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宮川 雄志 院長の独自取材記事

ミロデンタルクリニック

(横浜市青葉区/青葉台駅)

最終更新日:2019/08/28

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青葉台駅から東急バスに乗り2つ目の公園前停留所で下車すると、緑豊かな桜台公園が広がる。その外周に位置する「ミロデンタルクリニック」の診察室は、大きな窓から春はサクラ、秋は紅葉が望める特等席。治療に対する不安を和らげたいという宮川雄志院長の心遣いを感じ、それは診療にも表れている。精密性を求め、すべての治療に歯科用マイクロスコープを使用。また滅菌を重視し、ラバーダムを使用した治療も保険内外に関わらず提供している。さらに1人の患者を診るのにかける時間は、およそ1時間というから驚きだ。開業から12年、院長の熱心さと技術力を頼りに多くの人が足を運ぶクリニックへと成長した同院。その要因ともいえる治療へのこだわりについて話を聞いた。
(取材日2018年7月4日)

一人の患者、一度の治療にじっくり向き合ってきた

開業から12年、いらっしゃる患者さんについて教えてください。

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開院当初から通ってくださっている方ですと、近所に住む30~60代の主婦を中心に、青葉区全域、都内からも、当院を頼りにはるばる来てくださる方が結構いらっしゃいます。長く通ってくださっている方は、一通り治療を終えてメンテナンスのフェーズに入る方が増えています。現在は、セカンドオピニオンで来院される方も多いですね。当院は歯科用マイクロスコープを使った治療が保険診療で受けられますので、他の歯科医院や総合病院に通う患者さんで、根管治療など精密な治療が必要な方が紹介で来院されています。

セカンドオピニオンではどのような相談が多いのですか?

患者さんの不満というのは、必ずしも治療の良し悪しにあるのではありません。セカンドオピニオンで来られる患者さんからは、「自分が何の治療をされているのかわからなかった」「説明がなくて不信感を抱いた」といった声のほうが、実際よく耳にします。例えば、他院で抜歯が必要だと言われたとして、当院で診ても同じ診断をくだすことだってあるでしょう。違うのは、ご本人の納得がいく説明があったかどうか。そこで当院では、マイクロスコープで撮影した写真や動画をお見せしながら、現在の状態や治療の選択肢について具体的にご説明することで、信頼感につなげています。その結果、セカンドオピニオンで当院にいらした方が、説明を受けただけで納得して、治療を受けずにお帰りになるということもしばしばあるんですよ。

診察にはたっぷり時間を取っているのですね。

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現在は1日に10人前後の患者さんを診るペースで、1人あたり30分から1時間ほどかけています。患者さんとじっくりと向き合いたいので、開業当時からこの方針でやってきました。それに当院では保険の適用有無に関わらず、すべての検査・治療にマイクロスコープを採用しています。2台目を導入したので、治療とメンテナンスで診察室を移動させる必要がなくなり、よりスムーズになりました。マイクロスコープを100%使いこなせるようになるには、ある程度の時間が必要なんですが、使い慣れると肉眼での治療よりも短い時間で治療を終えることも可能になりました。治療は予約時間に始め、予定どおりに終えるよう徹底していますので、患者さんを余計にお待たせすることはありません。診察の予約は24時間インターネットで受けつけていて、新規の方も予約できるので気軽に利用してほしいですね。

的確に、精密に。できるだけ歯を長く残す治療を追求

マイクロスコープを使うメリットは何ですか?

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これまでの拡大鏡とはまったく違って、マイクロスコープは20倍くらいに拡大して見ることができるので、0コンマ何ミリという非常に細かい世界での作業が可能になり、治療の精度向上につながります。かぶせ物がぴったりフィットしているかどうかもすぐにわかりますし、少しでもずれがあれば修正したり、作り直したりもできるわけです。拡大することで治療すべき範囲が的確にわかり、取り残しの心配がないので再発防止につながりますし、無駄のない治療ができれば治療回数の短縮にもつながります。術前・術後の違いなどを患者さんにわかりやすく伝えられるのもメリットですね。口だけの説明ではなかなか伝わりづらいことも、マイクロスコープを使えばかなり細かい部分までモニターに映し出せて、ダイレクトに伝えられるんです。予防歯科にもマイクロスコープを使って撮影した画像を見てもらいながら磨き残しの箇所など説明しています。

