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平田 修 院長の独自取材記事

平田レディースクリニック

(名古屋市北区/黒川駅)

最終更新日:2019/08/28

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地下鉄名城線黒川駅から市バスに乗り「金田町二丁目」停留所より徒歩3分。静かな住宅地に佇む「平田レディースクリニック」は、1999年に開院して以来、地域の女性の健康を支えてきた。こぢんまりとした院内は温かみがあり、リラックスできるような雰囲気に満ちている。西洋医学に漢方薬を積極的に取り入れた治療をはじめ、4D超音波装置による胎児の画像診断を受けられるほか、子宮頸部前がん病変(高度異形成)に対してラジオ波による日帰りでの円錐切除術も行っている。今年68歳になる院長の平田修先生は、助産師である奥さまと共にクリニックを切り盛りしている。飾り気のない気さくな人柄の平田先生に話をきいた。
(取材日2016年7月19日)

産婦人科医師を選んだことが、結果的に人生最良の選択

先生のこれまでの経歴を簡単にお聞かせください。

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時代が時代でしたので、早く一人前になって働きたいとの思いから、高校は工業高校の電子科を選びました。しかし途中から大学に行きたいと思い、得意科目だけで受けられる大学は、と探したところ名古屋市立大学だけだったんですね。ですから最初から崇高な志を持って医師になったわけではないんです。産婦人科を選んだのも、単純に先輩が良くしてくれたからという部分が大きかったんです。しかし、結果的にこれが人生最良の選択でしたね。大学卒業後は名古屋市立城北病院に25年間勤め、1999年に開業しました。古巣の病院が近いため、当時から通ってくださる患者さんも多いです。この辺りは下町で気さくな方が多いので、私もあまりかしこまらずに仕事ができて楽しいですね。

診察の際に心がけていらっしゃることは何ですか?

正しい診断をすること、患者さんに苦痛を与えないこと、わかりやすく説明すること。大きくはその3つです。特に“説明”という部分を一番大事にしています。いわゆるインフォームドコンセントですね。さまざまな可能性と選択肢を視野に入れながら、病気の状態や治療の流れを紙に書くなどして説明しています。専門用語は極力使わないよう、私自身の言葉でわかりやすくお話するように心がけています。最終的に精密な診断をするためにはMRIやCTなどの機器が必要になりますが、最初の分岐点を正しく見極めることが重要であり、ここは臨床経験が物を言う部分です。少しでも怪しいと思った時は、提携している病院を紹介してしっかり検査をしてもらっています。

特に力を入れている治療はありますか?

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薬物などによる子宮内膜症の保存的治療ですね。子宮内膜症による月経困難や月経過多に対して、低用量ピル・偽閉経療法・黄体ホルモン療法などの治療法があり、年齢・体質・病状に応じた治療法を提案しています。低用量ピルは多少なりとも子宮内膜症の進行を防ぐことが示されていて、月経に伴うPMS(月経前症候群)での抑うつ症状の改善を目的に処方します。日本ではピルに深部血栓症の副作用があることを説明すると内服をためらう方が多いですが、深部血栓症の発生頻度は妊娠女性の4分の1程度の確率なので、副作用の症状に注意していればあまり心配はないでしょう。また最近では、妊娠希望がなく過多月経・月経困難症のある方には子宮内に黄体ホルモンを長期間放出するシステムの装置も選択肢の一つです。保険適用のため低コストで、血栓症の心配がなく低用量ピルが使えない方にも使用できます。

西洋医学と東洋医学を組み合わせた治療

漢方も取り入れられているそうですね。

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勤務医時代、漢方について独学で勉強をしました。今はいろいろな科で出すようになりましたが、知れば知るほど漢方は奥が深いですね。漢方薬は副作用がないというわけではありませんし、匂いや味が苦手でどうしても飲めないという人もいますが、西洋医学の薬に比べて妊婦さんにも使いやすいという特徴があります。生薬の原料は自然界にある草木や鉱物などですからね。

