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阪本 康夫 院長の独自取材記事

阪本胃腸・外科クリニック

(豊中市/千里中央駅)

最終更新日:2026/07/09

阪本康夫院長 阪本胃腸・外科クリニック main

千里中央駅から程近いビル3階という交通至便な場所にある「阪本胃腸・外科クリニック」。消化器と乳腺の検査・治療に特化したクリニックで、2000年に開業してから今日まで、質の高い地域医療を提供するため、近隣の医院や病院とのスムーズな連携体制を構築してきた。院長の阪本康夫(さかもと・やすお)先生は、大阪大学微生物病研究所附属病院外科や蒼龍会井上病院などで長年がん診療を行ってきたベテランドクター。同院では、消化器と乳腺疾患の検査に注力し、胃腸の不調があるのに検査で異常が見つからない場合でも、患者の訴えを傾聴し、その原因や背景を探り問題解決に努めている。そんな阪本院長に、現在の診療や検査の状況、めざす医療の姿についてじっくりと話を聞いた。

(取材日2026年4月30日)

精密な検査と親身な診療で、消化器・乳腺疾患に対応

先生が医師を志したきっかけや、これまでのご経歴について伺います。

阪本康夫院長 阪本胃腸・外科クリニック1

私は奈良県吉野郡の出身で、小さい頃は野山を走り回り、自然いっぱいの山の中で育ちました。高校生の頃、叔父が大病を患い、その時に世話になった医師に尊敬の念を抱いたことがきっかけとなり、医師をめざすようになりました。大学卒業後に勤務したのは、大阪大学微生物病研究所附属病院の外科でした。当時、北摂地域のがん治療の中枢的な役割を担っていた病院で、外科手術や検査など、さまざまながん診療に取り組みました。ところが、大阪大学の吹田キャンパスへの移転に伴って大阪大学微生物病研究所附属病院が閉院となり、所属していた外科が乳腺外科の単科として再編されることに。私は自分の専門である消化器がんの診療を続けるため、蒼龍会井上病院に移り、外科医長や副院長を務めながら消化器がん診療を続けました。その後、2000年に当院を開業しました。

この地域で開業された理由は何だったのでしょう。

開業にあたっては、一般的なかかりつけ医ではなく、私が得意とする、消化器や乳腺の検査や治療に特化したクリニックにしたかったのです。患者さんの利便性を考え、これまで勤務してきたなじみ深い北摂地域の要所である千里中央を開業の地に選びました。当院では内科を標榜していませんが、近隣の医院との連携も多く、良い関係が構築できています。

クリニックの特徴を教えてください。

阪本康夫院長 阪本胃腸・外科クリニック2

勤務医時代に培った検査技術を生かし、現在も内視鏡検査やエコー検査、乳腺の検査など幅広く対応しています。胃・大腸の内視鏡検査では、鎮静剤を使用して負担を抑えた検査にも対応しており、多くの方に受診して頂いております。検査だけでなく、日帰りでの大腸ポリープ切除も可能で、検査後や施術後のフォロー体制も含め、安心して受けていただける環境づくりを大切にしています。検査機器についても上位機種を積極的に導入し、病院と同等レベルの検査・診療を提供することをめざしています。

一人ひとりにしっかりと時間をかける内視鏡検査

どのような患者さんが多く来られていますか?

阪本康夫院長 阪本胃腸・外科クリニック3

患者層としては、北摂地域の方を中心に、他院からの紹介や人間ドックで異常を指摘された方、クチコミで来院される方が大半です。最近ではインターネットをきっかけに受診される方や、一般内科で症状が改善せず専門的な診療を希望される方も増えています。私の専門である消化器に関する受診は、クリニック全体の7~8割ほどでしょうか。最近は特に潰瘍性大腸炎の患者さんが多く受診されています。潰瘍性大腸炎は、血便や下痢など、最初のうちはごく一般的な軽い症状ですが、放置すると重症化するケースもあるので、下痢や血便が続いている場合は、専門の医療機関を受診してください。潰瘍性大腸炎に限りませんが、適切な治療を行うには診療経験が豊富な専門家に診てもらうことが大切です。内視鏡検査は予約制ですが、まずは受付をして受診していただき、診療を行って検査の必要性を判断しています。

こちらのクリニックで提供している内視鏡検査の特色は?

