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山田 義博 院長の独自取材記事

山田歯科・矯正歯科

(東大阪市/JR長瀬駅)

最終更新日:2024/03/08

山田義博院長 山田歯科・矯正歯科 main

JR長瀬駅から徒歩4分、布施駅、北巽駅からも徒歩圏にある「山田歯科医院」は開業30年を超える、地域に根づく歯科医院。寿町で生まれ育った山田義博院長は、大学卒業後に矯正科に入局、アメリカへの留学経験も持つ。現在も矯正歯科に尽力し、子どもから大人まで、一人ひとりの口腔内状態に合わせ、さまざまな矯正方法への対応が可能だ。また、虫歯治療や口腔外科分野も得意としており、他院からの紹介やクチコミで訪れる患者も多いという。新しい技術や知識、接遇面などスタッフと一丸となって研鑽し続けているという山田院長に、歯科医院の特徴や現在の診療内容について語ってもらった。

(取材日2018年8月1日)

生まれ育った場所で開業し30年、遠方からも来院

歯科医師をめざしたきっかけは?

山田義博院長 山田歯科・矯正歯科1

僕自身が小さい頃、歯がとても弱かったんです。虫歯治療や抜歯などでたいへん痛い思いをし、苦労したんです。その後、高校時代に再び歯科に通ったところ昔と違いスムーズに治療が進みました。その変化が興味深く、また、歯科を身近に感じました。ただ、僕は中学生の時から社会人まで、サッカーをしていました。高校ではサッカー部がなかったので、自分たちで部をつくったほど。実は高校時代、体育大学への推薦話もいただき、体育教師になりたい気持ちも強かったんです。進路についてはかなり悩みましたが、自営業だった両親は、手に職を持って働いてほしいと希望していたこともあり、最終的には歯科医師をめざし、福岡歯科大学に進学しました。

大学卒業後すぐに矯正科に入局したんですね。

大学のサッカー部のコーチが矯正科の先生で、5年生の時に矯正前と後の症例を見せてもらい、こんなに変わるのかとたいへん驚きました。そして、福岡から戻り、大阪歯科大学の矯正科に進みました。大学卒業後に勤めた矯正専門の歯科医院では、難しい症例や、高度な治療結果を求められる症例を多く経験。アメリカで矯正を学ぶ機会もあり、当初は矯正だけでやっていこうと思っていたほどです。開業後は矯正科の学位取得のため、大学院に通いながら勤務を続けていました。

どういう方が多く来られていますか。

山田義博院長 山田歯科・矯正歯科2

1985年、生まれ育ったこの寿町で開業しました。歯科医院のすぐ向かいに実家があり、当院がある建物で弟と暮らしていた時期もあるんですよ。来てくれている患者さんは、小さいお子さんから高齢者の方まで幅広いですね。僕が矯正を得意としていることもあり、女性の患者さんが非常に多いです。ホームページを見ていただいた方や紹介、クチコミなどで、近隣地域だけでなく、石切や瓢箪山方面など、少し離れた地域からの来院が増えています。開業当時に来ていただいていた子どもさんが、大人になり、お子さんを連れて来るなど、家族ぐるみで来院されている方もいてうれしく思います。

大人から子どもまで、さまざまな矯正方法に対応

矯正に力を入れているとのことですが、どういう矯正方法に対応していますか。

山田義博院長 山田歯科・矯正歯科3

ブラケットを使用した一般矯正や短期間で行う矯正、マウスピース型装置を用いた矯正、セラミックをはじめかぶせ物の調整も含め、さまざまな種類の矯正に対応が可能です。現在は、マウスピース型の装置を用いた矯正に力を入れています。ここ数年で装置も改良され、症例数も多く、採用しやすくなりました。今後は、装置用の口腔内の型採りを3Dスキャナーで行える機器の導入も検討しています。

小児矯正を行うお子さんが増えていると聞きます。

当院では、ブラケット矯正や床矯正など、お子さん一人ひとりの状況に合ったものを使用しています。床矯正は治療期間は長くなりますが、子どもさんへの負担は軽減されますので、お勧めすることは多いですね。僕は28年間、保育園の歯科検診を担当しています。最近はやはり固い食べ物が少なく、噛む回数が減少しているので、顎を使う回数も減り、歯並びに影響しているように感じます。親御さんの歯並びが子どもに影響するのではと気にする方も多いんですが、遺伝的な要因はもちろん、環境的な要因もあります。最近は親御さんの矯正に対する関心はとても高いので、ご相談を受ける機会も多いです。また同時に、親御さん世代の方も、成人矯正をする方も増えているんですよ。

