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米永 哲朗 院長、米永 崇利 先生の独自取材記事

米永歯科医院

(大阪市浪速区/恵美須町駅)

最終更新日:2023/12/12

米永哲朗院長、米永崇利先生 米永歯科医院 main

大阪メトロ堺筋線の恵美須町駅から約5分。通天閣が目の前に見える、日本橋の電気街にもほど近い場所にあるのが「米永歯科医院」だ。周りには企業だけでなく、事業所のほかマンションなど住宅も多く、同院は約30年にわたり、地域の住民や近くで働く人たちの歯の健康を支えてきた。地域でも早い時期から訪問歯科診療に取り組んでいる同院。米永哲朗(よねなが・てつお)院長と米永崇利(よねなが・たかとし)先生は、食生活のアドバイスにも尽力する。毎日スタッフとミーティングを行いながら、チームで患者を診ていると語る二人に、食べられる喜びの重要性や、すべての世代で歯の健康を守るための環境づくりについて、詳しく話を聞いた。

(取材日2023年8月18日)

専門性の高い歯科医療を提供するために若手も在籍

どんな患者さんが通われていますか?

米永哲朗院長、米永崇利先生 米永歯科医院1

【哲朗院長】1989年の開業以来、ずっと地域密着でやってきました。商業地域なので20代後半から40代・50代の働く世代が中心ですが、この地域は市内でも特に高齢化率が高いエリアでもあるため、高齢の患者さんも多いですね。また意外にも思えますが、実はお子さんもよく来られていて、一家で通院してくださっているご家族もいらっしゃるんですよ。主訴としては、歯周病でお困りの方、商売をされていてホワイトニングなど見た目の美しさを求める方が目立ちます。新型コロナウイルス感染症の流行も落ち着き始めた最近では、近くに新しいホテルができたこともあり、旅行中に急に歯が痛くなって駆け込んで来られる外国の方の受診も再び増え始めています。

崇利先生はこれまで口腔ケア商品の研究をされてきたと伺いました。

【崇利先生】大学卒業後、大阪医科大学附属病院(現・大阪医科薬科大学病院)の歯科口腔外科に在籍しながら、当院では現在週2日ほど診療を行っています。2023年春に修了した大学院では主に口腔ケア商品の研究を行い、海外でも発表させていただきました。今後、研究開発したこれらアイテムを使って効果的な口腔ケア、先手先手をいく感染予防対策を提供していきたいですし、ゆくゆくは訪問歯科診療でも積極的に取り組んでいきたいと考えています。

崇利先生のほか、お若い先生が多いそうですね。現在の診療体制を教えてください。

米永哲朗院長、米永崇利先生 米永歯科医院2

【崇利先生】院長と私のほか、私が大阪医科大学附属病院で一緒に働いている先生方にも当院のお手伝いをいただいております。例えば歯科口腔外科出身、補綴が専門などそれぞれ得意分野が異なる先生がおり、各々がその分野の新しい知見を持って診療に臨んでくださっています。
【哲朗院長】お若い先生方は、私の知らないような新しい情報をたくさん持っていて、逆に私が教えていただいているんですよ。崇利先生ほか若い先生が診療を始めてから、審美面を目的とした患者さんが増えていますね。

誰もが通いやすく、納得いく歯科治療を

診療ポリシーを教えてください。

米永哲朗院長、米永崇利先生 米永歯科医院3

【哲朗院長】私が開業前に勤めていた歯科医院が「痛くない」「できるだけ抜かない」「削らない」という方針だったので、私もそれを受け継いでいます。「歯医者は怖い」というイメージが患者さんにはあるだろうから、できる限り恐怖心を取り除けるようにしていますね。それと、1階の小児科クリニックとも協力しつつ、1歳半を過ぎたお子さんには定期検診でのフッ素塗布や歯磨き指導を推奨しています。少し大きくなった子なら、「きちんと歯磨きしないと、こんな困ったことになるよ」と話して聞かせると、お母さんにも歯磨きの重要性が伝わるでしょう。お母さんも気をつけてくれるだろうし、またそれを自分の親にも話してくれたら広がっていく。高齢の方は歯科医師が言ってもなかなか聞いてもらえないことが多いので、子や孫からも言ってもらうんです。すると素直に耳に入ることも多いと思うんです。

