伊藤 祐成 院長の独自取材記事
伊藤医院
(世田谷区/三軒茶屋駅)
最終更新日:2026/06/26
三軒茶屋駅のすぐ近く、アクセスの良い立地にある「伊藤医院」。院長の伊藤祐成先生は、父を含めて家族の多くが代々医療に従事する家系で自らも医師の道に進み、皮膚科を専門としてまもなく50年、当地で地域の人々を診療してきた。皮膚科のクリニックとして、湿疹や虫さされ、帯状疱疹、皮膚の乾燥などはもちろん、性行為感染症STI(性病)では局部の皮膚症状も多く診療する。「外陰部なら泌尿器科や婦人科、目の周りなら眼科とつい思いがちですが、人の手が届く範囲の皮膚の症状であれば、皮膚科に来ていただければ専門的な診療ができるのです」と伊藤院長。デリケートな部位の相談も多い同院で、伊藤院長が大切にしている診療方針や心がけなどについて話を聞いた。
(取材日2025年10月8日)
デリケートな部位でも皮膚の症状ならまずは伊藤医院に
こちらには、どのような患者さんが多く来院されるのでしょうか?

かぶれや虫さされ、帯状疱疹などのウイルス性皮膚疾患、水虫といった痒みの症状で来院される方が多いですね。また、乾燥など皮膚の老化に伴って起こる変化などで相談に来られる方もおられます。当院では皮膚科のほかに泌尿器科、肛門外科、性感染症内科を診療しており、性行為感染症STI(性病)の診察にも対応しているので、そうした患者さんもよく来院されますね。例えば外陰部がかゆい場合、皮膚の疾患なのか、それとも体の中のほうにトラブルがあるのか、自分ではどうにも判断のつかないことがありますよね。そのような場合、まずは当院に来ていただければ診療できます。来院される年齢層として最も多いのは30代から50代くらいの方でしょうか。男女比では、かつては皮膚科は女性の患者さんが多いものでしたが、現在は比率が逆になって、男性のほうが少し多いくらいですね。
皮膚科はもちろん、泌尿器科や肛門外科、性感染症内科まで、診療科目が幅広いですね。
陰部に何か症状があったときに、泌尿器科や婦人科、性感染症内科への受診を考える人は多いと思いますが、症状が皮膚に生じている場合、受診先は皮膚科でよいのです。実際、性行為感染症では皮膚のトラブルを伴うことが多く、例えば梅毒なども皮膚科で治療を行います。けれど、一般的にはあまり知られていませんよね。当院では泌尿器科、肛門外科、性感染症内科も標榜し、性行為感染症の診療にも対応する旨をわかりやすくお伝えしています。そのためか、当院は他の皮膚科に比べると、梅毒などで来られる患者さんが少し多い傾向にあります。他にも、目の周りがかゆかったり、外耳道に症状があったりした場合、皮膚の症状であれば、皮膚科に来ていただくのが適切なのです。診療科目を幅広くして患者さんを診る姿勢は、同じく皮膚科を専門としていた父から学んだものです。
お父さまも三軒茶屋で開業されていたそうですね。

もともと父は静岡で診療していましたが、私が小学校2年生のときに三軒茶屋に引っ越してきました。父の頃は現在とは違う場所で開業しており、このビル内に移ってからは約40年になります。父は皮膚科・泌尿器科・性病科・肛門科、さらには婦人科まで標榜していて、父からは患者さんへの接し方を含め、たくさんことを教わりました。当時はホームドクターという言葉はありませんでしたが、父は患者さんたちといろんな世間話を交えながら診療していました。患者さんの中には、親子代々通ってきてくれている人もおられ、親子5代にわたってお付き合いしている患者さんもいらっしゃいます。現在も私との会話を楽しみに来られる方もいるようです(笑)
よく話を聞いて、小学生にも理解できる言葉で説明を
ご家族も医師になられた方が多いと伺いました。

