医療法人 くす小児科

医療法人 くす小児科

久寿 正人院長

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松山市西長戸の閑静な住宅街に佇む、レンガ屋根が印象的な「くす小児科」。勤務医として長年新生児医療・アレルギー疾患を中心に多くの小児疾患を診療してきた久寿正人院長が2000年に開院。小児科・アレルギーの専門家として、風邪や胃腸炎などの一般的な診療から喘息、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーなどのアレルギー性疾患の予防と治療まで、患者の将来を見据えて診療に取り組んでいる。和やかな雰囲気の中、小児科の医師を志した理由や専門のアレルギー治療のこと、さらにはプライベートでの一面まで、たっぷりと語ってもらった。
(取材日2019年5月11日)

地域のかかりつけ医として、子どもたちの健康を支える

―レンガ屋根の建物がかわいらしく、院内も明るく楽しい雰囲気ですね。

小児科、アレルギー科を診療するクリニックですから、極力、化学物質を使わないことを第一に、天井に無垢木材を用いたり、壁に珪藻土を用いるなど、自然素材をふんだんに使うことで、体に優しく、また見た目にも落ち着けるような空間にしようと考えました。院内のレイアウトは、待合室から診察室、処置室への移動がスムーズに行えるよう、動線にはこだわりました。また、院内感染予防のために、次亜塩素酸を使った空気清浄機を各部屋に設置。当院では主成分が次亜塩素酸の電解水を皮膚の消毒液として利用していますが、それを院内の消毒にも用いています。ソファーや机のふき取り消毒、スプレーして空気の消毒も行い、院内を清潔に保つことを徹底しています。

―先生が医師を志したきっかけ、また小児科を専門とされた経緯を教えてください。

もともとは物理や数学が好きだったのですが、研究者をめざすことを迷っているときに周囲の勧めもあって医師の道を選びました。しかし、人とコミュニケーションをとることがあまり得意ではなかったので、どうしようかと思ったんです。そこで、医師として必要なコミュニケーション能力を鍛えられたらと思い、ボランティアサークルに入りましたが、これが転機でした。児童養護施設、重症心身障害児の病棟を訪問する機会があり、子どもと接する機会を得たことで、気持ちが傾いていったのです。たまたまそのタイミングで、別に所属していた軟式テニス部の顧問である小児科の教授から誘われたことも後押しとなり、小児科へ進むことを決めました。大学卒業後は、新生児医療やアレルギー性疾患を専門とする病院や先生との出会いに恵まれ、勤務医としての20年間の経験が、現在につながっています。

―先生は地域の基幹病院との連携や、小児救急医療体制の整備にも尽力されていると聞きました。

風邪などの一般的な疾患やアレルギー性疾患で当院を受診されている患者さんが重症化したり、入院医療や専門的な治療が必要となったりという場合には、地域の基幹病院に紹介しますが、そこで求められるのはいかに迅速な対応ができるか。救急が大事なんです。そのため、愛媛県小児科医会・松山小児科会の会員である開業医と勤務医が連携し、松山市急患医療センターや松山市医師会館内にある休日診療所での小児救急医療体制の整備を進めています。これらの場所を小児医療の一次救急として構え、さらに重症の患者さんには二次救急である基幹病院の小児科が控えている。松山市は小児救急医療にとても熱心ですので、協力を深め、この体制をさらに強化していきたいと考えています。



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