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阪本 康夫 院長の独自取材記事

阪本胃腸・外科クリニック

(豊中市/千里中央駅)

最終更新日:2020/04/01

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北大阪急行の千里中央駅南出口より徒歩2分、大阪モノレール線千里中央駅に隣接したビルの3階にある「阪本胃腸・外科クリニック」は2000年に開業した、大腸・胃・乳腺の検査と治療が専門のクリニックだ。院長の阪本康夫(さかもと・やすお)先生は、大阪大学微生物病研究所附属病院外科や蒼龍会井上病院などで長年がん診療を行ってきた経験を持ち、開業した現在も、消化器と乳腺疾患で多くの検査を実施する一方、胃腸の痛みや不調などについて、検査で異常が見つからない場合でも、患者の訴えに耳を傾け、診療時に話をじっくりと聞いてその原因や背景を探ることに力を注いでいるという阪本院長に、現在の診療や検査状況や、今後についてじっくりと話を聞いた。
(取材日2018年3月20日)

がん専門病院で培った豊富な検査・治療経験を生かす

長くがん検査・治療に携わってきたと伺いました。

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山口大学卒業後に大阪大学に進み、勤務した微研病院(大阪大学微生物病研究所附属病院)は、当時の北摂地域のがん治療の中枢を担っていました。外科手術だけでなく、手術、抗がん剤による化学療法、終末期医療まで含めてチーム医療を行う、当時あまり例のないがん専門病院でしたね。また外科にもかかわらず、がんの集団検診にも取り組むユニークな病院でした。僕は消化器外科の医師でしたが、がん検診にも取り組み、胃腸乳腺の検査技術を徹底的に修得しました。ところが、阪大病院の吹田キャンパスへの移転に伴い、微研病院の閉院と所属科が乳腺外科として再編されることになり、専門である消化器がん診療を続けるため、蒼龍会井上病院に移りました。

この地域で開業された理由を教えてください。

一般的なかかりつけ医ではなく、僕が得意とする、消化器や乳腺の検査や治療に特化したクリニックにしようと考えました。患者さんの利便性を考え、これまで勤務してきたなじみ深い北摂地域の要所である千里中央で開業に至った次第です。当院では一般内科を診療していませんが、近隣の医院との連携も多く、よい関係が構築できています。

どういう患者さんが多く来られていますか?

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北摂地域の方を中心に、他院や人間ドックからの紹介やクチコミの患者さんが大半です。最近はインターネットで知って来院される方も増えてきました。一般内科で治療を受けても症状が良くならない方が専門家の受診を希望されて受診することも多くなりました。当院は検査はすべて予約制で、がん検診や他院などで精密検査が必要とされた方は電話での検査予約をしていただいておりますが、一般的には一度受診をしていただいて検査の必要性なども含め判断しています。診察は予約制ではなく、受付制ですので、症状がある人はまず受診していただければと思います。

一人ひとりにしっかりと時間をかける内視鏡検査

こちらのクリニックでの内視鏡検査の特色は?

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一人ひとりの患者さんにしっかりと時間をかけ検査することが、僕のポリシーです。一般的な胃内視鏡検査は1人5~6分程度ですし、健診センターでは3分ほどのところもあるようです。当院では10分前後かけ、すべての受診者の方に色素内視鏡や狭帯域光観察(NBI)など詳しい検査も含めてじっくりと質の高い検査を行うことを目標としています。当院では画質にこだわり、経口内視鏡を使用し、ほとんどの方に静脈麻酔による鎮静(セデーション)を実施しています。これにより内視鏡による嘔吐反射が少なくなり、患者さんの負担が減少しますし、検査する側にとっても、患者さんの苦痛を懸念することなく丁寧な検査ができるというメリットがあります。内視鏡検査は患者さんにとって、生涯一回きりのものではありません。検査がつらいと今後の検査を受けづらい、二度と受けたくないという気持ちにさせてしまうので、できる限り楽に受けられるよう心がけています。

