全国のドクター13,991人の想いを取材
クリニック・病院 156,692件の情報を掲載(2025年7月19日現在)

ドクターズ・ファイル会員でできること

予約情報をマイページ上で管理できます!

過去の予約を一覧化

予約内容の確認

予約の変更・キャンセル※

※一部対象外の医療機関もありますので、あらかじめご了承ください

会員登録がお済みでない方は

すでに会員の方は

  1. TOP
  2. 徳島県
  3. 徳島市
  4. 佐古駅
  5. 医療法人 藤田眼科
  6. 眼形成の専門家が取り組む日帰りで受けられる精密な外眼部手術

眼形成の専門家が取り組む
日帰りで受けられる精密な外眼部手術

藤田眼科

(徳島市/佐古駅)

最終更新日:2025/06/13

藤田眼科 眼形成の専門家が取り組む 日帰りで受けられる精密な外眼部手術 藤田眼科 眼形成の専門家が取り組む 日帰りで受けられる精密な外眼部手術
  • 保険診療

日々の生活の中で重要な働きをする「目」。その不具合はQOLに直結する。しかし、目の周りの組織であるまぶた、まつげ、涙腺などの「外眼部」の不調で悩まされている人も多い。涙の病気は涙道疾患と呼ばれ、涙が常にこぼれる、視界がぼやける、目やにが多いなど。一方、まぶたの下がってくる眼瞼下垂症では、視界が狭くなる、頭痛や肩凝りなどの症状がある。これらの症状に対しては手術が勧められる。日帰りで行われるため、患者の日常生活への影響は少ない。それぞれ専門性を持つ複数のドクターのいる「藤田眼科」では、白内障、緑内障、網膜硝子体だけでなく、外眼部の疾患に対しても精度の高い日帰り手術に取り組む。眼形成を中心に診療、手術を提供している下江千恵美先生と藤田恭史先生に外眼部手術について詳しく話を聞いた。

(取材日2025年5月12日)

患者に負担の少ない日帰り手術が可能。精密で専門性の高い外眼部手術に力を注ぐ

Qこちらでは数多くの手術に対応されているそうですね。
A
藤田眼科 目に違和感を抱いたら、早めの相談を

▲目に違和感を抱いたら、早めの相談を

【下江先生】当院では白内障や網膜硝子体など多くの手術を実施しています。2024年1月から2024年12月までの1年間の手術総数は4431件で、そのうち涙道手術は75件、眼瞼手術は128件でした。2025年4月からは、藤田恭史先生と2人体制で眼形成の診療にあたり、今後対応できる手術の種類や数は増えるでしょう。涙道と眼瞼の日帰り全身麻酔手術も開始する予定で準備を進めています。涙道が閉塞している方に新たなバイパスをつくる「涙嚢鼻腔吻合術」は、局所麻酔では術中の痛みやストレスがあるため、全身麻酔手術を勧めています。経験のある麻酔科医師が全身管理を行うので、安心して手術を受けていただけると思います。

Q涙道手術とは具体的にどのようなものなのですか?
A
藤田眼科 空気清浄システムを完備した手術室

▲空気清浄システムを完備した手術室

【藤田先生】涙には眼表面を潤し、細菌を浄化する作用があります。涙は目頭から鼻涙管という管を通って鼻の中に流れていきます。この鼻涙管がつまってしまうと涙が流れにくくなり、流涙、めやにの原因となります。さらに炎症を起こすと膿がたまることもあります。治療は、局所麻酔下で涙道内視鏡を用いて閉塞部を解除するための方法と、鼻の中から鼻内視鏡を使用してバイパスを作成する涙囊鼻腔吻合術があります。涙囊鼻腔吻合術は鼻からの操作となるため、導入予定の全身麻酔で行います。両手術とも術後は涙管チューブを2ヵ月程度留置します。

Q眼瞼下垂症手術について教えてください。
A
藤田眼科 医師5人が常勤で勤務し、すぐに対応が可能な体制を整えている

▲医師5人が常勤で勤務し、すぐに対応が可能な体制を整えている

【藤田先生】眼瞼下垂症はまぶたを持ち上げる筋肉が弱くなることで起こります。原因は、生まれつき筋肉が弱い方もいますが、加齢、ハードコンタクトレンズ装用により徐々に筋肉が弱ってくる方がほとんどです。まぶたが下がってくると、おでこの力でまぶたを挙げようとするため頭痛、肩凝りなどの症状が現れます。当院では侵襲の少ない局所麻酔下での日帰り手術を施行しています。患者さまのまぶたの状況に応じて、それぞれに適した術式を提案しています。痛みのない治療を心がけており、術中に笑気ガスや鎮静剤を使用しています。手術後の腫れは徐々に引いてきて、約2週間程度で良くなることが期待できます。

Q術後の注意点や通院頻度を教えてください。
A
藤田眼科 優しく患者に接するというのがモットー

▲優しく患者に接するというのがモットー

【下江先生】涙道手術後約2ヵ月間は涙管チューブが入っているため、目頭をこすらない、強く鼻をかまないなどに気をつける必要があります。術後の日常生活に関しては、翌日からシャワーや洗髪もできます。涙管チューブ挿入術、涙嚢鼻腔吻合術のいずれも、数日後からは、特に制限なく生活していただけます。まぶたの手術の場合は、抜糸までは激しい運動や力が入る仕事は避けたほうがいいと思います。抜糸から約1ヵ月後に術後の確認をして問題がなければ治療は終了となります。

Q専門性を追究した手術を行う先生方ですが、手術へのこだわりは?
A
藤田眼科 眼科医だからこそできる視機能を考慮した手術

▲眼科医だからこそできる視機能を考慮した手術

【藤田先生】眼瞼下垂手術は他科でも施行していますが、眼科医だからこそできる眼表面、視機能を考慮した手術が可能だと考えます。手術後は、診察により眼表面に縫合糸が露出していないか、乱視が悪化していないかなど細かな確認を行います。また、手術はなるべく痛みを軽減することが大切と考え、局所麻酔では笑気ガス、鎮静剤を用いて患者さまが痛みを感じないように工夫しています。また、通常は入院となりますが、導入後は日帰りの全身麻酔を行えるようになるので当日に帰宅が可能です。侵襲の大きい手術や子どもの手術などにも日帰り全身麻酔を行えます。生まれ育った地元で、自分が学んできた眼形成手術を提供していきたいと思っています。

ドクターからのメッセージ

下江 千恵美先生、藤田 恭史先生

【下江先生】これまで涙道や眼瞼手術には3~4ヵ月待ちの状況が続いていました。藤田恭史先生の入職により、迅速な手術対応ができる体制が整いました。手術で対応できる外眼部の疾患も増えました。これからも、より良い医療が提供できるようスタッフとともに研鑽したいと思います。
【藤田先生】当院では、できるだけ痛みの少ない治療をめざしています。日帰り全身麻酔の導入は、この目標を実践する一助になると考えています。術前術後は、スタッフが丁寧に説明と指導をしますので安心して手術に臨んでいただけます。地域の外眼部疾患で悩んでいる方々を、しっかりサポートしていきたいと思います。

Access