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野村 征敬 院長の独自取材記事

野村眼科

(川崎市麻生区/新百合ヶ丘駅)

最終更新日:2026/01/22

野村征敬院長 野村眼科 main

小田急線新百合ヶ丘駅すぐ、南口の商業施設内に「野村眼科」はある。院長を務めるのは野村征敬(まさたか)先生。とても穏やかで優しそうな印象だ。院内はアイボリーを基調とした温かい雰囲気で、商業施設内であることを忘れるような落ち着きがある。開業から18年が経過しているが、検査機器などは新しいものを取り入れ、診断の精度を追求しているという。診察は予約制ではないが、受付後、順番をスマホで確認できるため、待ち時間に買い物をするなど、時間を有効に使うことも可能。今後は予約システムの導入も検討している。野村院長の2人の子どもは現在研修医。「眼科を専攻した場合、将来は手術などで協力できるかもしれないですね」と野村院長は目を細める。そんな野村院長に、近年増加している小児の近視や、同院での診療について詳しく聞いた。

(取材日2025年12月15日)

丁寧な診療と精密な診断で幅広い年代・疾患に対応

どういった患者さんが多くいらっしゃいますか?

野村征敬院長 野村眼科1

当院には、幼児から100歳近いお年寄りまで、本当に幅広い年代の患者さんがいらっしゃいます。特に長年診療を続けている中で、緑内障の患者さんが増えてきているのが現状です。緑内障は、いまだ根治をめざすのが難しい病気であり、失明の原因の第1位とされています。そのため一度治療が始まると定期的に経過を見ていく必要があり、長く通院してくださる方が増える傾向にあります。緑内障は、先天性のものもありますが、一般的には40代と80代を比べると、罹患率が2倍に増える疾患です。また、ご家族に緑内障の方がいるなど、家系的にリスクが高い方や、視神経が弱っていると診断された方は、年に1度の定期検査を受けることで早期発見につなげることができ、失明のリスクを下げることが期待できます。

検査設備にもこだわられていらっしゃるそうですね。

はい、患者さんに適切な診断を提供できるよう、検査設備にはこだわっています。最も活用しているのは、目の奥のCTであるOCT(光干渉断層計)です。網膜の断面を観察できるので、緑内障や加齢黄斑変性症といった病気の診断精度が高まりました。平面を検査するカメラも進化しています。最近のものは眼底の周辺部まで撮影可能で、撮影の際に瞳孔を広げる必要がないため、患者さんの負担を減らして診断をつけられるようになっています。こうした検査は画像を残せるのでとても便利です。患者さんにも病状を説明しやすく、より適切な診断につながると考えています。

診療ではどういったことを心がけていらっしゃいますか?

野村征敬院長 野村眼科2

そうですね、開業時から一貫して心がけているのは丁寧な診療です。これは歯科医師であった母の影響があるのかもしれません。母は常に「患者さんには優しく」と言っていました。その教えが無意識に、私の診療スタイルにつながっているのかもしれません。患者さんには、ご自身の病状や治療方針について、納得した上で治療を受けていただきたいと思っています。そのため、お一人にかける時間がどうしても長くなってしまいます。待ち時間についてはご迷惑をおかけしていますが、少しでも軽減できるようスタッフとともにさまざまな工夫をしているところです。

増加傾向にある小児の近視を抑制するための治療に注力

小児の近視に関する相談が多いと伺いました。

野村征敬院長 野村眼科3

はい、小児の近視に関するご相談は増えていますね。近視は一度進んでしまうと治らないため、治療というよりも進行の抑制を図るという言い方が適切かもしれません。近視が進行するというのは、目が物理的に伸びることを意味しており、伸びた目は元に戻りません。近視が進むと、将来的に網膜剥離や緑内障など、失明につながる病気のリスクが高まってしまいます。特に小学生の時期は近視が最も進みやすいので注意が必要です。近視が進む主な原因は、遺伝、年齢、そして現代の生活習慣や環境にあります。ちなみに、小児の近視に関しては、食事や栄養素はあまり関係がないとされています。むしろ、近くを見る機会が増えたことなどが影響しているでしょう。

