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松前 裕己 院長の独自取材記事

松前内科医院

(一宮市/名鉄一宮駅)

最終更新日:2024/01/25

松前裕己院長 松前内科医院 main

一宮駅から車で約15分の「松前内科医院」は、医療と介護の融合に尽力する、医療法人愛礼会が運営する内科クリニックだ。地域のかかりつけ医として、内科・糖尿病内科・小児科・リハビリテーション科と診療科目は幅広く、特に松前裕己院長が得意とする糖尿病治療に注力している。さらに糖尿病治療の知見を生かし、メンタルケアまでを考慮したエイジングケアにも取り組み、健康寿命の延伸をサポート。2017年にはクリニックを新規リニューアルし通所リハビリテーションの施設を併設。在宅医療にも注力し、ケアマネジャーと連携を綿密にとることで在宅療養の患者をきめ細かくサポートしている。温厚かつ穏やかな人柄で地域住民から信頼を集めている松前院長に、医療への思いや診療のこだわりについて話を聞いた。

(取材日2021年9月17日)

糖尿病治療もエイジングケアも地域の長寿のために

こちらのクリニックの特徴を教えてください。

松前裕己院長 松前内科医院1

当院は2000年の開業以来、かかりつけ医としての務めを果たすべく、地域の皆さまに愛されるクリニックをめざしてきました。治療内容も私の専門である糖尿病をはじめ、内科全般、小児科、美容、在宅医療など各分野で診療レベルの向上に努めています。患者さんは内科一般と、糖尿病治療を中心に、中高年からご年配の方が多いですね。4年前のリニューアルで施設を新設したこともあり、リハビリテーションの患者さんも増えています。

松前院長が糖尿病を専門とされたのはなぜですか?

医師になった時から皆さんの健康寿命の延伸をサポートしていきたいという想いがありました。糖尿病は一つの臓器にとどまらず、全身に関係する病気です。糖尿病の人が、循環器や消化器などの分野、がんなどの病気にかかっている場合には、そのすべてに関わって治療をします。臓器を限定せずに全身を診るということは、その人の寿命に関わっているということ。人が元気でずっと長生きできるかどうかに力を尽くせるのは、開業を視野に入れていた私にとって、やりがいが大きいと思ったからです。糖尿病治療がめざすところは、合併症を抑えて健康な人と変わらない生活を送ることです。私はそこにとどまるだけでなく、糖尿病の患者さんがもっと健康で、元気になるようなレベルの高い糖尿病治療をめざしています。

お肌の美容相談やエイジングケアにも注力されていますね。

松前裕己院長 松前内科医院2

私がエイジングケアに注力しているのは、糖尿病の患者さんを診ているうちに、糖尿病の治療や食事がエイジングケアと関連が深いことに気づいたからです。実際、エイジングケアの研究は糖尿病の研究から始まったものも多く、糖尿病の治療を突き詰めていくと、エイジングケアにつながり、ここから長寿の道が広がっていくと思っています。糖尿病治療の目的は、合併症を抑えて健康な人と変わらない生活を送ることですが、当院はそこにとどまるだけでなく健康な人がもっと健康で、元気になれるためのクリニックをめざしていきます。ですので、すべての人の健康寿命を延ばすためにも、気持ちの持ち方へのアドバイスを含めたエイジングケアを行っていきたいと思っています。クリニックを4年前にリニューアルし、ゆとりのある空間をつくることができましたので、より多くの方に活用いただけるとうれしいです。

医療の質の向上と介護との連携強化をめざす

4年前にクリニックをリニューアルされたのは、何かきっかけが?

松前裕己院長 松前内科医院3

以前のクリニックでは、取り組みたいけれどできなかったことが多々あり、当院の根底にある「糖尿病治療のレベルアップ」という目標をめざすためにリニューアルを行いました。糖尿病治療を突き詰めていくことは、ひいては糖尿病患者さんだけでなく、健常者の健康維持のサポートにも役立ち、健康寿命の延伸につながると考えています。このリニューアルを機に各診療科に先進の設備や機器を導入しています。当時は想定していなかったのですが、先進機器の導入によって、検査データや診断の精度だけでなく、私やスタッフの医療レベルも向上しました。ハード面だけでなくソフト面においてワンランク上の医療が提供できるようになったと感じています。また、もともと約20分で院内の空気を入れ替えできる設備も導入していましたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、空気清浄機も増設しました。安心して来院いただければと思います。

機器の導入のほか、糖尿病治療のレベルアップを図るために行ったことは何ですか?

