全国のドクター9,182人の想いを取材
クリニック・病院 158,625件の情報を掲載(2024年4月25日現在)

  1. TOP
  2. 埼玉県
  3. 川口市
  4. 蕨駅
  5. 旭歯科医院
  6. 大切な子どもの歯を守るために生まれる前からできること

大切な子どもの歯を守るために
生まれる前からできること

旭歯科医院

(川口市/蕨駅)

最終更新日:2023/02/15

旭歯科医院 大切な子どもの歯を守るために 生まれる前からできること 旭歯科医院 大切な子どもの歯を守るために 生まれる前からできること
  • 保険診療

乳歯はいずれ生え替わるのだから虫歯になっても問題はないと思っている人や、子どもの口の手入れの重要性を理解をしているものの、実際にどのようにすれば良いのかわからないという人もいるかもしれない。そして「子どもの虫歯予防や治療は大人とは違い、成長発育を考慮しながら、将来的に起こりうる問題を予防することが重要です」と話すのが「旭歯科医院」の長弘謙樹院長と長弘茂樹副院長。そろって、日本小児歯科学会小児歯科専門医である2人は、その豊富な知識や経験を生かしたケアや治療に加えて、口の中の健康に関する指導やアドバイスを行うことで、子どもの健やかな成長発育のサポートをめざしているという。そんな謙樹院長と茂樹副院長に、子どもの歯を守るためのアドバイスや同院の取り組みについて、話を聞いた。

(取材日2023年1月13日)

親による子どもの口の中のケアに加え、食べ物や食べ方に注意し、子どもの健やかな成長につなげる

Q子どもの歯を守るために、気をつけるべきことは何でしょうか?
A
旭歯科医院 子どもの頃から虫歯にさせないケアが必要と話す謙樹院長

▲子どもの頃から虫歯にさせないケアが必要と話す謙樹院長

【謙樹院長】乳歯はいずれ生え替わるからと甘く考えている方がいますが、乳歯はとても弱いので虫歯になったら生え替わりまで持ちませんし、乳歯の下にある永久歯に悪影響が出る場合もあります。また、虫歯などで乳歯を失ってしまうと、永久歯の歯並びや噛み合わせが悪くなります。汚れで歯肉炎にもなりますので歯磨きの大切さをご理解いただきたいです。 【茂樹副院長】虫歯だけでなく、近年着目されているのが口腔機能の発達不全です。口をぽかんと開けている癖や、正しい舌の位置や動かし方がわからない。指しゃぶりや爪噛みなどの癖があると、歯並びや顎周りの成長に悪影響を及ぼします。これらは適切な訓練や治療を受ける必要があります。

Qマタニティ健診について教えてください。
A
旭歯科医院 忙しい親にも可能な形でケアの方法を指導

▲忙しい親にも可能な形でケアの方法を指導

【茂樹副院長】妊娠中の口の中に関する悩みを解決に導き、生まれてくる赤ちゃんとお母さんの口の健康をサポートするのがマタニティ健診です。妊娠中は、女性ホルモンの変化などにより歯肉炎や歯周病になりやすくなります。また、妊娠中の歯周病は、早期低体重出産のリスクが高くなるという報告もあります。しかし、妊娠中は気持ちや体調の変化から歯磨きするのが難しい時期も出てきます。そのようなお母さんのために口の中のメンテナンスや対処方法のアドバイスをします。妊娠中のお母さんの口の中を健康に保つのは、生まれてくるお子さんのためになりますから、体調が落ち着く安定期頃に受診していただくことをお勧めします。

Q乳歯が生えてきたら、どのようなケアをすれば良いでしょうか?
A
旭歯科医院 子ども用の洗面台も備え歯磨き指導も行う

▲子ども用の洗面台も備え歯磨き指導も行う

【謙樹院長】予防の知識も授けてあげたいし、歯科は楽しいと思っていただきたいので、まずはご来院ください。一番良くないのは、痛くなってから来ることです。慣れる間もなく、いきなり怖い思いをしたら歯医者嫌いになってしまいます。何もないうちに来院いただき、歯科に慣れさせておくのが良いのです。 【茂樹副院長】仕上げ磨きを嫌がっても心配要りません。そこでお母さんが必死になって怖い顔をしていたら、歯磨きは子どもにとってさらに嫌な時間となってしまいます。いつまでも嫌がるわけではありませんので、楽しい歯磨きになるよう工夫してみてください。歯が生える前からスキンシップで、口の中を触る練習をしておくことも有効です。

Q虫歯になりにくい食べさせ方はありますか?
A
旭歯科医院 虫歯の予防とよく噛むことで顎の成長を促す菓子も

▲虫歯の予防とよく噛むことで顎の成長を促す菓子も

【謙樹院長】虫歯になるリスクが一番高いのは、甘いお菓子です。子どもに間食は必要ですが、それは甘いお菓子である必要はありません。あまり砂糖を使わずに作った手作りのおやつや蒸かし芋や、果物でも良いでしょう。お菓子よりも、それらのほうが虫歯のリスク軽減につながります。それは甘い飲み物も同様で、乳酸飲料やスポーツドリンクでも、虫歯になるのは知っておきましょう。 【茂樹副院長】もう一つリスクが高くなるのが、ダラダラ食べです。口の中に何も入ってないときは、唾液の自浄作用で口の中が洗われます。ですから、何かを食べるときには時間を決めて、口の中にものが入っている時間を制限する。メリハリをつけるのが大切です。

Q小児歯科が専門の歯科医師として、アドバイスはありますか?
A
旭歯科医院 小児歯科専門医の資格を持つ2人が相談に乗ってくれる

▲小児歯科専門医の資格を持つ2人が相談に乗ってくれる

【謙樹院長】小さなお子さんは歯をきれいに磨くことができませんので、親御さんの丁寧な仕上げ磨きが絶対に必要です。つまり、お子さんの大切な歯を守るのは、親御さんの責任なのです。しかし、どのようにすれば良いのかわからない方もいるでしょう。当院では、親御さんに仕上げ磨きの指導や間食の与え方などのアドバイスもしています。 【茂樹副院長】甘いものは駄目とか、歯をしっかり磨きましょうとか厳しいことも言いますが、働きながら家事と子育てもする親御さんが忙しいのは理解しています。ですから、完璧でなくてもできることからで良いと思いますし、一人ひとりに合ったケアの仕方を指導しますので、まずはいらしてほしいですね。

ドクターからのメッセージ

長弘 謙樹院長、長弘 茂樹副院長

【謙樹院長】誰でも初めて親になったときには、どうやって子どもを育てていけば良いのか、わからないことはたくさんあるはずです。そして、核家族が多い現在、昔のようにおじいちゃんやおばあちゃんから知識を得る機会も少ないですから、親代わりではありませんが、不安なことがあれば相談にお越しください。当院は、そういった側面も持つ歯科医院です。 【茂樹副院長】子どもは、親御さんにとって宝ですし、私たちもその思いは当然共有したいと思っています。そして、お子さんの口の中に虫歯をはじめとするトラブルがなく、健やかに育ってもらうのが私たちの願いです。お子さん、親御さんの立場に立って、親身に対応していきたいと思います。

Access