中井 康壽 院長の独自取材記事
中井歯科医院
(八尾市/久宝寺口駅)
最終更新日:2025/11/27
「中井歯科医院」は、近鉄大阪線の久宝寺口駅より南へ徒歩3分の場所にある。1991年の開業以来、長きにわたり地域住民の口の健康を守ってきた歯科医院だ。院長の中井康壽(やすひさ)先生は、物腰やわらかく優しい印象の先生。一般歯科診療に加え、専門の歯科口腔外科、そして小児歯科、矯正歯科など幅広く診療に取り組む。歯科用CTや口腔内スキャナー、エアフローなどの設備を充実させ、難症例のインプラント治療や、マウスピース型装置を用いた矯正やワイヤー矯正に対応。予防歯科としての衛生指導や定期メンテナンスにも注力している同院。訪問診療では、通院が難しくなった患者に寄り添う。「できる限り歯を抜かず、痛みの少ない治療」との診療ポリシーのもと治療を行う中井院長に、患者に対する思いや注力する治療について語ってもらった。
(取材日2025年7月26日)
開業30年以上、地域に根差しながら進化する歯科医院
こちらの歯科医院の特徴を教えてください。

1991年の開業以来、地域に密着した診療を続けています。2007年の移転では、バリアフリー化を進め、実際に多くの患者さんたちから喜びの声が届いています。その後も予防専用ルームを5つに増設し、歯科用CTや口腔内スキャナー、エアフローといった先進の機器を導入してきました。患者さんに痛みが少なく快適な治療を提供できるように、歯科医師や歯科衛生士も日々技術を磨いています。当院では3人の歯科医師が在籍していますが、それぞれ得意分野が異なるため、さまざまな症状に対応できるのが特徴です。インプラント治療や矯正にも力を入れています。歯科治療の技術は進歩していますから、開業当時は難しかった症例にも、対応できるようになってきて、より多くの患者さんをサポートできることがうれしいですね。
定期メンテナンスの機器として「エアフロー」も導入されたとか。
はい。エアフローは、低侵襲といって、従来の機器に比べて痛みや刺激が少なく、かつ、短時間で歯の汚れや歯周病の原因となるバイオフィルムの除去に有用です。非常に細かい粒子をジェット水流で歯に吹きつけるので、インプラントや矯正装置をつけた患者さんでも、しっかりとクリーニングできるのが大きなメリットですね。歯茎に炎症がある場合にも、エアフローとそのほかのケアの組み合わせで炎症の抑制を図ります。当院では2台導入していて、技術セミナーを受講した歯科衛生士がメンテナンスを担当してくれています。定期メンテナンスでは、カウンセリングや、個室の予防ルームで45分かけて行う衛生指導やブラッシング指導にも力を入れています。患者さんごとに生活環境は異なるので、カウンセリングを行った内容をもとに、スタッフ全員で患者さんに合わせた対応に取り組んでいます。
先生のご専門である歯科口腔外科についてはいかがでしょうか。

一般歯科の治療はもちろんですが、普通の科では難しい悪性腫瘍なども診療できるような、全身を診られる歯科医師になりたかったので、大学病院勤務時代から口腔外科を専門にしていました。私はもともと愛知県出身で、大阪大学歯学部を卒業した後に、地元に戻り名古屋大学医学部口腔外科学講座に入局しました。その後、日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院の歯科口腔外科に勤務し経験を積んできたんです。そのため、難しい親知らずの抜歯や腫れもの、歯性感染症、腫瘍などの歯科口腔外科治療も得意ですね。患者さんの負担が少なくなるように痛みを軽減し、治療後も腫れにくいように処置していますので、お困りの方はぜひ相談していただきたいです。また、より専門的な治療が必要な場合は、その症状に適した医療機関をご紹介しますので安心してください。
歯科から歯科口腔外科、矯正歯科、訪問診療まで幅広く
インプラント治療では難症例にも対応可能な体制を整えているとお聞きしました。