診療で心がけていることはありますか。

【崇利先生】痛みは人それぞれ感じ方が異なるものですが、そこに信頼関係がなければ、どんな処置でも必要以上に「痛い」と感じられてしまいます。だからこそ診療前に患者さんとしっかり会話して「なるべく痛くないよう、このようなやり方で進めます」など、モニターや模型なども用いながらどんなことをするのかをわかりやすく説明し、納得していただいてから行います。これは訪問歯科診療も同じ。診療室と異なり、訪問先には患者さんとそのご家族やケアマネジャーなど支援者の方がおり、あるときには私1人とご家族の方4人といった状況になることも。そのなかで信頼関係を築きつつ、ご家族にもご納得いただけるよう、治療説明に力を入れています。

訪問歯科診療での取り組みについて教えてください。

米永哲朗院長、米永崇利先生 米永歯科医院4

【哲朗院長】3人1チームで1日複数軒を訪問し、口腔ケアはもちろん歯が折れた、入れ歯を落として割ってしまったなど、さまざまなケースに対応しています。高齢の方の中には「食べたい物が食べられない」という悩みも多いのですが、誰にとっても「食べる」のは楽しみなこと。健康でいるための土台となる食事をするためには、食事ができる口腔内の状態を保つことが大切です。そこで、食べたい物・好きな物を聞いて口内の状態に応じた調理方法や食べ方のアドバイスを行うために、管理栄養士も診療に同行することがあります。在宅での診療だとご家族にお伝えできるのもメリットですね。
【崇利先生】新型コロナウイルス感染症の流行を経て、医科の先生方や高齢者施設の方が口腔ケアの重要性についてこれまで以上に意識してくださるようになり、訪問診療に関するお問い合わせや新規のご依頼をいただくことが多くなってきています。

地域に密着。働き世代の健康への取り組みも多数

院長は介護施設も経営なさっていると伺いました。

米永哲朗院長、米永崇利先生 米永歯科医院5

【哲朗院長】すぐ近くの愛染橋病院からの要望を受けて始めた訪問歯科診療をするなかで、病院では思うような治療が難しいと感じていました。一方で、介護施設に入り、ベッドで1日を過ごす高齢者は運動量も少なく食欲も落ちてくる。本人に「食べよう」という意識がないまま介助者が食べさせると、飲み込みがうまくいかずに誤嚥性肺炎につながってしまうこともあります。健康のためには、点滴や薬よりも自分でおいしく食べられることが一番大切です。そんな状態をめざす老人ホームを自分でつくろうと思い、経営を行っています。近年は中国でも高齢化による介護施設需要が高まり、同時に口腔ケアの重要性も認識され始めており、先方からの要請で私たちの知識や技術を中国まで指導しに行くといった取り組みも行っています。

企業との関わりも深いそうですね。

【哲朗院長】私は労働衛生コンサルタントという国家資格を持っています。これは、例えば工場なら作業場の環境や衛生面などを良くするためのアドバイスをする仕事です。また歯科医師は、企業で実施義務のあるストレスチェックの実施者となれるため、企業からの依頼を受けることもあります。働く世代の健康が置き去りになりがちな社会で、特に中小企業の従業員や個人事業主など相当数の人が放置されている側面があることが課題だと私は感じています。その人たちの口腔環境の改善をめざすことで、いつまでも噛める歯と健康寿命を延ばすことにもつなげていきたいと思い、労働衛生コンサルタントやストレスチェック実施者として中小企業との関わりを持つようにしています。
【崇利先生】2022年10月より、事業所の人数にかかわらず酸などを扱う企業に歯科特殊健康診断の報告が義務づけられ、この依頼も増え始めています。

今後の展望と、読者へのメッセージをお願いします。

米永哲朗院長、米永崇利先生 米永歯科医院6

【哲朗院長】さらなる外来の充実です。今後はますます訪問歯科診療の需要は増えるでしょうから、スタッフの数を増員するなど、いつでも受けられる体制を整えようと考えています。しかしあくまでメインは外来であり、そこは変えるつもりはありません。歯科医院以外の活動については、施設も含めて食べる喜びを一人でも多くの人に味わってもらえるように、歯科医師会や介護関係の人たちとタッグを組み、うまく連携を取りながら力を尽くそうと思っています。そして、歯科医師でも労働環境の改善に関われたり老人ホームがつくれたりすることを、後進の若い先生たちに伝えていきたいです。
【崇利先生】歯科の新しい技術・知識を持ち、先進的な治療などにも敏感な歯科医師がそろっている当院。高齢で在宅療養されている患者さんの場合には、医科の主治医の先生と連携を取りながら、安心して受診いただけるような体制を整えてお待ちしています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ホワイトニング(上下)/1万9800円 ~ 4万1800円
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