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原 修二 院長の独自取材記事

原クリニック

(あま市/七宝駅)

最終更新日:2023/07/07

原修二院長 原クリニック main

あま市にある七宝駅から北へ車で約5分、森が丘公園の近くに位置する「原クリニック」。院長の原修二先生は、循環器科における心臓血管外科を専門とし、その長い臨床経験を生かして新生児から高齢者までの診療に日々あたっている。小児のかかりつけ医として、また高血圧や糖尿病といった生活習慣病への対応に配慮して診療を行う医師だ。「一生懸命に心を尽くして治療にあたることが何よりも大切なこと」と原院長は話す。また学生時代は学問だけでなく、部活動で全国大会などに出場するなど文武両道。何に対しても懸命に取り組む原院長に、今回は患者の健康を守るその熱い気持ちについて話を聞いた。

(取材日2017年5月6日)

心臓血管外科での臨床経験を、地域の診療に役立てる

先生のご経歴と専門分野をお聞かせください。

原修二院長 原クリニック1

岐阜大学医学部を卒業後、中京病院にて研修を行い、その後、名古屋大学医学部胸部外科学教室へ入局。1984年から東京女子医科大学日本心臓血圧研究所で、循環器を主とする分野について学びました。循環器科は、主に心臓病や血管の病気を専門とします。この頃は私にとって、勤務というより修練の時期であったと言っても過言ではなく、自分の技術を向上させるために厳しい生活。患者さまの診察に加えて、専門分野の研究と勉強を続けていました。1994年に大垣市民病院胸部外科医長を務め、5年後に当クリニックを開院。当クリニックでは長年の臨床経験を生かし、循環器科、内科、小児科を専門として診療にあたっています。

小児から高齢者まで幅広い年齢層の方が来院されるのですね。

心臓血管外科の分野では、先天性心疾患の患者さまもたくさんいらっしゃいます。そうした理由から、これまでも小児の患者さまの診療も多く経験しており、小児科も専門分野としています。開院当初は約9割が小児の患者さまでした。お母さん方からクチコミで広がり、たくさんの子どもたちに来ていただきました。今でも、風邪の症状で来院される方や定期予防接種の患者さま、高血圧症や糖尿病などの生活習慣病で来院される高齢者の方まで、幅広い年齢層の患者さまがいらっしゃいます。

開院にこの地域を選んだのは、どのような理由からでしょうか。

私は甚目寺観音の近くで生まれ育ちました。当院の場所からは自転車で20分ほどの距離でしたから、この地域は幼少の時代にはよく遊びに来ていた場所なのです。当時はもっと田舎で、朝早くからカブトムシを捕りに来ていた思い出があります。開院を決意した時、ふるさとであるこの地域で診療をしていきたいと思いました。クリニックには、私の両親の友人やその家族の方、私自身の友人が来院され、昔話をすることもあります。

先生が医師を志したきっかけは、どのようなことでしたか?

原修二院長 原クリニック2

私が中学生の頃ですが、その頃家族が胃の病を患ったのです。当時はその病気を治す薬がなく、手術をすることになりました。腹腔鏡手術の技術もない時代ですから、全身麻酔で開腹手術が行われたのですが、それが私にとって外科手術の凄さを身近に感じる初めての出来事でしたね。外科医は凄いなと感心しました。病気の人が元気を取り戻すための手術ができるわけですから、医師というのは素晴らしい仕事だなと思いました。それから、医師をめざすようになったことを覚えています。

治療に心と技術を注ぎ、「一生懸命」を尽くす

先生の診療方針についてお聞かせください。

原修二院長 原クリニック3

「患者さまに満足していただく」。それに尽きるのではないでしょうか。例えば、食事に行った店でおいしい食事をして満足したら、またその店に通いたいと思うのと同じように、プロフェッショナルは、その仕事を通じて相手に満足していただくことを一番大切に考えるべきだと思っています。医師もプロです。患者さまに満足していただくためには、「一生懸命」の精神が必要です。患者さまに対して、医師である私の心と、これまで磨いてきた自分の技術を尽くして治療にあたるのです。「一生懸命」に取り組んでいるかどうかは、自分自身が一番よくわかることですから、嘘はつけません。だからこそ、患者さまにも医師の熱意が伝わるのだと思っています。心と技術を尽くして患者さまのことを考えて診療する。それが基本だと考えて取り組んでいます。

医師として、これまでに印象に残る出来事はありますか?

