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島崎 賢仁 院長の独自取材記事

さぎぬま脳神経クリニック

(川崎市宮前区/鷺沼駅)

最終更新日:2020/04/01

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頭痛やめまい、物忘れ、しびれなど、脳のさまざまな症状を診療している「さぎぬま脳神経クリニック」。島崎賢仁院長は脳神経外科を専門とし、患者の負担を少しでも軽減し、ホスピタリティーを持って温かく迎えることを大切にしているベテラン医師。脳の病気を調べる健康診断である脳ドックも行っており、血管が詰まることで起きる脳梗塞や血管が破裂するリスクがある脳動脈瘤などの早期発見に努めている。さらに、脳卒中の発症原因ともなる生活習慣病の治療にも注力。検査機器も充実させており、総合病院と同レベルの検査をその日に受けられ、その場で結果を聞くことができるのも同院の特色の一つだ。地域のかかりつけ医として、困った時に頼りにされるクリニックをめざしている島崎院長に話を聞いた。
(取材日2019年5月28日)

検査設備を整えて、患者をサポート

クリニックの特徴をお聞かせください。

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田園都市線沿線にお住まいの方を中心に、頭痛や物忘れ、めまい、しびれなどを訴えて来院される方が多く、最も多いのが頭痛の患者さんです。頭痛には、片頭痛や肩、首からくる緊張型頭痛などさまざまな原因がありますが、中には何らかの腫瘍が原因となっているケースもあり、それを見逃さないためにもMRIやCTを用いた精密検査が必要になります。頭痛は、いずれ治るだろうと市販の薬を飲みながら我慢している方が多い症状だと思います。しかし、脳神経外科を受診すると、原因がわかって症状の緩和につながるケースもあるんです。お役に立てることも多いはずですから、慢性的な頭痛にお悩みの方は、我慢せずに相談してもらいたいですね。

設備について教えてください。

入念な検査と正確な診断を行うために、当院ではできる限りの投資をしたいと思っており、その一つが設備です。まず、クリニックでは少ない高磁場MRIやマルチスライスCTを導入しています。これは、従来の機器よりも画像が鮮明で、大学病院などで受けるものと変わらないレベルの検査ができます。通常、大学病院での検査となると何度か通院する必要があり、待ち時間が長くなってしまいますが、当院ならばその日のうちに検査を実施し、すぐに結果をお知らせすることができます。ほかにも、頸動脈エコーや脈波図検査で動脈硬化の状態を調べることで血管年齢もわかります。また、メタボリック症候群検査用のCTなどの機器も導入し、検査環境の充実を図っています。

脳ドックも行っていますね。

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はい。検査で異常が認められた場合には手術が行える医療機関を紹介し、経過観察が必要な場合には私が担当することもあります。脳ドックの一番の目的は、くも膜下出血の予防です。脳動脈瘤という血管のこぶが破裂して起こる病気ですが、実際に出血がないと症状が現れることはありません。つまり破裂する前は自覚症状がないんです。そのため、血管のこぶを早期に発見し治療する必要があります。脳ドックでは、脳卒中の原因となる動脈硬化のリスクを調べることもできます。脳の健康にさまざまな影響が出始める40歳を超えたら、まず一度は脳ドックを受けることをお勧めしています。日本脳神経外科学会脳神経外科専門医資格を持つ専門家として、脳疾患の不安を抱えている方をサポートしていきたいと思っています。

病診連携で機能を分化。丁寧で迅速な診療を

医師をめざしたきっかけを教えてください。

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小さい時は体が弱く、頻繁にかかりつけ医のところに通っていました。手術を受けたこともあります。そのため医療機関が身近だったことや、手術を受けたことで自分の体が治るという感動を味わったことから、「人を助けたい」という気持ちが漠然と芽生えたのだと思います。具体的に医師を志そうと思ったのは高校に入る頃です。ちょうど「人って何だろう」「自分って何だろう」と考えることが多い年頃で、「自分が自分である」「人が人である」ために重要な脳という器官にすごく惹かれました。そこで、脳を勉強するために医師になろうと明確に思うようになりました。

開業前は大学病院に勤務していたそうですね。

大学病院などでは入院治療や救急医療がメインとなり、その中で脳神経外科の医師は限られた人数しかいませんから、どうしても退院後のアフターケアを行う外来診療が不十分になってしまっていました。初診の患者さんの話を十分に聞けず、検査にも非常に時間がかかるという現実もあります。じっくりと話を聞き、すぐに検査をすることができて、術後のフォローアップも請け負える診療所があれば、と考えてそこをめざしてきました。総合病院と地域のクリニックが機能分化し病診連携をすることできちんとした役割分担ができれば、患者さんにとってもメリットになります。当院は先進の機器をそろえていますから、他院から検査依頼を受けることもあり、入院治療が必要かどうかの判断も早い段階ですることができます。開業当初に理想としていた連携が確立されてきていると実感しています。

脳神経外科を掲げた診療所は少ないのでしょうか?

