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向井 優真 院長の独自取材記事

向井歯科医院

(広島市南区/段原一丁目駅)

最終更新日:2026/07/06

向井優真院長 向井歯科医院 main

広島駅や市街地から近い段原地区にある「向井歯科医院」は、1986年に開業して以来、40年にわたって地域の歯科医療を担ってきた。現在は、2代目院長に就任した向井優真先生が治療にあたっている。患者は近隣に住む人を中心に、長年通い続けている人も多く、今ではその子どもや孫の代までが訪れるという。まさに地元に根差した歯科医院として親しまれている。「高齢になっても、若い頃と同じようにしっかり噛めることをめざして治療に注力しています」と語る向井院長は、新しい知識や技術を常に学び、先進の設備を導入して治療の幅を広げることに余念がない。そんな向井院長に、同院の特徴や診療にかける思い、今後の展望などを聞いた。

(取材日2026年4月24日)

祖母の小児科医院に始まり、3代で地域医療に貢献

段原地区に根差した歯科医院とお聞きしました。

向井優真院長 向井歯科医院1

当院は、1986年に父が開業しました。向井家とここ段原地区のご縁は長く、もともとは1956年に祖母が小児科医院を開いたことに始まります。振り返ってみると地域の医療に従事して半世紀以上、3世代にわたって続いているわけですから私も身が引き締まる思いです。建物は15年ほど前に再開発で立ち退き、同じエリア内に移転開業して現在に至ります。私は大学進学で一旦地元を離れたのですが、当時に比べて周囲は新しい住宅地といった雰囲気に様変わりしました。ですが、当院の患者さんは昔からのなじみの方々が多くいらっしゃいます。最近では、お子さんやお孫さんを連れてきてくれたり、新しい患者さんを紹介してくれたりして、地域に支えられていることを実感します。本当にありがたいですね。

医師を志した理由を教えてください。

もともと、歯科医師になる気持ちはありませんでした。東京に憧れて私立大学の工学部に進学し、就職活動をして企業の内定までもらっていたんです。でもその頃、両親から長崎大学歯学部に編入制度があることを聞きました。このまま東京に残って会社勤めをするか、地元へ帰って歯科医師になるのか、初めて悩んだんです。今思えば、そこで改めて自分を見つめ直し、将来について考えることができたのが、この道に進むきっかけだったように思います。歯科医師は、患者さんと一対一で向き合い、会話をして治療をして、最終的に喜んでいただくことをめざす、魅力的でやりがいのある仕事ですよね。編入試験に合格し、結局8年間も大学へ通うことになりましたが、少しは親孝行できたのかなと思っています。

卒業後は勤務医として働き、その後、実家の歯科医院を継がれたそうですね。

向井優真院長 向井歯科医院2

今は歯科医院も経営を考えなければ生き残りができない、厳しい時代に直面しています。さらに医療面においても日進月歩で進んでいますので、私は独り立ちするにあたり、新しい技術を積極的に取り入れている病院で修業をしたいと考えていました。そこで大学の先輩にあたる、山口県宇部市で歯科医院をされている先生を紹介してもらい、3年間ほど働かせてもらったんです。聞いていたとおり、たいへん勉強熱心で厳しい先生でした。それだけに現場ならではの学びに満ちた、充実した毎日であったと思います。そして実家へ戻り副院長として1年ほど父とともに働き、引き継ぎを終えた後の2020年、院長となりました。

しっかり噛めて、おいしく食べられることをめざす治療

得意としている分野と、治療の際に心がけていることを教えてください。

向井優真院長 向井歯科医院3

セラミックのかぶせ物など補綴治療です。その際、色味が真っ白で不自然にならないよう気をつけています。また、審美歯科においても、ただ歯が白く見えるようにするのではなく、健康的で美しい仕上がりをめざし、口元やお顔のバランスを考えながら治療を進めています。心がけていることは「親身な治療」です。これは勤務医の時にお世話になった歯科医院が掲げていたもので「常に自分の親や家族と思って患者さんと接するように」という師匠の教えでもあります。そしてもう一つ。私は歯科医療の専門家として、考えられる中でベストな治療法を提案いたしますが、それが患者さんにとって最善ではない場合もあります。皆さんそれぞれ都合や事情がありますので、その方が今どんな状況で、何を考えているのかきちんと把握し、治療が一人よがりにならないよう注意しています。