マタニティヨガや母乳相談など魅力的な取り組みもされているんですね。

助産師である妻がいろいろと勉強をして取り組んでくれているんです。ヨガは土曜日の午後にやっているのですが、多い時は7~8名来ることもあります。最初はマタニティクラスとマタニティヨガ、母乳相談だけだったのですが、患者さんにアンケートを取ってみたところ、産後のヨガも要望があったため、それも始めました。今は、尿漏れや子宮脱で悩んでいる人のためにピラティスを勉強しており、今後レッスンクラスを始める予定です。私もゴルフのために妻と一緒にレッスンに行き、家では妻からもレッスンを受けています(笑)。分娩を扱っていないクリニックにもかかわらず助産師がいるというのは、当院の特色の一つかもしれませんね。

4D超音波装置を導入されたのはなぜですか?

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胎児と母体の異常や問題に関しては2D画像でも充分発見できますから、そういった要素よりも患者さんへのサービス的な要素の方が大きいですね。超音波診断装置は日進月歩でどんどん高性能機種が出てきます。当クリニックも新しい機種に更新し、かなり鮮明な画像に自己満足しています。4D画像とは3D画像を1秒間に30フレームの記録・再生する動画のことです。お腹の中にいる赤ちゃんのお顔の表情や動きをご家族とともに見ていただけます。ただ、4D超音波診断は羊水が多いほうが綺麗に映りますので、妊娠24~28週の時期をお勧めします。他院で妊婦健診をされている方でもご希望があればお受けしています。

院長の人柄によって築かれた患者との深い絆

最近増えていると思う主訴や病気などはありますか?

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子宮頸がんの前がん病変でしょうか。がん検診を受ける方が増えたので発見が増えたということが大きいのでしょう。当院では、高度異形成にはラジオ波メスによる円錐切除手術を行っています。日帰りでの円錐切除手術をクリニックで行なっているところは少なく、このために遠方から来院される方もいらっしゃいますが、術後の異常時に対応ができないので通院が出来る方のみに限らせていただいています。PMSや更年期障害を訴える方も増えましたね。2つとも患者さんが増えたというよりは、テレビCMなどによる認知が進んだことによって気軽にクリニックに来られるようになったのではないかと思います。軽いPMSであれば漢方や低用量ピルを処方しています。更年期障害の場合はホルモン剤と漢方を併用することが多いですね。

仕事に対してやりがいを感じる瞬間や、印象的なエピソードなどを教えてください。

中学生の頃からいろいろな訴えで通院した患者さんがいて、時々やってきてはいろいろと話していましたね。男性関係でも苦労していたようで、「そんな男とは早く別れなさい」などとお説教することもありました(笑)。そんな彼女も今では立派なお母さんになり、成長を見守ってきた感覚もあって印象深い患者さんの一人です。他にも、勤務医時代に診ていた方が「孫ができるのでお願いします」と娘さんを連れていらっしゃったり、中には親子3代にわたって来ていただいている方もいて、そういう部分でやりがいというか、生きがいを感じます。深刻な病気の方ももちろんいらっしゃいますが、産婦人科はおめでたいことも多く、そのあたりが産婦人科のやりがいなんだと思い、選んで良かったと思います。

最後に読者へメッセージをお願いします。

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妊娠5ヵ月以降は安定期と言われていますが、個人差はあります。例えばお腹が張っていても、何が異常なのかわからずに見過ごす場合があります。破水や不正出血で診察を受け、そのまま早産したり長期入院になったりして、予定が大幅に狂うこともあります。妊婦健診をしっかり受けていれば大体は大丈夫かと思いますが、些細なことでも遠慮せずなんでも相談して欲しいです。産婦人科は何となく行きづらいと感じている方は多いと思いますが、更年期症状・尿漏れ・月経量の増加や月経周期の乱れなど、体調に変化があるときは気軽にクリニックに足を運んで欲しいですね。不正出血、特に更年期時の不正出血は子宮体がんのサインの場合がありますので早めに受診してください。また、産婦人科領域ではありませんが、女性の皆さまには乳がんも気にしていただきたいです。外から触ってわかる病気ですから、お風呂に入った際などにご自身で小まめにチェックしてくださいね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

人工妊娠中絶手術:妊娠12週未満 10万円~(税込)

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