数十年先も良い歯でいるために
原因を探り根本から治療を行う
斉藤デンタルオフィス
(世田谷区/駒沢大学駅)
最終更新日:2024/09/09
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どんなに良い治療であっても、天然の歯に勝るものはない。つまり歯科治療を繰り返すたびに、少なからず歯にダメージを与えてしまう。「斉藤デンタルオフィス」がめざすのは、そのような再治療をできるだけ必要としない、「長持ちする治療」だ。治療を長持ちさせるためには、総合的な診査・診断、精度の高い治療、食生活などに対する患者側の意識、治療後のメンテナンスが不可欠。同院では設備や体制を整えて、患者とコミュニケーションを図りながら、チーム全体で「長持ちする治療」の実現をめざして取り組んでいる。「お口の中を総合的に診て、根本原因からしっかりと治療することが大切なんです」と語る斉藤祐紀副院長に、同院の診療方針や特徴について話を聞いた。
(取材日2024年8月5日)
目次
口腔内の良い状態を長く保つには、根本原因から究明することが大事。それを実現させるための工夫とは
- Qクリニックの診療方針をお聞かせください。
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A
一言でいうと「長持ちする治療」です。なぜそのような状態になったのか原因を突き止めて、再発が起こらないように根本的な解決に努めています。例えば、取れてしまった詰め物を入れ直せば表面上は解決するのかもしれませんが、「なぜ、そうなったのか」の理由がわからないままでは同じことの繰り返しになりかねません。噛み合わせも含めてお口全体の総合的な診査・診断を行い、患者さんとコミュニケーションを図りながら、専門知識に基づいた精度の高い治療を行う。さらに治療後も適切なメンテナンスを行うことで、「長持ちする治療」の実現をめざしています。
- Q具体的に、どのような工夫をされていますか?
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A
視診で歯や歯茎の状態を確認すると同時に、歯周病の検査、エックス線による口腔内全体の撮影、症状によっては歯科用CTも用いて症状の原因を探ります。症状の出方や普段の食生活など、患者さんから伺う話も重要なヒントになりますね。顎の状態や噛み合わせのチェックも行いますので、患者さんが想像しているのとは別の原因が見つかるかもしれません。痛みのあるところだけではなくお口の中全体を診て、結果、別の痛みを感じていない部位を治療することで解決につながることもあり得ます。また、食生活習慣など、患者さんのちょっとした工夫が再発予防につながることも。それらについてご理解いただけるよう、わかりやすい説明も心がけています。
- Q小児歯科ではいかがでしょう?
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A
子どもの患者さんの場合、「いかに良い状態で永久歯に生え替わるか」が重要です。歯周病の症状があるお子さんはごく少数ですし、「治療」よりも数十年先まで見据えた「予防」が中心となります。ポイントは、食生活と歯並びです。2歳半の歯科健診をきっかけに「歯科医院デビュー」をするお子さんも多く、親子で受診される方もいらっしゃるんですよ。歯並びには遺伝的な要因もありますから、親御さんの口腔内の状態を見て、私からお子さんの矯正治療をお勧めすることも。当院には小児歯科や矯正歯科を専門とする歯科医師も在籍しており、協力して治療を進めています。
- Q専門知識を生かして、チームで診療されているのですね。
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A
はい。当院では院長と私のほか、小児歯科、矯正、補綴、インプラントをそれぞれ専門とする先生が東京医科歯科大学から非常勤でいらしています。骨造成を必要とするようなインプラント治療も院内で対応可能。同時にいくつもの補綴物を用いるような複雑な虫歯治療では、補綴治療に精通した先生が噛み合わせまで考えながら精度を重視した治療を行っています。また歯科衛生士は予防歯科をサポートしていますし、歯科助手は院内の雰囲気づくりも担う縁の下の力持ち。定期的なミーティングで情報を共有しながら、皆で患者さんの歯の健康を守っているんです。
- Q歯の健康を保つために、患者にできることを教えてください。
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A
まずはご自身のお口の中の状態と、「なぜ治療が必要になったのか」の原因を知ってほしいと思います。当院ではエックス線写真や図などを用いてわかりやすい説明を心がけていますが、疑問があればなんでも聞いてください。食生活や歯磨きのアドバイスもいたしますので、意識して生活してもらえるとうれしいですね。そうして再発を防ぎながら、新たな問題が起こらぬよう定期的にチェックにいらしてください。もし新たな問題が起こっても、早期に発見できれば大がかりな治療になることはあまりありません。せっかく歯科治療を受けるのですから、治療後の状態を長く保っていきましょう。
自由診療費用の目安
自由診療とは小児矯正/30万円~、インプラント治療/27万5000円~、骨造成/10万円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。