メンテナンスでの来院も多いそうですね。

患者さんの半分以上が予防歯科、メンテナンスでの来院です。開業以来通い続けてくださる方、毎月通ってくださっている高齢者の方もいて、80代ですべての歯を残されている方が何人もいらっしゃるんです。ご自宅でもきちんとケアしてくださっているので、真夏などは通院も大変かと思い「毎月来られなくても大丈夫ですよ」とお伝えすると「先生、見捨てるんですか」とおっしゃられたほど(笑)、皆さん熱心です。当院は歯科衛生士が3人おり、患者さんとの会話する機会も多いんです。3ヵ月に1度、どの歯が弱っているか、磨けていないかなど、検査結果を紙でお渡ししています。

ほかにはどのような治療に取り組んでいますか。

山田義博院長 山田歯科・矯正歯科4

義歯(入れ歯)については、患者さん一人ひとり、オーダーメイドのように個人トレーを作製した上で入れ歯を製作しています。これらは保険適用の範囲内での治療が可能です。当院では歯をなくされた場合でもインプラント治療は行っておりません。希望する方には他院を紹介していますが、十分に噛むことができる入れ歯をお作りしているつもりです。また、根管治療時の薬剤充填には、再感染が起きにくいといわれるバーティカル(垂直加圧充填)と、ラテラル(側方加圧充填)という2つの方法がありますが、開業時からバーティカル法での根管治療にも徹底的に取り組んでいます。口腔外科分野では抜歯を非常に短い時間で処置するよう努めていますし、顎関節症の方の治療にも対応しています。そのほか、レーザーを使用した治療も導入していますので、ご相談いただければと思います。

スタッフも診療へ積極的に参画、今後も研鑽を続けたい

患者さんと接する際に心がけていることはありますか。

山田義博院長 山田歯科・矯正歯科5

まず治療時は、僕自身がしてほしいと思う治療を患者さんにも提供することです。そして、患者さんにリラックスしてもらうこと。これはスタッフがコミュニケーションを密に図ってくれているので、診療時に僕はとても助かっています。子どもの患者さんの場合、最初は不安が大きいですので歯科に慣れるまで待ちます。親御さんと確認をし、僕たちと双方で、もう大丈夫だろうと判断した段階で治療を開始するようにしています。ただし、痛みが強い時などは、まず痛みを取り除くことを優先し、その日のうちに治療を開始することもあります。

スタッフの方々が自主的に話し合いや取り組みを行っているとか。

当院のスタッフはみんな、本当に長く勤め続けてくれていまして、自主的に話し合い、より良い診療のためにもっとこうしよう、ここを変えようと率先して動いてくれています。僕は心からスタッフを信頼していますし、彼女らがいなくては、歯科診療は成り立たないと思っています。初診時のコンサルテーションは、スタッフが主となって行っています。患者さんはなかなか歯科医師には思いを伝えにくいかもしれませんので、スタッフに希望を話していただくためです。これもスタッフからの提案で開始したものなんですよ。保育園での指導時も、僕だけでなく、歯科衛生士自ら紙芝居を用意し、歯の健康についてお話しさせてもらっています。

多忙な中、院長もスタッフの方々も研鑽を続けているそうですね。

山田義博院長 山田歯科・矯正歯科6

僕はとても先生に恵まれてきたと感じています。アメリカ留学時も、幸いにも各分野に精通している方々に学ぶことができました。根管治療についても、開業前に偶然お手伝いに行った歯科医院で、まだ当時珍しかったバーティカル法を学ぶことができたんです。また、入れ歯やかぶせ物などの補綴学を約2年間しっかり学ぶ機会を得られました。現在も、僕自身やスタッフの技術や意識の向上のためセミナーに参加したり、他の歯科医院を見学したりと、積極的に取り組んでいます。そのため、診療をお休みすることもありますが、得るものも非常に大きいんです。患者さんのためになることであれば、今後もどんどん吸収して還元していきたいと考えています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

小児矯正:38万5000円~44万円
成人矯正:88万円~104万5000円
マウスピース型装置を用いた矯正:62万7000円

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