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石田 清 院長、永田 秀昭 副院長の独自取材記事

石田レディースクリニック

(福津市/千鳥駅)

最終更新日:2024/06/05

石田清院長、永田秀昭副院長 石田レディースクリニック main

福津市有弥の里にある「石田レディースクリニック」。院長の石田清先生と副院長の永田秀昭先生は「患者に誠実であること」「十分に説明した上で治療を行うこと」という2つの診療理念のもと、総勢約20人のスタッフとともに地域の周産期医療を担う。「出産は赤ちゃんに注目が行きがちだが、主役はあくまでお母さん」と優しく語る院長。ピンクを基調とした清潔な院内はホッと安心できる空間が広がり、今日も新しい尊い命が誕生していた。デリケートな妊娠期の体と少しの心の変化にも気づけるように、対面での診察を非常に大事にしている同院。助産師や看護師を中心に母体の産前産後ケアに注力し、身体的・精神的に寄り添ってくれる悩める女性たちの強い味方だ。今回は石田院長と永田副院長に、分娩のことや、周産期に対する考えを聞くことができた。

(取材日2023年1月17日)

予約アプリの導入で通院しやすいシステムづくりに注力

お2人が産婦人科医をめざされたきっかけを教えてください。

石田清院長、永田秀昭副院長 石田レディースクリニック1

【石田院長】叔父が脳外科の医師をしていたり家族が学校の教師だったり周りに師業が多く、なじみがあったのがきっかけです。高校時代に理系か文系かで進路を考える上で理系へ進み、自然と医師の世界へ入りました。当時は医学部への進学がトレンドのような時代でもあったので、同じように医師になった同級生も結構いるんですよ。産婦人科は内科・外科的な両面を持ち合わせており、幅広い診療ができると考えて選びました。
【永田副院長】学生時代の研究グループにいらっしゃった産婦人科医に憧れて、この道に進みました。下川先生の決しておごらず医療に真摯に取り組む姿勢を見て、自分自身もそんなドクターになりたいと。医学部は卒業後の専門への進路を教授が導いてくれることも多く、私もそういったきっかけで産婦人科医をめざしました。

診療内容や患者層について教えていただけますか?

【石田院長】当院は妊娠から出産のトータルサポートをメインとしたレディースクリニックです。現在は患者さんの約6、7割がお産で、あとは不妊治療や婦人科関係でも通院いただいています。婦人科関係での主訴は月経困難症や生理不順、そして閉経前後で更年期障害でお困りの患者さんが多いです。患者層もかなり幅広く、出産に限っても妊婦さんは10代から40代までと最近はずいぶん多様化してきていますね。

予約はアプリでも可能だそうですね。

石田清院長、永田秀昭副院長 石田レディースクリニック2

【石田院長】私が少し体調を崩してしまった時期があり、ちょうど新型コロナウイルス感染症がはやった時期と重なったんです。それで患者数を把握して調整したり、待ち時間を減らしたりできるということで予約アプリを導入しました。患者さんの中にもご自身の体調のバロメーターをアプリで管理なさっている方も多い印象なので、抵抗なく予約していただけているのではと思っております。感染症に対する法律やルールが変わる中、患者さんができるだけ通いやすい仕組みづくりを取り入れていきたいですね。

産前産後ケアを徹底し、デリケートな妊産婦をサポート

分娩について教えてください。

石田清院長、永田秀昭副院長 石田レディースクリニック3

【石田院長】基本的には自然分娩を取り入れていて、医療介入を行わず自然の流れに沿ったかたちで分娩を行っています。また、陣痛を和らげるために麻酔などを用いて出産する和痛分娩も、患者さんの希望や状態により選択できるようにしています。
【永田副院長】和痛分娩は使用する麻酔薬の濃度がかなり薄いので、まったく痛みを感じないというわけではありません。ある程度は陣痛や出産時の痛みを伴いながら、ご自身の力でいきむこともできますので、自然分娩に近いお産ができるといわれています。おなかがある程度張るのはわかるけれど、不快に感じないくらいのところで出産できるのが理想ですね。和痛分娩の最大のメリットは、出産に対して過度な恐怖心や不安感を抱いている妊婦さんも、痛みの緩和を図ることで多くの場合心身ともにリラックスでき、お産がスムーズに進むことです。最近は和痛分娩を望まれる妊婦さんも増えてきていますね。

力を入れている診療はどのようなことですか?