そうですね。私は3男1女の3番目ですが、長兄と次兄、それに私も医師の道を選びました。父がもともと診療していた静岡では現在もクリニックが継続していて、長兄とその息子が引き継いでいます。父以前の時代から、私の家は代々医師の家系で、私で6代目、あるいは7代目ぐらいではないでしょうか。先祖が医業に携わっていた記録をさかのぼると、1800年初頭にまでたどり着くようです。以前、私ども家族3人が幹事で、親族が集まる会を催したことがあるのですが、50人くらい親族が集まった中で、20人以上が医師もしくは医学生でした。そのような環境ですから、医師を志したきっかけやエピソードが特別あるわけではなくとも、自分も医師になるのだなと昔からごく自然に考えていましたね。
先生は診療にあたって、どのようなことを心がけておられますか?
私の言葉や話し方が堅苦しいと、患者さんも話しにくいと思いますから、「よく話を聞いて差し上げて、医学用語をなるべく使わずに、ざっくばらんに」を意識し、わかりやすい言葉で話すように心がけています。「小学生にも理解できる言葉で診療を」ということは父からも言われていたことですが、現在でもそれは意識していますね。患者さんと接しながら、専門的な言葉のほうが伝わりそうな方であれば話し方を調整しますが、基本的にはやはりわかりやすさを大切にしています。デリケートな部位の症状で来院される患者さんも多いですが、こちらが変に意識したような話し方をしていては、患者さんの側も同じように意識してしまって、話をしにくくなってしまいますから、ざっくばらんに話しやすい雰囲気をつくるように気をつけています。
現在の診療体制について教えてください。

基本的には私が診療していますが、私自身も近年、少し大きな病気を2度ほど経験したので、その際に代わりに来ていただいていた先生を含めて、非常勤の先生にも診療をお願いして、私の担当する診療時間を少し減らしています。これから先、さらに年齢も重ねていきますから、無理のない診療体制をと考えています。また、泌尿器科や性感染症内科など幅広い診療科目を診療していることをお話ししましたが、専門的な検査が必要な場合や、当院の専門領域外の診療を受けることが適切である場合には、すぐに専門の医療機関におつなぎしますのでご安心ください。何よりも、患者さん自身が困らないようにと考えて診療しています。
話しやすい環境をつくって患者を迎える
余暇の時間のご趣味などはございますか?

漢字が好きなので以前は漢字検定を受けていて、準1級に合格しています。最難関といわれている1級を受けたいのですが、なかなか余裕がないですね。それでもまだ意欲はあるので、いつか1級を取りたいなと思っています。その他には、以前から家庭菜園を楽しんでいるのですが、近頃はサボテンなどの多肉植物に凝っています。このクリニックの建物入り口にあるサボテンやアロエ・ノビリスは、私の自宅から株分けして植えているものなんです。
クリニックの今後の展望についてお聞かせください。
非常勤で診療をお願いしている先生の中に、同じく皮膚科を専門にしている私の息子がいます。現在は大学病院の勤務をメインにしているため、当院での診療は週に1~2度くらいですが、ゆくゆくは彼がこのクリニックを承継して、この先も当院が地域の皆さんを診療し続けられるよう、体制を整えていければと思っています。もっとも、私もまだ当面は今のペースで診療を続けられそうですから、承継はもう少し先になると思います。
読者へのメッセージをお願いいたします。

腰痛、体が堅い、手が届かない、お腹が邪魔、見えにくいなどの理由で、ご自分の爪が切れない方は保険診療内で爪切りをしますので、お気軽にお申し出ください。 鈎弯爪・厚硬爪に対する爪甲のケアや、巻き爪に対する超弾性ワイヤーの装着も行います。また、新たにレーザー機器を導入し、レーザー脱毛や「しみ」に対する照射、そばかすなどの色素病変照射を、ほくろや小腫瘍の日帰り手術と同様に予約制で実施中です。当院は患者さんが話しやすい環境でお迎えできるよう心がけています。気になっている箇所が局部周辺や、目や耳などであっても、皮膚に症状が出ている場合は、皮膚科にかかっていただければ診療ができます。医師が選んだ基礎化粧品などもご紹介しています。また、AGA(男性型脱毛症)、ED(勃起不全症)の患者さんへの投与も自由診療で行っているので、どの診療科にかかればいいか判断できない場合でも、まずはお気軽にご相談ください。
自由診療費用の目安
自由診療とはAGAの治療/5000円~、EDの治療薬/900円~、
レーザー医療脱毛/(例)両腋窩8000円、両肘より下2万2000円、
しみ、そばかすなどの色素病変照射/1ショット2000円(合計面積による)、
※AGA・ED・レーザー治療の初回相談料2500円
帯状疱疹予防の乾燥弱毒性水痘ワクチン(生ワクチン)/1回7800円、
乾燥組換え帯状疱疹ワクチン(不活化ワクチン)/1回22000円、
巻き爪に対する超弾性ワイヤーの装着/1500円~

