全国のドクター9,229人の想いを取材
クリニック・病院 161,273件の情報を掲載(2020年8月13日現在)

  1. TOP
  2. 埼玉県
  3. 行田市
  4. 行田市駅
  5. 坂詰歯科医院
  6. 松田 敦至 副院長

松田 敦至 副院長の独自取材記事

坂詰歯科医院

(行田市/行田市駅)

最終更新日:2020/04/01

119401

秩父鉄道秩父本線の行田市駅から徒歩3分。駅前の中央通りを少し入った場所にある「坂詰歯科医院」。当初は興味本位で医療の道を選んだという副院長の松田敦至先生は、友人や先輩に導かれるように歯科医師の道に進み、2012年に同院の副院長に就任した。歯科医師としての悩みを抱えながら、その後マイクロスコープとの出会いで転換期を迎える。大学病院で研鑽した歯周病治療のほか、根管治療も得意とする松田先生は「歯と骨、両方の治療を融合したら、歯科治療はどのように広がるのか」を追究し続けている。そんな松田先生に、マイクロスコープを使った治療について、また今後の展望についても話を聞いた。
(取材日2020年1月27日)

興味本位で進んだ医療の道。悩みを経て今がある

先生はなぜ歯科医師をめざしたのですか?

1

当初は大きな志があったわけではなく、正直なところ興味本位で医療の道を選んだんです。高校生になって進路を決める際に、周りに医師や歯科医師をめざす友人が多かったことが、医療の道をめざしたきっかけでした。歯科医師を選んだのは、生活に身近な分野だからです。2007年に明海大学歯学部を卒業後、同大学の付属病院の歯周病科で診療にあたりました。歯周病科を選んだのは、ある先輩との出会いがきっかけです。大学時代から懇意にしていた先輩が歯周病科の歯科医師だったんです。その後、その先輩が院長を務めるクリニックで勤務した後、2012年に当院の副院長に就任しました。興味本位で進み始めた歯科医師の道ですが、人とのご縁で導かれるようにここまでやってきました。

歯科医師としての悩みもあったそうですね。

歯科医師として、見えない部分を手探りで治療することに疑問を持っていたんです。特に歯の根の治療「根管治療」はまさにそのような治療でした。不確定な治療ですから、大げさに言うと患者さんに嘘をついているように感じることもありました。「神経を取った歯は寿命が短くなる」という話は、皆さん聞いたことがあるのではないでしょうか。その原因の一つには、神経を取った後に歯の根の先に膿がたまることが挙げられます。神経を取る治療は、多くの場合手先の感覚に頼って行われます。見えない状態で行うことで、神経を完全に取り切れず「取り残し」が生じます。これが膿の生じる原因の一つです。痛みを訴えるのは30代後半以降の方が多いですね。20~30代での処置で膿がたまり始め、30代後半以降に痛みとして現れるんです。

根管治療に抱いていた疑問やジレンマをどのように解消されたのですか?

2

きっかけとなったのはマイクロスコープとの出会いです。私の歯科医師としての転換期だったと思っています。マイクロスコープを使うと歯の内部がはっきり見えるので、不確定な診断を下すこともなくなりましたし、治療内容も明確に説明できるようになりました。手探りの根管治療のような、神経を取り残す心配も極力なくなり、今は自信を持って治療にあたっています。当院では4年前からマイクロスコープを導入していますが、実はこれ、使いこなすのがとても難しいんです。私も当初はうまく扱えずにいましたが、マイクロスコープ治療を早い時期から行っておられる先生と出会い、多くのことを教えてもらいました。これもご縁ですね。

マイクロスコープによる精度にこだわった歯科治療

マイクロスコープを使った治療について教えてください。

3

歯の根の治療や大きな虫歯の治療の際に、マイクロスコープを使います。はっきりと見える状態で治療するので、治療の精度向上にとても役立っていますし、マイクロスコープを使うようになってから、私の歯科医師としてのモチベーションも上がりました。治療を受ける患者さんにもメリットがあります。感覚に頼る治療では歯科医師の推測で診療が進められますが、不確定な情報で治療を進められるのは、患者さんも不安ではないでしょうか。マイクロスコープを使った治療では、大きなモニターで患者さんと症状を確認しながら説明をすることもできます。治療の必要性や方法に納得していただいた上で、適切な処置を受けることができるんです。