一人ひとりの患者さんにしっかりと時間をかけて検査をすること。これが私のポリシーです。一般的な胃内視鏡検査は1人5~6分程度とされていますが、当院では10分前後かけ、色素内視鏡や狭帯域光観察など詳しい検査も含めてじっくりと質の高い検査を行っています。また、画質へのこだわりから経口内視鏡を使用し、ほとんどのケースで静脈麻酔による鎮静を行っています。鎮静剤を使った検査は、検査時の嘔吐反射が抑えられ、患者さんの負担が少なくなるのはもちろん、検査する側にとっても患者さんの苦痛を気にすることなく丁寧な検査ができるというメリットがあります。内視鏡検査は患者さんにとって生涯一回きりのものではありません。検査がつらいと、二度と受けたくないという気持ちにさせてしまうので、できる限り楽に受けられるよう心がけています。当院では、人間ドックでも鎮静剤を使った内視鏡検査に対応し、定期的な受診につなげています。

内視鏡検査や大腸ポリープ切除術でのフォロー体制について詳しくお聞かせください。

阪本康夫院長 阪本胃腸・外科クリニック4

大腸の検査では下剤の摂取など前日からの準備があり、疑問や質問にお答えするためにも、電話は朝9時から夜の診療が終わるまでつながるようにしています。大腸ポリープ手術については、切除後に出血する可能性があるため、緊急連絡先を患者さんに伝え、24時間連絡が取れる状態にしています。万が一、ポリープ切除後に出血があった場合は、病院に依頼するのではなく、私自身が緊急内視鏡検査で止血にあたります。出血すると患者さんはとても不安になられると思いますで、緊急時には24時間対応することで、患者さんの安心につなげたいと考えています。

消化器の不調は患者の話を聞くことも医師の重要な役割

乳腺疾患の診療も多くされているそうですね。

阪本康夫院長 阪本胃腸・外科クリニック5

当院では、マンモグラフィ検査やエコー検査など、乳腺に関する各種検査を多数実施しており、マンモグラフィ検査はすべて女性の診療放射線技師が担当しています。乳腺疾患を扱うようになった背景には、以前勤務していた大阪大学微生物病研究所附属病院での経験が大きく影響しています。同院では、がん診療以外に、消化器がんや乳がんの集団検診にも力を入れており、私も市町村の体育館や保健所などで実施される検診にも携わってきました。当時は予想以上に乳腺疾患の患者さんが多く、消化器を専門とする医師を含め、医師全員で乳腺診療にあたっていました。その経験を通して、私自身も乳腺疾患の検査・診療技術を身につけることができ、現在では消化器と乳腺の両分野を診療の柱としています。

患者さんと接する際に心がけていることはありますか?

診察にはしっかりと時間をかけて、一人ひとりの患者さんの話に真摯に耳を傾けることを心がけています。例えば、胃が痛い、食欲がない、といったよくある胃腸の症状の場合でも、皆が皆、消化器などの内臓が原因とは限りません。不調の原因が不安感やストレスからきているケースでは、お話をすることで楽になることもあり得ますからね。その分診察時間が延びて、待ち時間が長くなってしまうこともあるのですが、病気を推察する上でも、患者さんとの対話は重要です。「先生と話すと安心する」と言っていただけるなら、医師冥利に尽きますね。ただ最近、患者さんから、「先生、体は大丈夫?」「昼ごはんはまだですか」と私自身の健康を案じていただくことが増えてきたんです。休憩も昼食もなしで2時過ぎまで診療しているので、その様子を見て心配されているようなんです(笑)。ありがたくもあり、患者さんとの信頼関係ができてきたのかなとうれしくもあります。

今後、どのように診療を続けていきたいですか?

阪本康夫院長 阪本胃腸・外科クリニック6

すべての医師に言えることですが、特に消化器の医師は「話を聞くこと」、つまり患者さんの声に真摯に耳を傾ける姿勢が大切です。胃の内視鏡検査を受けた方の中で、がんや潰瘍が見つかる方は全体から見れば一部に過ぎず、多くの方は異常がないまま不調を抱えています。大きな病院では、検査で異常がなければ診療がそこで終わってしまうことも少なくありません。しかし私は、開業医として今後もそのような患者さんを受け入れ、親身に寄り添いながら、こまやかな対応を続けていきたいと思っています。当院は大規模病院と比べてアクセスしやすく、スピード感を持って検査や治療を進められる点が強みです。症状が気になる方や、検査で異常を指摘された方は、ぜひ一度ご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

・人間ドック/3万7500円(税込)
・豊中市の助成による人間ドック/5万円(税込)
【豊中市国民健康保険加入者 窓口負担1万5000円(税込)】
・大阪府の助成による人間ドック
(後期高齢者医療制度に加入している方向け)/4万円(税込)
【大阪府後期高齢者医療制度加入者 上限つきの助成制度あり】

○乳がん検診
・個人検診 マンモグラフィ/5500円(税込)
・個人検診 乳腺超音波(エコー)検査/5500円(税込)
豊中市乳がん検診(該当者)/公費負担により無料
箕面市乳がん検診(該当者)/公費負担により無料