小児の近視抑制にはどういった治療法があるのでしょうか。

小児の近視抑制のために、点眼薬を使用する方法があります。2025年4月に国内産の近視抑制のための点眼薬が発売され、使いやすくなりました。この点眼薬は保険適用外で、眼球がやわらかく伸びやすいといわれる5歳から18歳の成長期のお子さんを対象に使用します。瞳孔が広がる副作用があるため、まぶしい・ピントが合いづらいなど、見えづらさを訴えるお子さんもいらっしゃいます。症状の程度にもよりますが、当院では近視の進行が認められるお子さんなどに、この治療の選択肢をご説明しています。また、近視の抑制には眼鏡の使い方も重要です。これは子どもに限らず、大人にも言えることで、当院では眼鏡の適切な使い方をご案内しています。

眼鏡の掛け方も影響するのですね。

野村征敬院長 野村眼科4

はい、眼鏡の使い方が近視の進行に大きく影響します。遠くにピントを合わせた眼鏡をかけているのに、その状態で近くばかり見ていると、目に矛盾が生じ、近視が進行してしまいます。理想的な対応は、遠くを見る時と近くを見る時で眼鏡を掛け替えることです。手元が見える程度の軽度な近視であれば、遠くを見る用の眼鏡を用意し、近くを見る時だけ外す、といった工夫も必要でしょう。また、近くを見る際は明るい環境で、目を離して、長時間見続けないよう時間を区切る生活習慣も重要です。よく暗い環境が目に悪いと思う方がいらっしゃいますが、問題なのは近すぎることです。暗いと見えにくいため、近づけて見る。これが目に負担をかけてしまいます。親御さんは、近視が進行しやすい小学生の間は特に注意深く見てあげてください。

治療や予防の選択肢を増やし目の健康を支える

眼病予防にはどういった対策が必要ですか?

野村征敬院長 野村眼科5

私自身が目について気をつけているのは、紫外線です。特に夏は冬に比べて紫外線量が多いので、外出時には対策が欠かせません。対策といっても、つばのある帽子をかぶる程度です。紫外線対策としてサングラスを着ける方がいらっしゃいますが、色の濃いサングラスは逆効果になってしまう恐れがあります。サングラスで暗くなることで、瞳孔が開きます。すると、サングラスをしていなかったときよりも、多くの紫外線を取り込むことになってしまうのです。UVカットタイプのサングラスではない眼鏡と帽子・日傘の組み合わせで対処していただくことをお勧めします。

食事や栄養素も目の健康に関係してきますか?

はい。加齢黄斑変性症など、加齢に伴う目の病気の予防や進行抑制には、食事や栄養素が関係してきます。加齢黄斑変性症は一度発症すると治すのが難しく、処方できる治療薬もありません。加齢黄斑変性症のように、目の病気には完治が見込めない病気もあるのです。そういった場合にサプリメントのアドバイスをすることもあります。例えば、緑黄色野菜に多く含まれるルテインに注目しています。ルテインは食事から摂取できる量が限られているため、サプリメントで効率的に摂取するのがお勧めです。ルテインの研究は大学病院などでも行われています。サプリメントは病気を治すものではありませんが、選択肢の一つとして考えていただければと思います。

今後は受診しやすさへの取り組みも検討中だそうですね。

野村征敬院長 野村眼科6

はい。今後は、一般の診察に予約システムを導入したいと考え、現在さまざまな検討をしている最中です。当院は丁寧な診療を心がけているため、患者さんをお待たせしてしまうことが課題だと認識しています。現在は、受付で番号をお渡しし、二次元バーコードで待ち時間を確認できるようにして、その間外出していただくなどの工夫をしています。さらに予約制を導入することで、患者さんが来院される時間が分散し、全体的な待ち時間の軽減につながればといったところです。受診しやすくすることで、早めに受診する人を増やしたいという思いもあります。異常を感じてからしばらくして受診する方も多く、薬の効果が見込めなくなってしまうことがあるからです。お忙しい患者さんのためにも、受診環境を整備していきたいと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

点眼薬による近視抑制の診察費/3000円~、近視抑制のための点眼薬(1ヵ月分)/4380円

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