部分矯正からマウスピース型まで
自分に合った方法で行う歯列矯正
中井歯科医院
(八尾市/久宝寺口駅)
最終更新日:2025/01/17


- 自由診療
美しい口元をめざす大人の歯列矯正は、ここ数年増加傾向にある。日々アップデートされる歯科医療の進歩・技術の発達により、目立ちにくい矯正器具が登場したことも背景として大きいだろう。最近は、30~40代で始める人も増えているようだ。見た目のイメージを変えるだけでなく、噛み合わせや咀嚼・咬合不全を改善することが、全身の健康にも良い影響を与えられる可能性があると話す「中井歯科医院」の中井康壽(やすひさ)院長。口の中をトータルに診療する中井院長は、矯正の実績も豊富。患者の希望を優先するベテランならではのオーダーメイドな矯正、そして矯正における注意点、期間についてなど、話を聞いた。
(取材日2020年10月24日)
目次
見た目も、機能も、歯列矯正でめざしていく全身の健康管理
- Q矯正を行うメリットを教えてください。
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A
▲開放的で温かみのある治療ルーム
歯列矯正により歯並びが美しく整えられると、見た目の印象がガラリと変わるため、審美性にのみ注目が集まりがちですが、実は健康面のメリットも多くあります。例えば、噛み合わせへのアプローチが咀嚼力の強化につながり、満腹中枢が刺激されやすくなることで、食べ過ぎの抑制につながって胃腸の負担が軽減される可能性を指摘する先生もいらっしゃいます。あと子どもさんは特に、口呼吸から鼻呼吸へと変えていくことで、アレルギーの改善、免疫力の強化など、さまざまなメリットへつながる可能性も言われています。
- Q矯正は何歳ぐらいから行うのが理想なのでしょうか。
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A
▲審美性としてはもちろん健康面でもメリットがあると話す中井院長
成長・発育に大きく関わっているので、状態にもよりますが3歳くらいから始めたほうがいい場合もあります。歯並びは生活習慣も大きく影響しています。幼少期の指しゃぶり、爪を噛む、片側に重心が寄るなどの癖から顎関節にずれが生じていくことも少なくないため、矯正により正常な位置に導いていくことで顎関節症の予防も期待されています。また、就学前後から永久歯が生えそろう前までの骨格形成の成長期に合わせて矯正を始めることで、抜歯をしなくても矯正を終了できる可能性が高まります。あと磨きにくい箇所が改善され歯ブラシが行き届くようになることで、虫歯や歯周病のリスク軽減にもつなげていけるようになるのも利点と言えるでしょう。
- Qこちらのクリニックで矯正を行うメリットを教えてください。
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A
▲ワイヤー装置を用いた矯正
矯正にはさまざまな種類があり、口腔内との適合性を見極め、個々に合わせた矯正法を提供する必要があります。最近では目立ちにくいものとしてマウスピース型の装置も人気が高いのですが、ワイヤータイプでないと矯正が困難な歯列の方もおられます。どうしてもマウスピース型を望まれる方には、その人に応じた手法を加味し調整を行うなど、患者さんの希望に添えるように努めています。例えば歯列矯正に抜歯が必要な方で歯を残されたい場合、少し歯を削ることで対応可能なケースもありますから、ご相談いただければと思います。また矯正後の状態を保持するために重要なアフターケアも充実させております。
- Q通院の期間はどのくらいなのでしょうか?
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A
▲アフターフォローもしっかりと充実している
骨は生きており、吸収・造成する骨の代謝によって歯が動きます。骨の改造が活発な10~20代は早く歯を動かしていくことができますが、同じ力をかけても中年期からは骨がなかなか動かず、歯が動揺する原因にもなりかねませんので、2年を目安にゆっくり動かしたほうがいいでしょう。子どもさんは早い段階で始めると骨がやわらかいため、比較的簡単に歯列を整えていけることもあります。既製品や取り外しできる器具で十分なケースや、その後本格的な矯正に移行した際に、期間が短くて済むことも。ただし12歳前後までに行う第1期矯正において、乳歯と永久歯の混合歯列の場合は、少し長めの期間を要することになります。
- Q先生にとって「矯正歯科」とは?
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A
▲自分に合った矯正を相談しながら決めることができる
大切な成長過程における発育面でのメリットは計り知れないと言われる小児矯正ですが、成人矯正においても、審美面に限定されない心身への健康増進が注目されています。大人になってから矯正をされる方の動機は、ほとんどが歯並びへのコンプレックスです。矯正をすることで、たいへん感激される方が多いですね。人前で自信を持って話せる、笑顔が増えて社交的になるなど、メンタル面での変化が顕著に表れるのも印象的です。矯正は保険適用外となるため、歯を大切にする意識が強まることも多く、触発されてご家族も清潔な口腔内を心がけるなど、周囲へのメリットも持ち合わせているようです。
自由診療費用の目安
自由診療とは歯列矯正(部分矯正)/5万円~ ワイヤー装置を用いた矯正/50万円~ マウスピース型装置を用いた矯正/60万円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。