食べていない場合は当日に検査をすることも可能。予約をしている場合は、前日の21時までに夕食を済ませておく。検査前には、薬のアレルギーはないか、血が止まりにくいことはないか、耳鼻科で鼻が悪いと言われたことはないかなどを確認する。

2検査の前処置

内視鏡挿入の前処置として、まず消泡剤を飲んで胃の中をきれいにした後、血管収縮薬を両方の鼻にスプレーし、鼻の粘膜の腫れや充血を抑える。そして鼻腔に局所麻酔をし、ジェル状の麻酔薬を塗ったやわらかいチューブを鼻から挿入して、内視鏡の通りをスムーズにする。この時、どちらの鼻の通りが良いかを確認する。

3内視鏡検査

細くてやわらかい内視鏡を鼻から挿入し、食道や胃、十二指腸を調べる。院長は一つ一つの動作を行う際の声かけを心がけており、不安を和らげることに注力している。全身麻酔をしていないので検査中に医師と同じモニター画像を見ながらその場で説明を受けることができる。リラックスできるように音楽を流すことも。

4検査結果を聞く

検査終了後は、診察室で検査結果の説明を受ける。経鼻内視鏡検査は全身麻酔をしないので、検査後自分で運転して帰宅できる。検査時に生検を採取した場合は後日あらためて予約の上、来院となる。より専門的な検査や治療が必要と判断した場合には、連携する医療機関が紹介される。

ドクターからのメッセージ

矢野 哲郎院長

経鼻内視鏡の技術革新は目まぐるしく、カメラはより細くなり、画質も格段に上がっています。この進化に伴って、体への負担も軽くなっていますので、患者さんにはぜひとも不安のハードルを超えて検査に来ていただきたいのです。今や経鼻内視鏡検査は胃がんや胃潰瘍などの重い疾患だけでなく、生活習慣病ともいえる逆流性食道炎の発見にも活用されていて、当院でも、検査で逆流性食道炎がわかってから、薬や生活改善を続けながら毎年検査をして、経過を診ている患者さんがたくさんいらっしゃいます。そのくらい、経鼻内視鏡検査というのはより身近に、気軽に受けられる検査となっています。少しでも不安な症状のある方はお気軽にご相談ください。

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自由診療費用の目安

自由診療とは

人間ドック/大腸内視鏡検査を含まない場合:3万5000円、大腸内視鏡検査を含む場合:4万5000円 ※経鼻内視鏡検査を自費で行う際は単体での検査はなく、人間ドックに含まれます。詳細はお問い合わせください。

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