はい。骨が少なく難しい症例や、糖尿病など基礎疾患のある患者さん、入れ歯が合わず苦労されている方でも、まずは気軽に相談してほしいですね。近年、骨をつくる技術が進歩しているので、以前は難しいとされていた症例にも対応できるようになってきています。私は難しい症例も、東京の三井記念病院から来ていただいている津山泰彦先生に対応をお願いしています。口腔内スキャナーを使うので、小さなお子さんや嘔吐反射がある方でも苦痛が少なくデータが取れます。入れ歯からインプラントに替える場合、3~4本、5~6本を一度に施術することも可能です。専門家と協力しながら幅広い患者さんのニーズに応え、多くの患者さんに、ご自身の歯のようにしっかりと噛める喜びを提供したいです。
矯正についてはいかがでしょうか。
当院では、マウスピース型装置を基本に、必要に応じてワイヤーも併用し矯正を行います。小児矯正では、なるべく子どものうちに負担少なく治せるよう努めており、既成の装置を中心に、必要に応じて型採りしてカスタマイズも対応。型採りが苦手なお子さんには口腔内スキャナーを活用し、負担軽減を図っています。また、歯科医師の技術も治療の質を左右しますから、ハーバード大学で教授を務めた宮島邦彰先生の講習会を月に1回受講して技術を磨いています。
診療で大切にしていることをお聞かせください。

特に大切にしているのは、痛みの少ない治療を心がけること、できる限り歯を残すことです。歯科恐怖症の方にも安心して治療を受けていただくために、音や痛みが出やすいタービン・エンジンはなるべく使用しないことに。ほかにも、痛みや不快感の軽減が期待できるレーザーを取り入れて、麻酔の注射針を打つ前に歯茎の表面麻酔を塗り、細い針で注射を打つことで痛みの軽減に努めています。また、一生ご自身の歯で過ごしてもらいたいので、さまざまな治療方法を取り入れて「組織を温存する、神経を取らない、歯を抜かない、なるべく削らない治療」に努めています。このような考えに至ったのも、開業当初、患者さんの歯を抜かざるを得ない状況に遭遇し「もっとなんとかできないか」と思ったからです。歯を残せて良かったと喜ばれるよう治療に取り組んでいます。
地域の患者の予防歯科に尽力
通院されていた方の訪問診療も行っているそうですね。

はい、以前から当院に通院されていた患者さんがご高齢になり、家から出られなくなったり、施設に入られたりした場合に訪問診療へ伺っています。施設に入られた場合、多くの場合はその施設指定の歯科医師がいますが、患者さんが「中井先生にしか口の中を見せたくない」ということで訪問診療へ伺うようになったことも。特に訪問日時は決まっておらず、患者さんから連絡をいただいたときには、その日中か翌日など、なるべく速やかに伺えるように努めています。普段の診療のお昼休み中を利用したり、診療後に訪問診療へ行ったりと、患者さんとお互いの都合を調整しています。今後も通院している患者さんがここに足を運べなくなったときには、訪問診療に切り替えられたらと思っています。
スタッフさんとの関係も大切にされているそうですね。
そうですね。誰もが安心してのびのびと働ける環境づくりを大切にしています。スタッフ数を確保し、フォローし合える体制を整えることで、休みが取りやすく、無理なく働けるような体制を整えました。「自分がいないと回らない」「休めない」と感じるような環境は、無理をしてしまったり、心の負担につながったりしますから、そうならないように配慮し、心に余裕を持って働ける職場をめざしています。また、職種に関係なく相談しやすい雰囲気づくりや、チームワークの良さも当院の強みです。福利厚生面でも、ライフステージに応じた柔軟な働き方ができるよう制度を整え、長く安心して働ける環境を整えています。
今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

高齢化が進んでいますが、歯を残すことに力を入れている時代なので、必然的に歯周病の患者さんが増加傾向にあります。当院の副院長が日本歯周病学会歯周病専門医なので、歯周病の治療に力を注ぎつつも、お子さんの頃から予防歯科に対する意識を高められる啓発活動に力を入れていきたいですね。そして、歯並びが乱れると体にも影響し、体にゆがみが生じれば全身が不健康になってしまうので、噛み合わせ治療にも力を入れていきたいと思っています。歯科医師としての経験が長くなっても、患者さんにより良い治療を提供できるように、日々研鑽を重ねています。できる限り幅広い症状を診られるように努めているので、ぜひご相談ください。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント:30万8000円~(1歯)
骨造成:5万5000円~
マウスピース型装置を用いた矯正:82万5000円~
ワイヤー矯正:77万円~
小児矯正:38万5000円~
既成品を用いた小児矯正:5万5000円~
エアフローを用いたクリーニング:2200円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