難易度の高い根管の再治療にも対応していると伺いました。

根管治療をした歯に膿がたまり症状が出たら再び根の治療をします。これは再根管治療といって、非常に難易度の高い治療です。再根管治療の目的は歯の内部の汚れをしっかり取ることなので、マイクロスコープなしでは十分に行えないと私は考えています。手先の感覚の治療ではどこに汚れが残っているのか、汚れが除去できたのかがわからないからです。見えない状態で行うこれまでの根管治療は非常に回数がかかりました。不完全ながらもできる限り汚れを取り除き経過を見るか、もしくは治らなければ歯を抜いてしまうしかありませんでした。歯を抜いてしまえば汚れも膿も取り除かれますからね。しかしマイクロスコープを使えば歯の中の状態を把握しながら治療ができるので、一回の治療で徹底的に歯の中の汚れを取り、痛みをなくすこともめざせます。治療回数が圧倒的に少なくて済むのも患者さんにとっては大きなメリットだと思います。

こちらのクリニックには、どのような方が通われているのでしょうか?

4

30~60代が中心で「自分の歯を残したい」と希望される方が多いですね。行田の患者さんは歯に対する意識が高いと感じています。歯がダメになってからインプラントなどの治療を行うよりも、歯が抜けないようにお金と時間を費やす。そういう考えをお持ちの方が多いです。最初からマイクロスコープを使った根管治療を希望される患者さんも少なくありません。当院ではマイクロスコープを用いた治療をインターネットの動画サイトにもアップしており、そちらをご覧になって来院される患者さんもいらっしゃいます。

可能性を追究し、地域医療に貢献し続けたい

こちらで働くスタッフや、院内の機材について教えてください。

5

クリニックは開院77周年を迎えました。妻の父にあたる院長は義歯や補綴が得意です。歯科技工士も常駐しており、義歯の診療を受けに来院される患者さんもいらっしゃいます。妻も歯科医師で、矯正と小児歯科を得意としています。歯周病治療は2人の歯科衛生士が担当します。院内は完全バリアフリー設計です。診療ユニットは、プライバシーと安全性を兼ね備えた半個室に区切っています。歯科治療用のレーザー機器も各種そろえていますので、幅広い症例に対応可能です。痛みが少なく治療も短期間で終わるのが、レーザーの特徴ですね。マイクロスコープは3台あり、うち1台は先進のモデルを導入しています。

歯科医師として、興味のある分野はおありですか?

歯科の分野を2つに分けるならば「残す治療」と「抜いた後の治療」があります。私は前者に力を入れていますが、歯を残すには、歯自体と土台となる骨の両方を守らなくてはいけません。私は大学病院で歯周病治療、つまり骨を守る技術を学びました。今でも、歯科治療の基本は歯周病治療だと思っています。マイクロスコープに出会ってからは、見えなかった領域を可視化しての治療が可能になり、歯そのものを残す治療レベルは、明らかに向上したと感じています。今関心を寄せているのは、歯と骨の両方の治療を高いレベルで融合すると、歯科治療の世界はどのように広がっていくのか、ということ。両方を極めた例はこれまで少ないと思いますが、とても興味がありますし、その域に達したいと思っています。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

6

歯を失ってからお金と時間を費やすのではなく、歯を残すことにお金と時間を費やすほうが、より良い人生が送れるのではないでしょうか。今は歯科医療の発達で、これまで神経や歯を抜かざるを得なかった症例でも残すことが多くなってきています。私も「歯を残すにはどうしたらよいか」を考えながら、日々診療にあたっています。きちんと画像やデータを用いて説明しますので、歯を抜いてしまう前に一度ご相談ください。患者さんにきちんと伝わる説明を心がけています。当院の目標はこの行田市を「皆さんが自分の歯でしっかり噛める、インプラント治療の必要がない地域」にすることです。これからも行田の皆さんのかかりつけ医として、地域医療に貢献していきたいと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

矯正歯科/20万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

Access