関山 尚克 院長の独自取材記事
ホワイトプラザ歯科
(世田谷区/千歳船橋駅)
最終更新日:2026/01/16
世田谷区船橋5丁目の赤堤通り沿いにある「ホワイトプラザ歯科」。小さな子どもから大人、高齢者まで幅広い世代を対象とする同院は、専門性を生かした包括的な歯科診療を提供することで、口元の美しさと口の中の機能性の融合に尽力。同時に、地域の人々が総合的に、健康な口腔環境を維持できるようにと、気軽に相談しやすいアットホームな雰囲気を重視している。そんな同院で院長を務める関山尚克先生は、「歯科医師は自分にとって天職」と優しく笑顔を見せる。今回は、最近実施したというクリニックのリニューアルや、診療で取り組んでいることなどについて話を聞いた。
(取材日2025年9月3日)
より良い歯科診療の実現をめざしリニューアル
最初にクリニックを紹介していただけますか?

当院は2005年の開業以来、虫歯や歯周病の治療と予防から、小児歯科、矯正歯科、インプラント治療、入れ歯、セラミック治療、精密根管治療、歯科口腔外科などまで幅広い診療に対応する、「地域のお口のかかりつけ医」をめざしてきました。最大の特徴は、悪くなった部分だけに注目するのではなく、噛み合わせや顎の動きまで含めてお口全体を診る「包括的な歯科診療」を行っていることです。加えて、歯科治療のゴールは患者さん一人ひとりで異なるため、治療計画を立てる際には、メリットとデメリットを丁寧に説明し、押しつけではなく患者さん自身に納得していただけるゴールを一緒に設定しています。大学病院時代に培った専門性を生かし、歯周病治療とインプラント治療、さらに審美歯科を組み合わせるといった多角的なアプローチも可能です。豊富な選択肢を提案できることこそ、当院の大きな強みだと考えています。
最近、施設をリニューアルされたそうですね。
これまでは1階のワンフロアで診療していましたが、手狭になっていたことに加え2階が空いたこともあり、拡張することにしました。開業から20年がたち、設備の不具合も目立ち始め、そのままでは継続が難しくなってきていた事情もあります。計画を立て始めたのは新型コロナウイルス感染症の流行前ぐらいからですが、その後さらに地下や3階のフロアも空いたため、スタッフの休憩室や倉庫を含め、現在は4フロアすべてが当院の施設となりました。診療は1階と2階で行っており、1階はいわゆる治療フロアで、手術にも対応できる広めの個室も備えています。2階にはユニットが4台あり、そのうち2台は小児歯科専用で、壁紙もかわいらしいデザインにしました。残りの2台は、歯科衛生士によるメンテナンス専用ユニットとして活用しています。
リニューアルでこだわったところはありますか?

院内の基本的なデザインや雰囲気はあえて変えず、長く通っていただいている患者さんに「クリニックが変わってしまった」のではなく、「いつものクリニックがきれいになった」と感じてもらえるよう意識しました。これからも安心して利用していただきたいという思いからです。設備面で特にこだわったのは消毒滅菌室で、先進のオートクレーブや医療用器具洗浄機などを導入するなど、機材を大幅に充実させました。また、従来から歯科用CTはありましたが、新たに、マウスピース型装置を用いた矯正やCAD/CAM冠などに使用するデジタル口腔内スキャナーや、小児矯正の精密な診断や治療計画に役立つセファログラムも導入しました。診療方針そのものは変わりませんが、それをさらに強化し、より良い治療を提供できる体制を整えました。
一人の歯科医師が包括的に治療を担う
「包括的な歯科診療」について、もう少し詳しく教えてください。