たくさんありますが、思い出されるのは私が東京女子医科大学にいた頃、弁膜症の手術を行った女性の患者さまのことです。術後経過は順調だったのですが、手術の傷口の回復が良くなく、胸骨が化膿したため入院が何ヵ月にも長引いてしまったのです。チームで医療を担当するわけですが、その中でも20代で一番若かった私が、その方から感情的になって怒りをぶつけられました。医師としてできる限りのことをしている中、患者さまの苛立ちをただ受け止めるしかなく、どうすることもできないもどかしさから、私もつらかったことを覚えています。

論文や研究資料を読む時間を大切にしていらっしゃるそうですね。

原修二院長 原クリニック4

スポーツをすることが趣味ですが、勉強するのも趣味の1つです。2、3分の時間があると机の横に置いた論文を読んだり、かばんの中に入れておいた医学雑誌や論文を読んだりしています。何か疑問に思うことがあると、それについて知りたくなるんです。患者さまから質問を受けた場合、自分の知識不足で「わからない」と返答するのは、私自身は恥ずかしいです。同じ「わからない」と返答するのであっても、「それは今の医療の研究ではまだわかっていない部分なんですよ」と伝えることとは大きな違いがあります。しっかりした知識を持っていることは、自分の自信も高めることができますし、患者さまにも真実を伝えることができます。そうした理由から、論文や医学雑誌などを読んで知識を深める時間を大切にしています。

患者の健康を考え、主治医としての気づきを伝える

クリニックのスタッフとの連携についてお話しください。

原修二院長 原クリニック5

スタッフにはいつも感謝しています。開院した当初、行き先もわからない真っ暗な大海原に向かって漕ぎ出した1艘の船だという例え話をスタッフにしたことがあります。私が船頭になって、みんなと乗り合わせた小さな木の船は、どこに行くかわからない不安もあるが期待もいっぱいだと。何かあった時に頼るのはスタッフだし、喜び合うのもスタッフだよねと言ったのです。今もお互いが信頼し合える関係であると感じています。

生活習慣病の治療に対しても、丁寧な説明を行っているとお聞きしました。

生活習慣病の最終的な疾患は、臓器障害です。心筋梗塞、脳梗塞、腎臓病や認知症、骨粗しょう症などあらゆる疾病へとつながっています。例えば糖尿病の場合ですと、過食・運動不足による肥満がきっかけとなり、10年、15年たつ間に徐々に動脈硬化が進行していきます。その間、痛みなどの症状はないため、服用していた薬も中断してしまうことがよくあります。ですが、血圧の不良などにより臓器障害につながるということを伝えております。私は、研究活動にも精力的に取り組み、高血圧症や糖尿病において、脳心血管病を発症するメカニズムを追求してまいりました。その結果、臓器障害やがんの発症進展には共通基盤があり、免疫細胞の働きが重要であることがわかってきました。運動習慣と野菜・果物・魚・豆類を多く摂取する食生活と明るく楽しい気持ちで規則正しい生活をすることにより、免疫力が向上し健康長寿になっていきます。

いつも何にでも一生懸命に取り組まれているんですね。

原修二院長 原クリニック6

学生時代からそれは変わりません。中学時代は卓球部で全国大会に出場、大学のテニス部ではインターカレッジに出場したりとスポーツにも取り組んでいました。現在はゴルフを楽しんでいます。クラブ対抗の選手に選ばれてゴルフの試合をすることもあります。クラブ代表ですから、アマチュアとはいえプレッシャーの中、懸命にプレーをするわけです。何にでも「一生懸命」になりますね。一生懸命やっているうちに楽しくなりますので。患者さまに対しても、「一生懸命」。誠実に接していきたいと思います。また、私自身が健康で長く診療を続けていくことも大切ですよね。これからも、患者さまの訴えを静かによく聞き、質問に丁寧に答え、最適な治療を一緒に考えていきたいと思っています。

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