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長弘 謙樹 院長、長弘 茂樹 副院長の独自取材記事

旭歯科医院

(川口市/蕨駅)

最終更新日:2023/01/18

長弘謙樹院長、長弘茂樹副院長 旭歯科医院 main

蕨駅東口から徒歩4分の地にある「旭歯科医院」。院長の長弘謙樹先生は、日本歯周病学会の歯周病専門医、日本小児歯科学会の小児歯科専門医と2つの資格を持つ歯科医師だ。旭歯科医院は1953年の開業以来、多くの患者が訪れる地域に深く根差した歯科医院だ。2019年に大幅リニューアルし、さらに高レベルな滅菌機の導入等、万全の感染症対策を図り、患者が安心して受診できる体制を整えた。3代目となる長弘茂樹副院長も加わり、2人で地域の健康を支えている。穏やかで笑顔が印象的な長弘謙樹院長と茂樹副院長に、尊敬する先代院長の話や診療方針などについて語ってもらった。

(取材日2017年1月23日/情報更新日2022年12月19日)

小児歯科・歯周病治療は、大学で専門的に研鑽を積む

長弘院長のご経歴について伺えますでしょうか。

長弘謙樹院長、長弘茂樹副院長 旭歯科医院1

【院長】大学卒業後、より専門性の高い知識と技術を習得し、根拠にもとづいた治療ができる歯科医師になりたいと志して東京医科歯科大学の小児歯科学教室に入局しました。もともと子どもが好きだったのも理由の一つです。途中からは文部教官も任され、学生の教育や新人研修なども担わせていただきました。小児歯科学教室を退官後、ある企業の診療室で7年間勤務していました。そこで歯周病の患者さんを診ているうちに、歯周病治療の難しさに突き当たり、もっと深く歯周病学を学び直したいと考えまして、母校日本歯科大学の歯周病学教室に入局しました。当時はもうこちらに戻ってきていましたから、非常勤の形で7年がかりで学位を取得しました。

クリニックの歴史について教えていただけますか。

【院長】当院は私の父が1953年に蕨駅西口の旭町(現・中央)に開業、1955年に東口の現在の場所に移転しました。先代院長は手先が器用で治療が上手で記憶力抜群、多くの患者さんから慕われる歯科医師でした。1995年、まだ父は現役でしたが私が2代目院長に就任しました。残念ながら父は2014年に他界しましたが、現在は息子も副院長として診療に加わっています。新しい技術や、治療法を取り入れながらも、父が作り上げた患者さんとの信頼、家庭的な医院の温かさは2代目、3代目にも脈々と受け継がれ、今日の旭歯科医院の理念に至っています。

こちらの建物は2019年にリニューアルされたそうですね。

長弘謙樹院長、長弘茂樹副院長 旭歯科医院2

【院長】はい。前の建物が築50年と老朽化したため、1年間の工期を経て建て替えを行い、2019年夏にリニューアルオープンしました。明るく清潔で、患者さんにも過ごしやすい環境を整えました。院内には空気清浄機を設置、口腔外バキュームや、高圧洗浄機、そして滅菌レベルの高さにこだわった滅菌器も導入し、衛生面には特に投資を行いバックヤードを充実させました。動線も整えられ、スタッフにとってもより働きやすい環境になったと思います。

歯の健康づくりは、まず歯ブラシ選びから

どんな患者さんが来られているのか、来院世代についても教えてください。

長弘謙樹院長、長弘茂樹副院長 旭歯科医院3

【院長】患者さん同士の紹介で来院される方が一番多いですが、インターネットや書籍がきっかけという方もいらっしゃいます。来院世代はお子さんから高齢の方まで幅広く、親子4代にわたり長く通院してくださる患者さんもおり、中にはわざわざアメリカから検診に来てくださる方まで。そういうリピーターさんが当院を支えてくださっています。

奥さまも歯科衛生士として一緒に働いていらっしゃるのですね。

【院長】ええ、家内がいるので本当に助かっています。歯科衛生士として働きながら、当院の経理から家の家事までやってくれていますから、本当に頭が上がりません。日々感謝です。当院には、歯科衛生士が4人おり、勤続年数が長いのも特色です。結婚して産休後もまた復帰してきてくれていますし、同じ子どもを持つ母親目線で患者さんと接してくれますから、若いお母さんたちには安心感を与えられると思います。予防歯科やメンテナンスにも力を入れていますので、治療の一環として歯ブラシの選び方や磨き方もしっかりと指導しています。特に歯ブラシ選びは重要で、その方の歯の状態に最も適した歯ブラシを「処方する」くらいの意識でご紹介しています。歯肉の状態が変われば、それに合った歯ブラシを選択する必要がありますし、どこを磨いているのかきちんと意識を持って磨くこと。1本ずつ順番に、丁寧に磨く事が大切です。