患者さんの年齢層について教えてください。

若い患者さんも増えており、年齢層のバランスがとても良いと思います。高齢の患者さんに対しては、若い頃と同じようにしっかり噛めることをめざす治療に注力しています。入れ歯では噛みにくくおいしく食べられないという患者さんが多かったため、インプラント治療など新しい技術を学びました。以前は入れ歯で我慢して生活するケースもありましたが、最近はしっかり噛めることに価値を見出す方も増えてきており、インプラント治療やセラミック治療を選択される方も増えてきています。私自身も今までどおり噛めて、残っている歯を大切にすることをめざして治療法を提案するようシフトしています。私自身の治療の選択肢も以前より増えています。

若い方に対しては具体的にどうですか?

向井優真院長 向井歯科医院4

虫歯だと思い来院される若い方の多くは、食いしばりや歯ぎしりで歯が痛くなったり、歯がしみる知覚過敏が多い印象で、顎が痛いという訴えもあります。痛くなっている理由を探るために、エックス線を撮って、症状の原因をしっかり説明するようにしています。また、歯並びの悪さが原因で虫歯になったり、奥歯に力が入ってしまったりするケースも見受けられます。特に若い患者さんの場合、今後の長い人生において歯を大切にするために、矯正治療の相談にも乗っています。当院で矯正治療は行っておりませんが、専門的な治療が必要な場合には専門の歯科医師への紹介も行っています。

患者と一緒に適切な治療法を考えていく

その他こだわりなどがあれば教えていただけますか?

向井優真院長 向井歯科医院5

当院ではできるだけ再治療とならないよう、なぜ悪くなってしまったのか、その原因をしっかりと探り、お口全体を診る「包括的歯科診療」に取り組んでいます。「木を見て森を見ず」ではありませんが、痛みや腫れなどの不具合に対し、そこをピンポイントで治療するだけでは、根本的な原因の解決とならず、結局は治療の繰り返しとなってしまうケースがあるためです。治療には多少時間がかかるかもしれませんが、トラブルを逆にタイミングと捉え、これを機に症状の改善を図り、お口を健康な状態にリセットできるよう努めています。

クリニックの今後の展望を教えてください。

治療の精度を追求したり痛みなどの原因を分析したり、早期発見をするために随時新しい機器を導入しています。今後は設備を今以上に整えて、幅広い治療に対応していき、当院に通ってくださる患者さんが年を重ねても、口のことで困らないようにしたいですね。また、何度も何度も歯医者に通って治療をしなくても良いように、適切な治療をすることと予防に力を入れていきたいと思います。自身の力で歯を守るという意識を持っていただき、定期的なメンテナンスをしっかりしていただくのが理想です。なお、院内をリニューアルする予定はありますが大幅に変更するつもりはなく、今まで同様さまざまな方が通いやすい歯科医院にしたいと考えています。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

向井優真院長 向井歯科医院6

当院では、原因の説明と解決方法の提案を、できるだけ易しい言葉で、時間をかけて丁寧に説明するよう心がけています。また、できるだけ再治療とならないよう、お口全体を診る「包括的歯科診療」に取り組んでいます。年齢やライフスタイルによって、どのような治療を希望しているのかは人それぞれ違うでしょう。私は、歯科医療の専門家として、患者さん一人ひとりに合わせて、考えられる中でベストな予防法や治療法を提案し、一緒に考えていくようにしています。いろいろお話をしていく中で、患者さん自身が歯の大切さに気づいて、意識が変わってきてくれたら私自身うれしく思います。どんなに些細な悩みでも構いませんので、まずはお気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

セラミックのかぶせ物/9万9000円~、インプラント治療/40万7000円~