乳腺疾患の診療も多くされているそうですね。

当院では、マンモグラフィ検査、エコー検査など乳腺検査も多数行っていて、マンモグラフィ検査はすべて女性技師が担当します。微研病院では、大阪府下の市町村に出向き、体育館や保健所に受診希望者を集めて集団検診をしていたんです。その結果、乳腺疾患の患者さんが圧倒的に多くなり、消化器を担当している医師を含め全員体制で、乳腺診療を行っていました。おかげで消化器を専門とする僕も、乳腺疾患の診療技術を身につけることができましたから、開業するにあたって消化器と乳腺、どちらも診療の中心に据えることができました。

日帰りの大腸ポリープ切除術も対応されています。

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当院では大腸ポリープ切除を日帰り手術で行うことができます。大腸内視鏡検査、特に日帰りポリープ切除を実施しているクリニックはあまり多くないかと思われます。当院は大腸ポリープ手術に対応していますが、時には切除後に出血する可能性があります。そのため、緊急連絡先を患者さんに伝え、24時間連絡が取れる状態にしています。また、大腸の検査では下剤の摂取など前日からの準備があり、疑問や質問にお答えするためにも、電話は朝9時から夜の診療が終わるまでつながるようにしています。ポリープ切除後の出血の際は、病院などに依頼するのではなく、僕自身が緊急内視鏡検査で止血にあたります。出血すると患者さんはとても不安になっておられますので緊急時に24時間対応することで、患者さんに感謝され、励みになっています。

消化器の不調「話を聞く」ことも医師の重要な役割

ところで、医師の道を志したきっかけは何ですか?

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僕は奈良県吉野郡東吉野村の出身で、自然いっぱいの山の中で育ちました。小さい頃は、野山を走り回って、虫を追いかけたり、川で魚を取ったり、毎日ずっと遊び、勉強はあまりしていなくて、今の子どもたちのような塾通いの生活とはほど遠い毎日でしたよ(笑)。高校生の頃、伯父が末期胃がんになり、阪大微生物病院研究所の奥野良臣先生にがんワクチンでお世話になりました。伯父は助からなかったのですが、その時に医師という職業に尊敬の念が湧きました。大学卒業時に消化器外科を志望したのは、がんを治せる医療に携わりたかったからです。

患者さんと接する際に心がけていることはありますか?

説明をする際、不安な気持ちを少しでも和らげるよう心がけています。「先生と話すと安心する」「こんなにゆっくり話を聞いてもらったのは初めて」と言われることもあります。診察時間が延びて、待ち時間が長くなってしまい申し訳なく感じています……。最近、患者さんから、「先生、体は大丈夫?」「昼ごはんはまだですか」と僕自身の健康を案じていただくことが増えてきたんです。休憩も昼食もなしで2時過ぎまで診療しますので、その様子を見て、心配されているようなんです(笑)。ありがたくもあり、患者さんとの信頼関係ができてきたのかなとうれしくもあります。

今後、どのように診療を続けていきたいですか?

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すべての医師に言えることですが、特に消化器の医師は「話を聞く」こと、つまり真摯に耳を傾けることが大切です。胃の不調は、内臓そのものが悪いとは限らない。悩みやストレスが背景にある場合は、じっくり話を聞くことで気持ちがすっきりする患者さんがいます。胃の内視鏡検査を受けた方のうち、がんや潰瘍が見つかる方は全体から見れば一部に過ぎず、多くの方は異常がないのに胃の不調を抱えています。病院では、検査で異常がなければ診療は終わりとなりがちです。開業医である僕は、そのような患者さんを受け入れ、治療にあたるなど、こまやかな対応を今後も続けていきたいと考えています。開業時に「この病気ならここが信頼できる」という、老舗のような安心感のある「ブランド」になりたいと思いました。治してもらいたい、早期発見してもらいたいという思いで頼ってきてくださっている患者さんの期待に少しでも応えていきたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

・人間ドック/3万5600円(税込)
・豊中市国保加入者人間ドック/自己負担1万3800円(豊中市より補助あり)
・大阪府後期高齢者人間ドック/自己負担約1万2000円(2万6000円上限の補助制度利用した場合)
〇乳がん検診
・個人検診 マンモグラフィ/5500円(税込)
・個人検診 乳腺超音波(エコー)検査/5500円(税込)
・豊中市乳がん検診(豊中市民対象)/自己負担500円
・箕面市乳がん検診(箕面市民対象)/無料

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