食堂やリハビリテーション施設を増設しました。食堂では、糖尿病対策や美容に良いとされるメニューを提供しています。管理栄養士はメニューの反応を間近で目にすることができますし、患者さんも、おいしく楽しめる糖尿病対策食を知る良いきっかけになると思います。一方、リハビリテーション施設は糖尿病患者さんの運動指導や、加齢に伴う虚弱状態の予防の場として活用しています。今後力を入れていきたいのが、「疾患別のリハビリテーション」です。特に糖尿病患者さんは、心筋梗塞などを発症することが多く、再発防止のためには心臓の状態も診ていかないといけません。このような総合的なケアに取り組むことで、患者さんの健康を支えていきたいと考えています。

在宅医療にも注力されていますね。

松前裕己院長 松前内科医院4

社会の高齢化が進むにつれ、今後通院したくてもできない方が増えることが予測されており、今よりもさらに在宅医療の必然性が高くなります。介護は患者さんだけの問題ではなく、ご家族の思いもみんなで共有しながら進めなければなりません。在宅療養において医療は生活の一部でしかなく、より支えを強くするためには、訪問看護師、ケアマネジャー、ヘルパーとの連携が欠かせません。そのために訪問看護ステーションなど介護関連の本部も当院内へ移転、また昨年には在宅医療連携室も設置し、介護スタッフとの連携を強化しています。また、ケアマネジャーも常駐していますので、困ったことや悩みがあればすぐに相談いただけます。現在当院では、7人の医師が交代制をとり、24時間365日対応で在宅医療にあたっています。

すべての人に必要とされるために介護分野にも注力

医療法人では、多くの老人ホームなどを運営されているとか。

松前裕己院長 松前内科医院5

15年ほど前に介護の分野に踏み出しましたが、その理由は必要性を強く感じたからです。私としては一人ひとりの患者さんと最期まで関わりたいのに、通院している患者さんの状態が悪くなると施設に入ってしまう。施設には施設の介護方針があるので、こちらの治療方針と施設の介護方針を合わせようと思うと相当な話し合いが必要ですし、介護の仕方によってその患者さんの人生は大きく変わります。満足いく医療が提供できないケースなどもあり、ならば自分で施設を立ち上げようと決意し、現在は特別養護老人ホームや小規模多機能ホームなどを運営しています。

クリニックのスタッフさんとの連携についてお聞かせください。

理想をめざすと、私の要求も高くなります。例えば、患者さんとただコミュニケーションをとるのではなく、隠されたニーズを引き出すようにしてほしい。自分でも厳しいことを言っているなと思いますので、スタッフは一生懸命やってくれているなと感謝しています。実際、患者さんや業者の方などから、お褒めの言葉をいただくことも多いです。今は新型コロナウイルスの流行拡大に伴いスタッフの拘束時間が長くなっているのが課題です。ワクチン接種一つとっても扱う書類が増え、スタッフの負担が増えています。これを何とか解決できないものかと効率化を考えています。今後は、患者さんはもちろんスタッフにとっても楽しい職場にしていきたいですね。笑顔はエイジングケアにも大切ですから。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

松前裕己院長 松前内科医院6

地域の皆さまの健康寿命の延伸のために、クリニックとして、取り組みたいこと、取り組むべきことを一層深めていきたいと考えています。中でも在宅医療には力を入れていきたいですね。医療と介護を連携強化したことで、より多くの患者さんに生活の質が良くなるようなサポートができるのではないかと思っています。また、来院された際には、困っていること、悩んでいることなど、なんでもお話しください。患者さんの情報が多ければ多いほど、本当の解決策に近づけます。ぜひお気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ボツリヌス毒素製剤注射 3万3000円〜
ヒアルロン酸注射 8万8000円〜
炭酸ガスレーザー(ほくろ除去) 5500円〜
炭酸ガスレーザー(いぼ除去) 3万3000円〜
(すべて税込み)

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