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亀田 正美 院長の独自取材記事

はるくるキッズクリニック

(横浜市都筑区/北山田駅)

最終更新日:2019/08/28

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北山田駅直結のメディカルモール・北山田クリニックセンター内に、「はるくるキッズクリニック」がある。同院は地域に根差したクリニックとして、2008年に開院。院長の亀田正美先生は、医師として、また一人の女性として、スタッフと一丸となって患者とその家族と向き合ってきた。的確な診断と治療を大切にすると同時に、育児相談や悩みにも親身に対応。優しく快活な人柄で、子育てに悩む多くの母親たちを励ます亀田先生に、小児診療への思いや、今母親たちに伝えたいことを語ってもらった。
(取材日2016年6月1日/再取材日2018年6月12日)

母親目線で心のよりどころになるクリニック

どんな患者さんが受診されますか?

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開院から10年、子どもたちが成長していく姿を見守ってきました。それもあって、患者さんの年齢層は開院当時と比べて上がった印象です。新生児から小中学生まで幅広く、中には高校生になっても「女性の先生がいい」と言って通ってくれている女の子もいます。今は早い時期から子どもを保育園に預けている方が増えていますから、低月齢でも予防接種や健診のほか、風邪で受診するケースは多いですね。保育園に通い始めた頃は、風邪をひく回数がどうしても増えてしまって、なかなか子どもを預けられない状況に陥ってしまうもの。何度も通院しなくてはならなくて、そのたびに遅刻したり、有休を取ったり、周囲に迷惑をかけることを気にされたり。その大変さを私自身が身にしみて感じてきたので、何とかしてあげたい。だからなるべく通院回数が少なくて済むよう、可能であれば土曜にまとめて診るなど、希望に添えるよう努めています。

先生ご自身も2人の子どものお母さんなんですね。

そうなんです。自分の経験を生かしながら、お母さんたちに丁寧な説明と的確な診断・治療を提供するクリニックをめざしています。というのも、以前、若いお母さんから「赤ちゃんのおしっこが、おむつのCMのように青い色に変わらない」と相談されたことがあります。とても驚いたのですが、それ以前にそうした悩みを誰にも打ち明けられず、孤立した状態だったことにショックを受けました。核家族化が進み、ご両親と同居しないご夫婦は多いですよね。育児書を読んで「うちの子は違う……」と一人で悩んだり、不安を抱えたりしているのに、相談する相手がいない。誰だって、イライラして平常心を失う瞬間がありますよね。ギリギリの心理状態で来院するお母さんもいますし、コントロールしにくい子どもだっている。だから、私が皆さんの心のよりどころになれたらと思ったんです。

子どもたちや、子どもを取り巻く環境に変化は感じますか?

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私は学校医や園医として内科検診も担当しているのですが、最近気になるのが、背中の曲がった子が増えていること。まっすぐ立てなかったり、しゃがめなかったりする子が多いんです。姿勢を気にする親御さんは少なくなっているのかも知れませんね。ですから、姿勢を正しくすることの大切さをお話しするようにしています。あとは最近、保育園の登園判断基準が厳しくなっているように感じます。わずかなブツブツでも、すぐに病院へ行くように言われるみたいです。湿疹が2〜3ヵ所だけだと、判断しにくいから少し待ちましょうと伝えています。

「良くなってほしい」という親の真剣な思いに応える

先生はどうして医師になろうと思われたのですか?

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高校2年生の時に先輩を亡くしたことがきっかけでした。何もできなかった自分に憤りを感じて、「人が亡くなる時に何かできる人になりたい」と思ったんです。小児科を選んだのは、子どもが好きだったことと、子どもの病気に対する親御さんの真剣度の高さですね。語弊があるかもしれませんが、おじいちゃんやおばあちゃんの治療に関しては、ご親族が「ここまで生きたんだから、大往生だよ」という気持ちを持たれることもあるでしょう。でも、子どもの病気は違う。「少しでも良くなってほしい」という思いで一つになるのを感じますから、そうした思いに少しでも応えられる医師になりたいなと思って、小児科の医師として頑張る決意をしたんです。