注力されていることを教えてください。

滅菌に力を入れています。治療器具の滅菌には、凹凸のあるものや複雑な構造の器具も隅々まで滅菌できる、世界でも厳しいとされる欧州基準をクリアしたクラスBの滅菌機器を採用し、患者さんの二次感染予防に努めるなど滅菌にさらに力を入れるようになりました。またお口のクリーニングにもマイクロスコープを用いて、予防歯科にも注力しています。マイクロスコープならば、普段患者さん自身では見にくい箇所や、細かいところも画像で確認してもらうことができます。磨き残しの箇所を説明しご自身の目で確認してもらうと、正しいブラッシングを意識するようになり予防にもつながります。メンテナンスの間隔は半年に1回通われている方が多いです。

診療ではどんなことを心がけていますか?

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虫歯や歯周病など基本的な治療を、いかに的確にできるかです。それが高齢者になってからの口腔の健康につながりますから。そこを追求して、今診させていただいている患者さんを5年後、10年後、歯で困らないようにしてあげたいと思っています。きちんと治し、きちんと磨けるようになれば、ほとんどの方は大きな問題なく過ごすことができるはずです。治療の際はパターンにはめた画一的な対応をするのではなく、患者さん一人ひとりの年齢や性格、抱えている病気の症状、背景を踏まえた上で、接し方、説明の仕方を変えるようにしています。説明をちゃんと理解していただいた上で治療を進めていくことが大事だと思います。コミュニケーションの結果次第で、病気へのアプローチの仕方、治療の流れも変わってきますので、初診時にはより多く時間を取って患者さんと意思疎通を図り、信頼関係を築くようにしています。

楽しい人生を送れるよう、健やかな歯を保つケアも啓発

なぜ歯科医師という職業を選んだのですか?

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父が歯科医師だったんですよ。だから小さい頃からこの仕事が身近に感じられて、別の道を考えることもあまりありませんでした。でも自覚が芽生えたのは、大学に入ってからですね。少しずつ面白さがわかるようになり、自分もこの職業に就くんだと実感しました。実際に仕事を始めてからは、現実も見えるようになってきました。例えばラバーダムにしても、保険制度の問題などから日本ではなかなか使われていないのですが、それによって治療をきちんとできずに歯を抜くことになり、インプラントを入れなくてはならないようなケースが少なくありません。そんな状況、本末転倒だと思うんです。そこで、現状をどうにかしたい、これまでとは違ったことをやりたいと考えた結果、今のようなスタイルになったわけです。

ところで、先生はたくさんの趣味をお持ちだとか。

小さい頃から手先が器用で、プラモデルを作ったり、絵を描いたりするのが好きでした。森の中を走ったり、山道を駆け下りたりするトレイルランニングに挑戦したこともありましたが、今はランニングやサイクリング、それらを組み合わせたトライアスロンがストレス解消を兼ねた趣味になっています。今年も東京マラソンに出場しました。本気でタイムを競うというより、できるだけ楽しもうというスタンスで参加しています。この仕事は細かい作業が続くので、息抜きが大切ですよね。スポーツ以外では写真も好きなんですが、これは開業してマイクロスコープを使うようになった影響です。せっかくだから治療目的以外にも使おうと思って、自然の風景などを中心に撮影しています。何でも楽しむ姿勢がないと仕事のクオリティーも上がらないと思いますから。

最後に今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

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現在、マイクロスコープを使った治療を行う歯科医師はそれほど多くありません。今後はマイクロスコープやラバーダムの技術を歯科医師に広く伝えるためのセミナーをより実施していくことも考えています。マイクロスコープをうまく使いこなせるようになるには時間がかかりますが、高い技術を習得し、拡大視野下で精密な治療を行う歯科医師が増えることは、地域医療への貢献にもなりますし、何より患者さんの口腔内の健康の向上につながると考えています。

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