マイクロスコープを用いる精密治療で
再発ゼロの虫歯治療をめざす
馬場デンタルクリニック
(世田谷区/奥沢駅)
最終更新日:2026/02/03
- 自由診療
治療後の虫歯の再発の原因として、細菌の除去が不十分なことが考えられる。そうした事態を避けるために「馬場デンタルクリニック」の馬場眞二郎院長と馬場雄大先生は、新しい治療技術に加え、歯科医師歴40年以上にもなる眞二郎院長の豊富な経験も生かし、患者ごとに適した治療に取り組んでいる。まず治療時の衛生管理を徹底。マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)も用いながら、一つ一つの治療を丁寧に行うことで精度の向上に役立て、再発防止をつなげているという。「従来は大きな虫歯に対して神経を抜く、いわゆる根管治療が主流でしたが、近年では虫歯の大きさによって歯の神経を保存する歯髄保存療法も可能になっています」と雄大先生。歯の保存に重要な精密治療や、歯を残せなかった場合に対するその先の外科治療について詳しく聞いた。
(取材日2025年12月17日)
目次
マイクロスコープの使用に加え、衛生管理からかぶせ物の型採りまで丁寧なプロセスで精密さが向上
- Q虫歯を治療しても再発するケースがあるのはなぜでしょうか?
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A
▲設備や時間が不十分だと再発リスクが高まると語る雄大先生
【雄大先生】虫歯治療は感染した部分を取り除いて詰め物やかぶせ物をします。しかし感染部分のみを最小限の歯の切削量で取り除くことや、詰め物やかぶせ物を適切に行うことは簡単ではありません。設備と時間が不十分だと肉眼では見えない隙間ができ、その隙間から普段の磨き残しにより細菌が増殖して、虫歯が再発することがあります。また大きな虫歯を深く掘って感染部分を取り除く必要がある症例では、細菌に感染した神経を除去して歯を温存する「根管治療」も選択肢になります。しかし、この治療法も不十分な設備で行うと再発率が高まるとされます。なお近年は虫歯の状態によっては神経を抜かずに済む治療法も出てきました。
- Q歯を残すために行う根管治療しても再発することがあるのですね。
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A
▲衛生管理の徹底や精密治療がクリニックの強み
【眞二郎院長】根管治療は細菌との戦いです。根管に細菌がいない状態か、いても不活化をめざすことが大切ですが、根管は無数に枝分かれしていて形も多様なため、完全にきれいにしたり、不活化するのは正直難しいです。そして残った細菌が免疫で抑えられなくなる量まで増えると再発が起きます。
【雄大先生】当院の場合、治療部分への感染防止に役立つラバーダムを使い、歯の表面の汚れは染め出して適切に除去するなど、治療時の衛生管理を徹底。その上でマイクロスコープにより治療部位を拡大し、細菌の感染部分を最小限の範囲となるよう切削します。こうした細かい手順を着実に行うことが良好な治療結果と再発防止につながると考えています。
- Q神経を残せる治療、残せない治療はどんな点が違いますか?
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A
▲拡大鏡も併用し常に拡大視野で治療に臨んでいる
【雄大先生】残念ながら神経と血液いわゆる「歯髄」を残せるかどうかは事前にはわかりません。歯を削って歯髄が露出した段階でよく観察し、神経に血が通っているかなどから判断しています。そのため歯髄の状態はマイクロスコープなしには観察が難しく、必要な設備がなければ神経を残す治療は行えないでしょう。歯髄を残すと治療後も歯に血管から栄養が供給され、歯を噛む感覚が残るなど多くの利点があります。一方で歯髄の除去が必要なケースでは、当院はCTなどで複雑な根管の形態を把握し、ニッケルチタン製の器具など、そのほかさまざまな機材を用いて、限りなく根管がきれいになるよう努めています。
- Q大きな虫歯治療の後の流れはどのようになりますか?
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A
▲保存歯科治療や接着歯科治療を研究してきた雄大先生
【雄大先生】神経を残せた、残せなかったに関わらず、歯を削った部分に削った歯の量に応じて詰め物またはかぶせ物を装着して治療は終了します。一般的に治療部分に直接詰める詰め物の方が接着性が高いとされますが、当院ではマイクロスコープで見ながら歯と歯茎の接点が明瞭になる方法で型採りを行い、歯科技工士が精密にフィットするかぶせ物が作れるような模型を提供するなど工夫を重ねています。さらに3〜6ヵ月は仮歯で機能面の不具合がないかを確かめた後、最終的なかぶせ物を装着するようにしています。また、私が大学院で歯とかぶせ物や詰め物を隙間なく装着するための接着材料や手技を研究した経験も生かしています。
- Q歯周病治療でもマイクロスコープを活用されると伺いました。
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A
▲歯の保存から失った後までの幅広い治療方法を提案している
【雄大先生】根管治療や歯髄温存療法は歯を残すための治療ですが、歯周病はそうした歯の土台になる歯茎や歯の周りの骨にダメージを与える病気。当院では歯周病の早期発見や治療にも力を入れています。マイクロスコープは、拡大することで、歯茎の奥に入り込んだ歯周病の原因となる歯石を視認でき、歯科用ミラーをうまく使うことで、通常見えないような角度でも観察が可能です。このほか残念ながら歯を残せなかった場合は、インプラント治療などの選択肢も提案させていただいております。
自由診療費用の目安
自由診療とはマイクロスコープを用いた根管治療/4万4000円〜、マイクロスコープを用いた歯髄保存療法/5万5000円〜、マイクロスコープを用いた歯周病治療/3万3000円〜

