受け口・出っ歯・八重歯にも対応
専門家による子どもの矯正治療
もぎ矯正歯科医院
(市川市/本八幡駅)
最終更新日:2021/10/12
- 自由診療
欧米では子どもの矯正治療が「親からのプレゼント」といわれるくらい、教育と同じように重要なものだと考えられている。日本でも歯列矯正に対する意識は高まってきているが、子どもの矯正治療については「いつから始めればいいのか?」「どんな医院を選べばいいのか?」など、意外とわからないことも多いのではないだろうか。矯正治療を専門に治療を行っている「もぎ矯正歯科医院」の茂木和久院長に、そうした疑問に答えてもらった。
(取材日2016年1月12日)
目次
歯並びや顎の形に合わせて、一人ひとりに合った治療法を提案
- Q子どもの矯正治療は何歳から始めればいいのでしょうか?
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A
時期に関しては、何歳からと一律で決められるものではありません。歯や顎の成長には個人差がありますから、たとえ同じような歯並びになるとしても、4歳でなる子もいれば6歳でなる子もいるからです。なので、目安としては大体6、7歳頃の生え替わりの時点で、一度専門の医院にご相談していただくことを推奨しています。不正咬合のタイプによって矯正治療を始めるタイミングは変わりますので、すぐに治療を始めたほうがいい場合と、そのまま永久歯が生えそろうまで待つ場合があります。矯正治療を始める時期が早ければ良い、というわけではありません。当院では、一人ひとりのお口の状態を見ながら、適切なタイミングを判断しています。
- Q子どものうちから矯正治療を行うメリットを教えてください。
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A
骨格に対してアプローチできることが、子どもの矯正治療のメリットです。受け口や出っ歯などの症例に対しては特に変化が見込めますので、矯正治療を早く始めたほうがいいケースになります。前歯がきちんと下の歯にかぶさることで、顎もバランスよく成長していく可能性があるからです。また、顎が左右にずれてしまっているケースなど、そのままでは成長に悪影響を及ぼすようなところを矯正治療によって抑えることもできます。一方デメリットは、器具の装着によって虫歯や歯肉炎になりやすいことと、大人に比べてどうしても治療期間が長くなってしまうことです。診察の際には、ブラッシングができているかどうかをしっかりチェックしています。
- Q矯正装置にはどのようなものがありますか?
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A
不正咬合のタイプを大きく分けると、出っ歯・受け口・歯並びが凸凹のパターンがあります。この3つのパターンに対して、装置は取り外し可能なものと固定式のものがあり、中でも固定式は表側に着けるものと裏側のものがあります。更に、部分用・全体用とあるので、それらを組み合わせてベストなものを選択します。歯並びが凸凹になるのは、顎の大きさに対して歯が大きくスペースがないためで、このような場合は永久歯が生えそろってから治療を行います。小さいうちから無理に顎を広げるような必要はありません。また、指しゃぶりなどが原因で開咬になっている場合は、舌や唇の使い方のトレーニングで改善する場合もありますのでご相談ください。
- Q歯科医院を選ぶときのポイントを教えてください。
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A
やはり認定医・専門医の資格を持った医師のいる、矯正専門の医院を選んでいただくことが大切です。一般歯科での矯正治療ですと、途中で担当の医師が変わってしまったり、決まった曜日にしか治療を受けられないことがあるからです。親御さんが通われている医院で、そのままお子さんの矯正治療も頼んでしまうケースが多いですが、矯正治療についてはまったく別の治療となるため、改めて医院選びをしていただきたいと思います。矯正は長い期間を要しますので、最後まで責任を持って治療をしてくれる医院を選びましょう。矯正専門の医院でしたら、患者さんのご都合に合わせて日程を調整することができますので、通いやすいというメリットもあります。
- Q矯正治療にはどのくらいの期間がかかりますか?
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A
お子さんの矯正は、歯の生え替わりと成長が終わるタイミングで終了しますので、だいたい中学生くらいが目安ですね。ただ、歯が生え替わっても動きが完全に止まるわけではありませんので、矯正の後戻りを防ぐために、数年間は保定装置をつけていただきます。保定期間は、3ヵ月から半年に一回のメンテナンスを行い、戻りがないかを見ていきます。歯は、その後何十年も使うものですから、治しておしまいというのではなく、定期的にメンテナンスをしながら良い状態を保っていくことが大切です。当院では、休診日や夜間に万が一トラブルがあった場合でも、24時間電話でご相談いただけますので安心して治療を進めていただけると思います。
自由診療費用の目安
自由診療とは子どもの矯正治療の場合、35万円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。