医療連携を図られていると伺いました。

長弘謙樹院長、長弘茂樹副院長 旭歯科医院4

【院長】歯周病は心筋梗塞や脳梗塞など血管が詰まる病気の原因になることがあり、糖尿病とも相互に関連します。心臓疾患で心臓の手術を必要とする場合、患者さんに歯周病が存在すると、術後に歯周病菌の悪影響が出る可能性があります。当院では、近隣医療機関からご依頼を頂き、手術前に少しでも口腔内の状態を改善させてから手術に臨めるよう、術前の歯周病治療及び口腔ケアを担っています。また、歯科疾患全般において、より高度な対応が必要になる場合には、大学病院などとの連携を取って治療にあたります。

先代から受け継いだ「患者さんを思う気持ち」を大切に

小児歯科に対するお考えもお伺いできますか?

長弘謙樹院長、長弘茂樹副院長 旭歯科医院5

【院長】お子さんは、大人のように都合良く状況を理解してすぐに治療に入れる訳ではありません。特に痛みが出てからは、治療内容も大変になり、お子さんにとっては大きな負担です。場合によっては、歯医者嫌いになりかねません。ですから、虫歯になる前に予防のために受診していただきたいですね。何もないうちに来院していただくことでお子さんにとっても負担が少なく、歯科医院のイメージが悪くならずに、いざという時にはスムーズに治療に入りやすくなります。赤ちゃんの頃から歯が生え始めたら、口の中を頻繁に優しく触って清掃を行い、刺激に慣れさせておくのも良い方法です。お子さんの歯を守っていくのはお母さんを中心とした周りの大人の責任です。間食はお菓子である必要はありません。むやみに甘い物を買い与えるのではなく、なるべくお母さんの手作りおやつで、規則正しい生活で健全な発育を促す愛情で育ててあげてください。

義歯についてはいかがでしょうか?

【院長】先代の父は入れ歯など、歯の修復を行う補綴(ほてつ)の分野に情熱を傾けていましたから、技工所に頼らずほとんどの部分を自分で作っていました。また、「入れ歯が壊れると不自由だろう」と夜なべして直し、預かった翌日には返していましたね。その姿を見てきたので、私も技工所に出さなくても自分で直せるものは少しでも早く返して差し上げられるように努力しています。新しい技術として、当院では型採りせずに光学スキャンでかぶせや詰め物を作るCAD/CAMシステムを導入しました。前もって予定を組めば一日でかぶせ物をセットすることも可能な新しいシステムです。型採りが苦手な方や急ぎの方には朗報ですね。

茂樹副院長に今後の抱負を伺えますでしょうか。

【副院長】旭歯科医院は70年の長い歴史がある歯科医院です。患者さんとの信頼関係など、祖父や父が築いてきたものを守りながら、治療法や器具など、新しいもので良いものは取り入れつつ、より地域に根づいた歯科医院にしていくために努力していきます。今後ともどうぞよろしくお願い致します。
【院長】息子も東京医科歯科大学大学院で学位を取得した日本小児歯科学会小児歯科専門医です。子どもの治療には体力が必要です。私も高齢になってきましたので、最近は副院長が主体となって小児歯科を担当してくれています。子どものマネジメントは息子の方が上手ですよ(笑)。安心してお任せください。

患者さんへのメッセージをお願いします。

長弘謙樹院長、長弘茂樹副院長 旭歯科医院6

【院長】医療にとって一番大切なことは、お互いの信頼関係です。技術や知識の押しつけではなく、個々の患者さんにとって一番良い方法を選択し、誠意と真心で患者さんに寄り添いたいと思っています。治療を通して患者さんとの絆の深化を感じた時、それは私が最も喜びとするところです。表面的なサービスを提供するのではなく、正しい診断と的確な診療、きめ細かで丁寧な治療など、歯科医療の本質的技術を大切にしています。そして来院された患者さんがここへ来て良かったと思ってくださるように、安心して任せられる歯科医院であるように、スタッフ一同、最善を尽くしてまいります。当院は予約制ですが、受診希望の患者さんがたいへん多く、ご予約いただいても急患や状況等によりお待たせすることがございます。来院の際は時間に余裕を持っておいでくださいますよう、ご理解とご協力の程、よろしくお願い申し上げます。

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