40~50代の人にも知ってほしい
見た目を気にせず使える入れ歯
村田歯科医院
(大阪市城東区/今福鶴見駅)
最終更新日:2022/12/26


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日本では、入れ歯は高齢者のものというイメージが強い。だが、実際に歯を失い始める年齢は40代からといわれており、40代後半で平均して1本、50代で2~3本を失っているという。とはいえ、この世代の人にとって入れ歯はまだまだイメージしにくいのも事実。「抜けたままにしておくと、さらに健康な歯の損失につながっていきます。」と警鐘を鳴らすのは「村田歯科医院」の村田好範院長。大学や大学院で総義歯(入れ歯)について学び、数多くの難症例も扱ってきた入れ歯づくりのエキスパートだ。「放置しておくと、他の健康な歯の負担が大きくなってさらに抜けることも。入れ歯は手軽にスタートできる治療の一つ。まずは試してみてほしい」という村田院長に、入れ歯のメリットや治療の流れ、同院で行う治療の特徴などについて話を聞いた。
(取材日2022年12月5日)
目次
見た目やイメージから入れ歯を敬遠していた人に安心を。金具のない、安定性に努めた入れ歯で自然な口元に
- Q40~50代には、歯が抜けたままの人も多いとか?
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A
▲まずは気軽に相談に来てほしいと語る村田院長
入れ歯が必要な方に治療をお勧めしても、「高齢者が使うもの」「痛い」「しゃべりにくくなる」といったマイナスイメージから敬遠され、そのままにしてしまっている人が多いようです。しかし、歯を失い始める年齢は45歳くらいからで、50代では平均3本抜けているといわれていますので、比較的若い中年者が入れ歯をするのも決して珍しいケースではありません。むしろ治療しないままのほうが、口元や頬が落ち込んで老けた印象になってしまいますし、今ある健康な歯に悪い影響が出てきてしまう恐れもあります。入れ歯は、歯を失ったときの治療として手軽な治療の一つです。当院には女性歯科医師もいますので、女性患者さんも気軽に相談できます。
- Q見た目に配慮した入れ歯の提案もされているそうですね?
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A
▲見た目が気になりにくい入れ歯のため、使いやすい
入れ歯を敬遠される理由の一つが、その見た目です。特に最近は周囲の人に気づかれにくいものを選ぶ人が増えました。当院でお勧めしているのはノンクラスプデンチャーという部分入れ歯です。この入れ歯は歯茎と近い色でできており、金属の止め具もないため、ほとんど入れ歯と気づかれません。また、安定性も期待できます。通常の部分入れ歯は残存歯に金属のバネを引っかけて固定しますが、ノンクラスプデンチャーは弾力のあるバネを使っていますので、カチッと残存歯にはめることができ、外れにくく、食事や会話をスムーズに楽しむことができるでしょう。費用は高くなりますが、クリニックで実際に手に取って違いを感じていただければと思います。
- Q他の治療法と比べた時、入れ歯のメリットは何でしょう?
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A
▲費用に配慮しながら、さまざまな種類が選べる
例えば、歯を失った時の治療法として入れ歯以外に、ブリッジやインプラント治療などがあります。しかし、ブリッジは健康な歯を削る必要がありますし、インプラント治療は費用や手術などの面でさらにハードルが高くなります。また、術後もインプラント周囲炎の予防が必要なため、定期的なメンテナンスは欠かせませんし、喫煙される方や、食いしばりが強い方などは、インプラント治療は厳しいでしょう。一方で入れ歯は、時間もかからず誰でも気軽に始められ、基本的には保険診療内で治療でき、自由診療であっても、費用に配慮しながら、さまざまな種類からお選びいただけます。お手入れも外して洗うことができるので簡単です。
- Q長く入れ歯治療に従事されてきたとか。こだわりは何ですか?
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A
▲総義歯について学び、数多くの難症例も対応している村田院長先生
ええ。大学院では総義歯を専攻し、入れ歯治療を専門としてきました。大学病院では、数多くのご高齢の患者さんを診てきましたし、難しい症例にも対応してきました。入れ歯を作製するにあたって、特に気をつけなければいけないのが、入れ歯の高さです。高さをうまく調整することで安定性や痛みの軽減につながります。臨床についてからは、噛み合わせについても専門的に学びました。また、当院は患者さんからの紹介でお越しになる患者さんが多く、遠方から通院される人もたくさんいます。そういった場合には、できるだけ通院回数を減らせるよう工夫することも心がけています。
- Q治療の流れを教えてください。
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A
▲治療後は定期的に通院し、メンテナンスを受けることを推奨
まずは、お口の中の状態を確認します。残存歯の噛み合わせを見たり、顎の状態をチェックしたり、他にもエックス線を撮ったり、歯周病がないかどうかも診たりします。悪いところがなければ作製過程に移っていきますが、これまで使っていた入れ歯があれば、そちらを調整して使いやすく手直しするだけのこともあります。決していきなり作るようなことはなく、患者さんの状態や希望をお聞きした上で、入れ歯以外も含めた提案をしていますので、まずは相談してみてほしいですね。また、入れ歯は「完成した時がスタート」です。最初はこまめに通って調整したり、6ヵ月に1度の定期メンテナンスも欠かさず通ってほしいと思います。
自由診療費用の目安
自由診療とはノンスクラプデンチャー/9万9000円~、チタン床/31万9000円~