全国のドクター8,884人の想いを取材
クリニック・病院 161,496件の情報を掲載(2020年1月19日現在)

  1. TOP
  2. 東京都
  3. 世田谷区
  4. 下北沢駅
  5. 依田レディスクリニック
  6. 依田和彦 院長

依田和彦 院長の独自取材記事

依田レディスクリニック

(世田谷区/下北沢駅)

最終更新日:2019/08/28

13007 df 1 main 1414480043

若者の街として知られる下北沢。鉄道の複線化をはじめ、街そのものが生まれ変わろうとしている。下北沢駅の西口を出てすぐのビル2階に掲げられ、駅のホームからも見ることができる赤と青のラインが印象的な『依田レディスクリニック・よだ眼科クリニック』の看板は、1981年の開業以来、街を行き交う人々を見守り続ける。「若い女性だけではなく、更年期を越え、老年期を迎えた女性まで、女性の生涯にわたり健康を見守り続けたい」と語る「依田レディスクリニック」院長を務める依田和彦先生と、今は頼もしいパートナーとして、父である院長とともに診察にあたる樋田(とよだ)綾子副院長に、女性がいつまでも元気に明るく過ごすためのヒントを教えてもらった。
(取材日2014年10月15日)

女性の生涯にわたっての健康を見守っていきたい

下北沢で開業された経緯をお聞かせいただけますか?

13007 df 1 1 1414480043

【院長】私と副院長である娘が診察を担当の『依田レディスクリニック』と、妻が院長を務める『よだ眼科クリニック』が隣接して開業していますが、開業から変わらぬスタイルです。下北沢は交通の便も良く、若者の街などと形容されますが、一歩中に入ると実は昔ながらの住まいが広がり、熟年〜老年期の方の人口も意外と多いです。私は産婦人科の医師として、女性の生涯にわたっての健康を見守りたいという希望があり、幅広い年齢層の方が暮らすこの街は条件にぴったりでした。妻も、国立小児病院(現・国立成育医療センター)でお子さんの治療にあたっており、当時の小児病院は、患者が15歳になるとそれ以上診療を受けつけず、妻は自分が担当してきた子どもたちを、継続して診療してあげたいという希望を持っていたので、勤務していた病院にも近い下北沢は、それぞれの希望を満たす立地でありました。

ぬくもりを感じる院内ですが、工夫されている点はありますか?

【院長】女性にとって、産婦人科の受診に対してはまだまだ心理的負担が高い部分があると思います。そのためなるべく家庭的な雰囲気づくりをして、気軽に立ち寄っていただけるように心がけました。待合室のソファーは流線型をしているのが特徴なのですが、優しい印象を与えると同時に、1人でも多くの方に腰かけていただけるというメリットもあります。また、待合室から診察室に向かう際には、いったん廊下を曲がる設計にすることで、診察室の声が待合室に漏れるといった心配もなく、安心して受診していただけるように配慮しています。2つのクリニックはバックヤードでスタッフが行き来できるようになっていますが、入口を含め、すべて別々の造りになっています。眼科に来たついでに産婦人科にもという方がいらっしゃるのでしょうか、産婦人科としては珍しく、80、90歳の方も抵抗なく通ってきてくださります。

現在、お二人一緒に診療を担当されているのですか?

13007 df 1 2 1414480043

【副院長】私は2008年からクリニックの診療に参加しているのですが、現在は私が火・木・土曜日と週に3回診療を担当し、院長は月・金曜の週2回と、土曜日には乳房検診、を中心に予約制の診療を行っています。診療日は分担していますが、症例について院長と話し合うといったことも少なくありません。また、私の子どもの学校行事があるときなどは、院長に代診をお願いするなど臨機応変に対応してもらっています。

患者の話に耳を傾けること第一に診療にあたる

現在の診療内容をお聞かせいただけますか?

13007 df 1 3 1414480043

【院長】月経にまつわる諸症状から更年期障害の治療、そして妊婦健診も34週程度まで担当しています。当院で出産は行っていませんが、定期検診はこちらで担当し、分娩は設備の整った病院で行うセミオープンシステムを日赤医療センター、慶応大学病院などと提携して行います。不妊治療に関しては、不妊相談といった形で実施しています。また、乳房検診や国立東京医療センターで乳がんの手術を受けられた方に対し、主に術後の管理を行う乳がん連携パスの指定クリニックにもなっています。
【副院長】私は主に、月経前症候群や月経不順といった月経にまつわる諸症状に対する診療と、アフターピルと呼ばれる緊急避妊対応、そして妊婦検診といった診療を担当しています。

特に力を入れている診療はありますか?