専門性の高い治療を受けるとなると、大学病院などが代表的ですが、診療科ごとに縦割りになる傾向があります。例えば、歯の根の治療は根管治療の診療科、かぶせ物は補綴の診療科といった具合に、別々の科で治療を受けるケースも少なくありません。しかし、それではうまくいかないこともあります。実際、アメリカでは専門性が非常に高く、インプラント手術は歯科口腔外科、かぶせ物は補綴科と分かれて行います。ところが、治療後に「見た目が良くない」という問題が起きた際、補綴科の歯科医師は「インプラントの位置が悪いから仕方ない」、口腔外科の歯科医師は「かぶせ物の形が悪い」と責任を押しつけ合い、誰も解決しないという状況が起こり得るのです。そうした問題を避けるために、一人の歯科医師が包括的に治療を担う。これが、当院の診療スタイルです。
一般的な歯科医院では、包括的な治療はできないのですか?
包括的に治療できる歯科医院は多くありません。実際、根管治療がうまくいかずに「マイクロスコープのある病院で治療を受けてください」と言われて当院を受診される患者さんもいます。これは、その医院では包括的な診療が行えなかった一例といえるでしょう。当院では、歯の根に強い炎症が起こり、一般的な歯科医院では抜歯となるケースでも、歯を残したまま治療をめざせる「歯根端切除術」にも対応しています。こうした高度な専門性を生かし、最終的なかぶせ物まで一人の歯科医師が責任を持って診療します。簡単な治療は誰が行っても問題ありませんが、難易度の高い治療は専門的な技術がなければ長持ちしません。当院では、そのような難しいケースにも対応できる体制を整えています。
小児歯科にも力を入れていると伺いました。

小児歯科には、専門の歯科医師が2人在籍しています。一人は大学病院から来ている男性の歯科医師で、もう一人は日本小児歯科学会小児歯科専門医である女性の歯科医師です。いずれも高度な専門性を持ち、小児歯科治療を提供していることが当院の強みです。また、近年ニーズが高まっているのが小児矯正です。当院では、口の周囲の筋肉をバランス良く鍛えるための「口腔筋機能療法(MFT)」、歯が並ぶスペースを確保するために顎の骨を広げる「床矯正」、筋肉を鍛えるためにマウスピース型装置を用いる方法などを取り入れています。小児歯科と矯正、それぞれが専門の歯科医師が連携し、お子さん一人ひとりに最適な治療方法を提案できるよう努めています。
天然歯を守るため高い精度で患者に寄り添う
ほかに、大切にされていることはありますか?

当院がこだわっているのは、「患者さんの要望に対して、それ以上の成果を生み出してくれる一流の歯科技工所」とだけお付き合いすることです。ただ型に合わせて技工物を作るのではなく、「咬合や適合など、この基準以下の技工物は作らない」という当院の求める精度に共感し、患者さん一人ひとりに合わせて細部まで工夫してくれる歯科技工士の方々です。型を採った際に、ミクロン単位でも誤差があればすぐに見抜かれるため、常に真剣勝負になります。精巧な技工物を仕上げるだけでなく、患者さんの本来の悩みにまで寄り添い、納得できるものを提供してくれる。そんな人間的にも尊敬できる歯科技工士の方々に支えられています。
先生は、歯科医師を天職と感じているそうですね。
開業前、なかなか理想の物件に巡り合えず悩んでいた時、開業コンサルタントから連絡があり、千歳船橋駅で待ち合わせをしました。実はこの辺りは私の地元で、案内してもらう車はどんどん私の実家に近づいていきます。そしてたどり着いたのは、なんと実家から徒歩3分ほどの場所。しかも、紹介された物件は私が長年通っていた美容室の跡地でした。通い慣れた美容室が閉店したのは少し残念でしたが、生まれ育った町で開業できることに強い縁を感じ、迷わずこの場所に決めました。それに、私は技術を磨き、研究することが何より楽しく、やりがいを感じています。基本に忠実に精密な治療を行った結果、患者さんの表情がぱっと明るくなれば、それは適切な対応が実証される喜びそのものです。
最後に読者へのメッセージをお願いします。

まずは、定期検診などで歯周病のチェックを受けてほしいと思います。歯周病は、成人の約8割がかかっているともいわれますが、虫歯とは異なり痛みがほとんどないため、気づいた時には手遅れで、抜歯になるケースも少なくありません。それに、いくら優れた歯の治療を受けても土台となる歯肉や歯槽骨が、歯周病によって損なわれてしまえば意味がありませんし、天然歯はかけがえのない大切な財産です。その大切な歯を一本でも多く守るため、口の中に何かの症状や問題があるときには、まずは気軽にご相談ください。当院では、スタッフ全員が高い専門性を生かしながら、患者さんがより質の高い人生を送れるよう、誠意をもってサポートしていきます。
自由診療費用の目安
自由診療とはセラミッククラウン/7万7000円~、インプラント治療/46万2000円~、マウスピース型装置を用いた矯正/33万~66万円、MFT/3300円~、床矯正/33万円~、口腔筋を鍛えるためのマウスピース型装置/11万3300円、根管治療(自由診療)/3万3000円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