【永田副院長】妊娠から出産までの基本的な診療はもちろんですが、産前産後ケアに特に注力しております。助産師や看護師を中心に個別カウンセリングや電話などで話を聞いたり、公認心理士が精神的に不安定になっている産後の方のサポートを行っています。
【石田院長】出産して終わりではなく、小児科を紹介したり必要であれば産後サポートを行ったりするようにしています。これは気になる産婦さんを特別扱いしているというわけではありません。何事もなく普通に出産して、退院して、生まれてきた赤ちゃんにも普通に接してもらうことがベストだと思っているんです。それで当院の電話番号もサンゴハレバレと読める、35ー8080としているんですよ。

患者さんと接する上で大切にしていることを教えてください。

石田清院長、永田秀昭副院長 石田レディースクリニック4

【石田院長】診療を行っていく上で、患者さんのちょっとした変化などは注意深く見ています。妊娠期の女性は、精神的にも肉体的にも非常にデリケート。ご家族の方と一緒に、当院も献身的なサポートを行っていけたらと考えております。そういったことを鑑みると、最近よく聞くようになったオンライン診療は、産婦人科においては少し難しい気もしますね。定期的な妊婦健診を対面で行うことによって、妊婦さん自身の体と心の変化に気づいてあげられるように常時心がけています。

固定概念にとらわれず自身のタイミングで妊娠・出産を

開業当時と現在とで、お産に対する患者さんの考え方の変化を感じますか。

石田清院長、永田秀昭副院長 石田レディースクリニック5

【石田院長】お産にもトレンドがある気がしています。開業当時は妊婦さん同士でグループをつくってマタニティービクスや産前教室など積極的に参加される方が多かったです。一方で最近は新型コロナウイルス感染症流行も助長したのか、個々で通院されて出産というケースが多いですね。これは社会的な問題でもありますが、時間や気持ちに余裕がある方とそうでない方の格差が明確になってきている気がします。女性が平等に、誰もがご自身の望むスタイルで妊娠生活や産後が送れる世の中になってほしいと願います。

これから妊娠を考える女性たちに、どのようなアドバイスをされますか。

【石田院長】近年は「健康体で妊娠すること」が合併症の防止につながり、生まれてくる赤ちゃんにも問題が起きにくいという考えになりつつあります。ですので妊娠する前のタイミングから、健康体を意識して生活していくといいのかなと思います。そういったことを、性教育を含めて幼少期から教育していくといいですよね。また、今は女性の社会進出も増え出産のタイミングに悩まれる方も多いのですが、あまり固定概念にとらわれすぎずにご自身に合った適齢期で出産・育児をしていけたらいいのかなという気はしますね。

最後に、現在妊娠中の方や読者に向けたメッセージをお願いします。

石田清院長、永田秀昭副院長 石田レディースクリニック6

【永田副院長】当院は産科・婦人科として妊娠から出産、そして女性の生涯にわたる健康全般をサポートしています。不安なことなどございましたら、どうぞご相談ください。すべての女性が安心して通えるクリニックをめざしてこれからもまい進していきます。
【石田院長】これから生まれてくる赤ちゃんたちは日本の未来です。そんな子どもたちが将来明るく生きれるように、国全体を盛り上げていくのがわれわれの担う役目なのだと思います。子どもたちの健やかな成長を社会全体で見守っていきたいですね。

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