【院長】更年期障害が主訴の患者さんが多く、ホルモン補充療法を実施しています。比較的閉経後の期間が長い現在は、ホルモン補充療法が有効な治療法と捉え、当院ではホルモン補充療法を行い、年に2回乳房検診を行います。人工的にホルモンを補充せず、年齢とともに失われたエストロゲンを、最低限必要な量だけ補充します。多くの方がこの治療を継続し、肌のつや、声の張りなどが回復すればエイジングケアにもつながるので安心してご相談していただきたいですね。
【副院長】私は、月経前症候群や月経困難症の治療に有効な正しいピルの服用指導に力をいれており月経痛がある場合、鎮痛薬の服用でしのぐ方も多いのですが、根本から治療しないと将来妊娠を望んだときに子宮筋腫や子宮内膜症などが悪化し妊娠しにくい体になりかねません。ピルも副作用がないわけではありませんが保険診療も適用ですし、医師の管理のもと、正しく使用していただきたいですね。

診察をする上で工夫をされている点はありますか?

13007 df 1 4 1414480043

【院長】産婦人科の診療の場合、プライバシーに関わるお話をお聞きしなければならない部分もありますから、患者さんに何でも気軽に話していただけるように、信頼関係を築くことを第一に考えています。ありがたいことに今では信頼を寄せて、家族3代で通院してくださっている方もいらっしゃいますし、海外に転居された後でも、メールなどで相談を寄せてこられる方もいらっしゃいます。
【副院長】院長と同じく、患者さんとの対話を大切にしており、私の場合は同じ女性として月経や妊娠、出産を体験していますから、自らの経験を踏まえてアドバイスをすることもあります。院長からは患者さんの言葉の奥にある真実を感じとることが必要だと教えられました。単に話を聞くだけではなく、患者さんの気持ちを受け止めるように努力していると、皆さんここまで話してくれるのかというほど、プライベートなことも含めて打ち明けてくださいますね。

20歳過ぎたら産婦人科のかかりつけ医をもってほしい

産婦人科を志望された動機をお聞かせください。

55

【院長】学生時代、私が研究させていただいていた発生学研究室では卵子の研究を扱っていました。その後、大脳生理学研究室でホルモンの研究を始めました。その2つの学問が交わる診療科は産婦人科しかなかったんです。そこで自然と産婦人科を志望するようになりました。
【副院長】私の場合は、研修医時代、いろいろな診療科を経験し、もう直感で産婦人科がいいと思いました。それに女性として、女性の健康を守っていきたいという思いもありましたから。
【院長】わが家の場合息子も呼吸器内科の医師ですが、子どもたちに一度も医師になれと言ったことはありませんでした。ただ、娘が産婦人科になると言った時には、口には出しませんでしたが、当直も多くて激務の産婦人科医になるのは、実は心の中では反対でしたね。

休日などは、一緒に過ごされることもあるのですか?

【副院長】休日は子どもたちと公園などに行って過ごすことがほとんどです。
【院長】私はトレーニングが趣味なので、空き時間があればジムに行ってみっちり運動しています。また夫婦でスキーを趣味で楽しんでいます。
【副院長】私も学生時代はスキー部だったのですが、今はまだまだ、時間的なゆとりがないですね。

最後に女性読者の方にメッセージをお願いします。

13007 df 1 6 1414480043

【院長】できれば20歳くらいから、産婦人科のかかりつけ医をもって、年に1度は婦人科検診を受けるようにしてください。検診を行うと、20代で子宮頸がんが見つかる人が決して少なくありません。また、乳がん検診も、できれば30歳から、そして40歳からは必ず年に1度は受けていただきたいですね。
【副院長】産婦人科には足を運びづらいかもしれませんが、特に若い女性の方にはまずは検診を受けに来ていただき、その時に普段から気になっている月経のこと、妊娠のこと、なんでも気軽に相談してほしいですね。元気な体で、1人と言わず、2人、3人と赤ちゃんを産んでいただければうれしいです。

Access