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個人病院として脳神経外科を標榜するスタイルはあると思いますが、検査部門を充実させつつ診療所のスタイルをとっている例は珍しいと思います。診療内容に関しても、当院では、大規模病院の脳外科に比べ内科的な部分もカバーしています。脳外科が脳や脊髄、末梢神経の病気である脳腫瘍や、くも膜下出血、脳出血などの外科的手術治療を中心にしているのに対して、神経内科は脳、脊髄、末梢神経の病気の診断や薬物治療などが中心となります。その中には脳卒中やパーキンソン病、アルツハイマー病、神経難病なども含まれます。しかし実際の病気には脳外科と神経内科の両方にまたがっているものも多いので、当院では脳外科、神経内科の領域に関係なく「同じ脳の疾患」としてすべてを診ています。

頼りにされるクリニックをめざして

開業はずっと考えていたのでしょうか?

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私は大学病院や総合病院の脳神経外科に勤務した後、川崎市立川崎病院の脳神経外科で副医長、医長を務めました。そうした中で、いつしか自分の理想とする診療をしていきたいという想いが強くなり、開業を決意したのです。 鷺沼は脳神経外科のクリニックが少なく、多くの患者さんの要望に応えられるのではと感じ、開業場所に選びました。老若男女が笑顔で暮らす、明るく美しい街ですから、すぐにこの街が好きになりました。脳ドックの存在も地域の皆さんに認知されつつあると感じています。来られている患者さんの紹介で受診する方も多く、健康のための予防の輪が広がってきている実感があります。足を運びにくいというイメージの強い脳神経外科ですが、それを払拭し「皆さんが気軽に通える存在をめざしたい」という開業当初に抱いていた想いが、徐々にかなっていると思います。

診療の際に大切にしていることは?

ホスピタリティーを持って、患者さんを温かく迎えることですね。当院ではまず看護師が問診をしていますが、脳梗塞やくも膜下出血でも歩いて来院する方もいるので、患者さんの様子や動きにも目を配り、緊急性の高い方は早急に検査を受けられる環境を整えています。また、脳卒中の原因ともなる動脈硬化を引き起こす生活習慣病の管理も行っています。食事や運動などのアドバイスをすることもありますね。わかりやすい説明を心がけ、病気や治療にしっかりと向き合ってもらえるように症状や治療法を丁寧に説明するようにしています。検査結果の画像や資料などを使って、専門用語ではなくわかりやすい言葉で納得してもらえるまで繰り返しお話しします。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

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脳の病気は早期発見が非常に重要です。そのため、普段から頭痛がある方でも「いつもと違う」「おかしい」といった違和感があるときは、様子を見たりせずに、すぐに医師の診察を受けるようにしてください。症状が出てから時間がたってしまうと、取り返しのつかないことになる可能性もあります。何もなければそれで安心していただけるので、市販の薬で痛みを我慢するのではなく、まずは受診してもらいたいですね。そのためには、「怖そう」「行きづらい」というマイナスイメージをなくしたいと思っています。脳神経外科はクリニックの数が少ないですし、重篤な患者さんが通う場所と思っている人も少なくありません。しかし、多くの人が悩まされている頭痛も専門は脳神経外科なのです。困っている時に頼りにしてもらえるクリニックをめざしていますので、ちょっとした症状でも気軽に相談してもらいたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

【脳ドック】Aコース/5万円(問診、脳MRI、脳MRA、頸動脈エコー、身長・体重・BMI・血圧測定、採血・採尿、心電図)Bコース/3万円(問診、脳MRI、脳MRA)
このほか、動脈硬化やメタボリック症候群を診断するためのオプションもあります。脈派図検査/2000円、頸動脈エコー/6000円、内臓脂肪CT検査1万5000円、頸部MRA/1万円

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