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顕微鏡による精密治療で
歯を保存し長持ちさせよう

馬場デンタルクリニック

(世田谷区/奥沢駅)

最終更新日:2023/09/25

馬場デンタルクリニック 顕微鏡による精密治療で 歯を保存し長持ちさせよう 馬場デンタルクリニック 顕微鏡による精密治療で 歯を保存し長持ちさせよう
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以前治療した歯がしばらくしてからまた痛くなってしまったという経験がある人は少なくないかもしれない。そのような再発が少なくなるために精密な歯科治療に力を入れているのが、「馬場デンタルクリニック」の馬場眞二郎院長と馬場雄大先生の二人だ。同院では、歯科用顕微鏡(マイクロスコープ)をはじめとする充実した機器を駆使すると同時に、歯科医師歴40年以上にもなる眞二郎院長の豊富な経験と、大学院を卒業し歯科保存の研鑽を積んだ雄大先生の新しい知識を組み合わせて治療をすることで、再治療になるようなことがないよう努めているという。そこで、同院が取り組むマイクロスコープを用いた精密治療について、眞二郎院長と雄大先生の2人に詳しく教えてもらった。

(取材日2023年8月16日)

再発を防ぐためには、その原因となるものを徹底的に除去することが重要

Qそもそもなぜ再発が起きてしまうのでしょうか。
A
馬場デンタルクリニック 細菌の力を弱めることが再発防止につながると語る眞二郎院長

▲細菌の力を弱めることが再発防止につながると語る眞二郎院長

【眞二郎院長】根管治療は細菌との戦いです。根管に細菌がいない状態か、いても不活化をめざすことが大切ですが、根管は無数に枝分かれしていて形も多様なため、完全にきれいにしたり、不活化するのは正直難しいです。このような残った細菌が免疫で抑えられなくなる量まで増えると再発が起きます。【雄大先生】虫歯治療は感染した部分を取り除いてから詰め物やかぶせ物をします。しかし感染した部分のみを最小限の歯の切削量で取り除くことや、詰め物やかぶせ物を適切に行うことは簡単ではありません。設備と時間が不十分だと肉眼では見えない隙間ができてしまい、その隙間で普段の磨き残しにより細菌が増殖し、虫歯の再発が起きてしまいます。

Q再発を防ぐために精密な治療に取り組んでいるそうですね。
A
馬場デンタルクリニック 拡大鏡も併用し常に拡大視野で治療に臨んでいる

▲拡大鏡も併用し常に拡大視野で治療に臨んでいる

【眞二郎院長】根管は直径が約1mm以下と、肉眼では細かいところまで見ることができません。また、先ほども話したように根管治療は細菌との戦いですから、そこを徹底的にきれいにする必要があります。根管内の掃除後に感染した歯髄の残骸などが残っていると、再発の原因となるからです。そこで、マイクロスコープを用いて拡大すれば、根管の入り口や中のほうもある程度は見えますので、掃除すべきところや、掃除した後に残っている感染した歯髄の残骸などの汚れがわかり、よりきれいにすることが望めます。加えて、歯を削りすぎてしまうことや、歯の底に穴を開けてしまうといったリスクも減らすことが期待できます。

Qマイクロスコープには、ほかにもメリットがあると伺いました。
A
馬場デンタルクリニック マイクロスコープで記録した画像を用いて治療の解説をしてくれる

▲マイクロスコープで記録した画像を用いて治療の解説をしてくれる

【雄大先生】マイクロスコープは根管治療だけでなく、虫歯の治療や詰め物、かぶせ物を作る際の歯の形を整えるためにも有用です。特に一番奥にある歯の後ろ側は、肉眼ではどうやっても見えません。ですが、歯科用の小さいミラーに奥歯の後ろ側を映し、それをマイクロスコープで拡大すれば、詳細に見ながら治療を精密に進めることが可能になります。もう一つのメリットは、治療を記録できること。実際の治療の様子を写真や動画で残すことができ、それをモニターを使って患者さんに説明ができます。そうすれば、何をされているのかわからないという不安軽減につながり、治療に納得してもらえて、歯に対する意識も変わってくるのではないでしょうか。

Q院長先生は、再発を少なくするために何を意識していますか?
A
馬場デンタルクリニック 治療後の定期的なメインテナンスとセルフケアが重要という

▲治療後の定期的なメインテナンスとセルフケアが重要という

【眞二郎院長】当院では国内にあまり普及してない頃からマイクロスコープを導入しましたが、それ以前から再発の少ない治療をめざし取り組んできました。根管治療では、当時は菌を不活化するための有用な薬剤を判定するために細菌検査をしたり、CTがなかった時代には根管にシリコーンを流し込んで形を把握していました。とにかく大事なのは、細菌を徹底的に消毒する工夫が重要ということ。そのためには、治療の時にはラバーダムを必ず用いる。そして、さまざまな器材を駆使して感染した部分をしっかり機械的に除去し、その上で薬剤を使い化学的に細菌にアプローチする。こうした基本的なことを徹底的にすることは開業当初から変わりません。

Q雄大先生は、接着の研究をしてきたそうですね。
A
馬場デンタルクリニック 虫歯治療のために研鑽を積んだ雄大先生

▲虫歯治療のために研鑽を積んだ雄大先生

【雄大先生】目に見えないくらいのわずかな隙間が理由で、虫歯などが再発してしまうケースは少なくありません。そのため、詰め物やかぶせ物は歯にピッタリとしたものを作ることが大事です。また、それと同じくらいそれらをしっかり接着することも重要です。私は大学院で4年間、歯とかぶせ物や詰め物を隙間なく一体化するための接着材料や手技の研究に取り組んできました。例えば、マイクロスコープの拡大率は最大20倍程度ですが、研究では走査電子顕微鏡を用いて4000倍にて接着面を観察し、歯と材料が隙間なく接着しているかの評価をしてきました。臨床の場でもそういった経験を生かして、日々研鑽を積み、質の高い治療をめざしています。

ドクターからのメッセージ

馬場 眞二郎院長、馬場 雄大先生

【雄大先生】歯科治療の技術や材料は日々進歩しているため、勉強会やセミナーに積極的に参加するなど、日々知識のアップデートをしています。そこに院長が40年以上歯科医師として培ってきた技術や経験が組み合わされば、より質の良い治療ができるのではないかと考えていますし、それが当院の強みではないかと思います。 【眞二郎院長】当院では、マイクロスコープをはじめとする機器や技術、知識を駆使した精密な、再発の少ない治療をめざしています。治療を繰り返して困っているような場合には、ぜひ当院にお越しください。もちろん歯を保存できずに失った場合の入れ歯やインプラント治療などのご相談も対応させていただいてます。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント/45万1000円~

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