副鼻腔炎などのつらい鼻詰まりに
根本的な解決をめざす鼻の手術
耳鼻咽喉科サージクリニック老木医院
(和泉市/和泉中央駅)
最終更新日:2024/02/20


- 保険診療
花粉症やアレルギー性鼻炎、蓄膿症とも呼ばれる慢性副鼻腔炎、鼻中隔湾曲症など、鼻水や鼻詰まりの原因はさまざまある。合併することも多く、長引いたり、繰り返したりして、重症化している人も多いようだ。呼吸がしにくくなるのはもちろん、口腔内の乾きや口臭、睡眠障害などの原因にもなり、仕事や勉強に集中できなくなるなどQOL(生活の質)低下につながることも少なくない。そんな慢性的な鼻詰まりの解消をめざしているのが、大阪府和泉市の「耳鼻咽喉科サージクリニック老木医院」の老木浩之理事長。「諦めず、患者さんと一緒に治療していくことを大切にしている」と話すとおり、多様なアプローチをそろえ、患者と密にコミュニケーションを取りながら治療に取り組むことを心がける。今回は老木理事長に詳しく話を聞いた。
(取材日2024年1月15日)
目次
長年の悩み、鼻詰まり。原因が重なり、薬の服用だけでは対処できない場合、手術で緩和をめざせることも
- Q鼻詰まりの原因にはどのようなものがあるのでしょうか?
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A
▲長年手術に携わり、手術経験が豊富な老木理事長
鼻詰まりの主な原因は、鼻粘膜の腫れや鼻の骨・軟骨の状態によるものです。多くの人は鼻水が詰まっているからだと思いがちですが、実際には粘膜の腫れや鼻の軟骨が空気の通り道をふさいでいるために起こります。風邪、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎、鼻中隔が湾曲していること、下鼻甲介の腫れなどが原因として考えられます。また、症状を改善しようと点鼻薬を使い過ぎて、かえって腫れがひどくなっているケースもあります。長年、鼻炎や副鼻腔炎の状態が続くと、鼻茸といってポリープ状のできものができ、さらに鼻の通りを悪くするといったことも起こります。これらが相互に原因となって、併発していることも多いですね。
- Qどのような治療法があるのですか?
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A
▲症状に合わせた提案を行う
症状が軽い時には、内服薬による治療を進めていきます。ですが、そもそも骨の形状に原因があるのであれば、薬では十分な成果は期待できませんし、鼻茸といったポリープができる状態になっている人は副鼻腔炎が重症化していると考えられます。そういった場合には外科手術をお勧めします。昔の慢性副鼻腔炎の手術は負担の大きいものでしたが、今は内視鏡を使用した低侵襲な手術が行われています。耳鼻咽喉科用CTやナビゲーションシステムなどのデジタル機器を用いて、リアルタイムで鼻の中の画像を見ながら手術しますので、安全性能も格段に向上しています。術後も早い回復が見込め、顔の腫れや頬のしびれなどもほとんど生じることはありません。
- Q診療で気をつけていることはありますか?
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A
▲設備も充実している
まずは、鼻詰まりの原因をきちんと見極めることが重要だと思っています。鼻詰まりの原因は複数あることも多いため、ファイバースコープで鼻の中を確認するだけでなく、嗅覚検査、CT、エックス線など慎重に検査し、患者さんに必要な治療を適切に提案するよう心がけています。また手術をすれば100%治るというものではありません。慢性副鼻腔炎の中には、好酸球性副鼻腔炎などの難治性のものもあります。再発しやすい疾患のため、手術後にも通院や内服薬を続けることが重要です。患者さんにより良い生活を送ってもらうため、改善に向かうまで決して諦めず、一緒に取り組むことを大切にしています。
- Qこちらで行っている短期滞在手術の特徴についてお聞きします。
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A
▲術後のサポートも手厚い
当院では、手術の際は1泊からの短期入院をお願いしています。術後のリスクは手術から時間がたてばたつほど下がっていくことが見込まれるものですが、逆をいえば、手術当日が最もリスクが高いということ。手術自体は日帰りでも可能なほど低侵襲ですが、安全性にこだわるのであれば、短期入院するほうが良いと考えています。また退院後には看護師が電話連絡を行うほか、医師に直接つながる電話番号もお伝えします。手術は生涯で何度も受けるものではないと思います。不安があったり、緊張したりするのは当然なこと。その上で、それを補えるだけのサポートを提供し、一人でも多くの方が安心して手術を受けられる環境をつくっていければと思います。
- Q患者さんへの接し方で大切にされていることはありますか?
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A
▲スタッフとも連携し安心して治療を受けられるような環境を提供
すべての患者さんに、心地良い時間を過ごしていただきたいと考えています。そのためにはスタッフの力が必要不可欠です。そこで当院では治療後の生活や患者さんがしたいことは何なのかを考えるグループワークなどを、スタッフ教育の一環として行っています。つい医師は医学的観点から冷静な診断を下すこともあり、それが時には厳しく映ることもあります。手術や入院説明では医師だけでなく、スタッフとお話しする時間も設けるようにし、患者さんの気持ちを温かくフォローすることにも心を配っています。知識や技術を追求するばかりでなく、患者さんと同じ立場で親身になってくれるスタッフばかりですので、お気軽にご相談いただければと思います。