大学時代は酪農業に携わられたと伺いました。

1年間休学して、北海道で酪農経験をしました。将来を考えた時、医師免許を取得したらその道を真っ直ぐ行くことになる。ほかの仕事を経験しないままで良いのだろうかと。そこで、携わる機会がきっとない酪農業にチャレンジしました。酪農家のお宅に住み込んで、動物たちへの餌やりや掃除を担当しました。今まで知らなかった世界を見ることができて、すごく視野が広がったと思います。特に冬の寒い時期は大変さが違う。そうしたことを知ることができ、有意義な経験になりました。

勤務医時代に学んだことで、今に生きていることはありますか?

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新生児小児科の医師として4年間勤務した後、国立小児病院(現・国立成育医療研究センター)の麻酔集中治療科に2年在籍しました。ICU、いわゆる集中治療室で、主に他院で手の施しようがないと判断された子や、術後の経過が悪い子を診ていました。そこで学んだのは、目の前の治療だけではなく、今後予想される最悪の事態を想定する大切さ。あらゆる状況を捉えながら、こういう対処をしようと考え、治療にあたることができるようになりました。当時の経験があったからこそ、今開業医として働く上で、手術や治療方針についてご家族により説得力のある説明ができていると思います。

子どもの自立心を引き出す、子ども目線の診療

診療時に心がけていることはありますか?

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子どもにとって楽しい場所であること、それから気持ち良く帰ってもらうことです。例えば、子どもには嘘をつきません。嘘をつくと信じてもらえなくなるからです。注射をするときも無理に進めるのではなく、「前回よりは痛くないよ」「3つ数えたら終わるよ」などと説明しています。3歳くらいの子どもなら、ちゃんと理解してくれますね。症状も親御さんではなく、本人に直接聞きます。「おなか痛い? 頭痛い?」って聞くと、初めはうなずくだけでも、頭から足先まで聞いていくと答えられるんです。できたら、すごく褒めます。「口を開けられたね、上手に言えたね」って。そうすると、どんどんうまくなっていきますね。診察に来た子と兄弟姉妹には、ご褒美代わりにカプセルトイを1回してもらっています。注射で泣いていた子も、専用のコインを渡すとピタッと泣きやんでニコニコしてくれる。喜んで帰ってもらいたんですよね。

スタッフさんも明るくて知識が豊富な方ばかりだと評判ですね。

スタッフはみんな明るくてサバサバしていますね。患者さんの対応も気遣ってくれていると思います。予防接種のスケジュールは複雑なので、受付でも相談できるように知識を身につけてくれています。ロタウイルスなど任意接種のワクチンは費用もかかるし、受けるべきかどうか悩むと思うんです。スタッフ間で自発的に勉強会を開いて、いつでも相談に乗れるよう学んでくれています。

診療以外にも利用できるイベントがあると伺いました。

スタッフの1人がベビーマッサージの免許を持っていて、月2回講習会を開いているんです。当院に通われている方から希望者を募り、そのお友達も含めて少人数で開いています。1回30~40分ほどで、赤ちゃんとのコミュニケーションを深められるだけでなく、お母さん同士の交流の場にもなっていますね。すごく楽しそうです。その際、子どものスキンケアの方法や、子育ての悩みなど、親御さんから質問会を開いていて、私ができる限りその場でお答えするようにしています。

読者へメッセージをお願いします。

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子どもの予防接種に関するご相談はかなり多いですが、親御さん自身も、例えばMRワクチン(麻しん風しん混合ワクチン)を打ったほうがいいのかなど、悩むことはありますよね。当院ではそういったことも、メリット、デメリットをしっかりご説明し、納得して選択していただけるようサポートしています。また、管理栄養士の資格を持つスタッフもいますので、離乳食や栄養に関する疑問がありましたら、診察時や、乳児健診、ベビーマッサージの際などにご相談いただけます。病気のことでも、そうでなくても構いませんから、困ったなと思ったら気軽にお聞かせください。

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