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小山 安徳 先生の独自取材記事

パラシオン歯科医院

(越谷市/越谷駅)

最終更新日:2024/10/21

小山安徳先生 パラシオン歯科医院 main

越谷市宮本町にある「パラシオン歯科医院」は、近隣だけでなく遠方からも患者が訪れる歯科医院。昨年規模を拡大し診療ユニットは計8台となった。治療のためのスペースとメンテナンスのためのスペースが分かれ、患者もスタッフも集中して治療やケアに向き合える環境が整っている。従来からのマイクロスコープやCAD/CAMシステムなど先進の医療機器がそろう丁寧な診療スタイルに加え、医科との連携も強化。さらに進化した体制で患者のためになる診療を行っている。サウナが大好きで週に6回は診療後に通うという診療医長の小山安徳先生に、詳しく話を聞いた。

(取材日2024年7月25日)

患者の生涯の伴走者として

妊娠中の歯科健診から訪問歯科診療まで取り組んでいらっしゃいますね。

小山安徳先生 パラシオン歯科医院1

当院では妊娠中の歯科健診に始まり、小児歯科、一般歯科診療、インプラント治療、審美歯科、ホワイトニング、地域は限られますが通院が困難になった患者さんには訪問歯科診療など、生涯にわたって継続して患者さんのお口の健康を守れるよう体制を整えています。歯科治療やメンテナンスはあくまでも患者さんが、患者さんご自身のために行っていただくもの。私たちは精一杯の努力をして、患者さんのめざす方向へより良い方法で向かえるよう伴走する存在でありたいと思っています。視力に障害のあるマラソン選手の伴走を担う方は、決して伴走者自身のペースで選手を強引に引っ張ることはありませんよね。選手の望むペースで選手が望む方向へ導く。それが役割のはずです。私たちも患者さんが望む方向へ、患者さんのペースで生涯にわたって伴走させていただければと思っています。

診療の際に心がけていることはありますか?

私たちは患者さんとのコミュニケーションを大切にしています。私たちに求められるものは話す能力ではなくて「聞く力・傾聴」。何よりまず最初に患者さんが何を求めていらっしゃるかを適切に把握できないと、納得して治療を受けていただくことができないでしょう。専用のカウンセリングルームでしっかりお話を聞くところから診療はスタートします。私は日頃からスタッフに、「説得して行う治療に意味はない。納得して協力体制をつくり一緒に治療していただかないといけない」と話し、患者さんの協力を得た上でお口の状態を良い方向にもっていくよう尽力しています。私たちはあくまでも伴走者なのですから。そのためにも、まずは患者さんの言葉にしっかりと耳を傾けるようにしています。

どんな患者さんが来院されていますか?

小山安徳先生 パラシオン歯科医院2

当院の患者さんは口腔内への関心が高く、治療について詳しく説明してほしいと思っている方が多いように感じています。実際、満足できる説明を求めて来院される患者さんもいらっしゃいます。当院でのカウンセリングはトリートメントコーディネーターが行い、1時間くらいかけることもあります。ニーズが高いのはインプラント治療・審美歯科・歯周病治療で、初診の患者さんはホームページからウェブ予約が可能です。当院では「患者さんの声」を紙で残しているのですが、この10年間で400枚近くにもなりました。これは私たちにとって宝物。日々の励みであり、自己研鑽の糧になっています。

医科との連携で、より質にこだわり安心の治療を

医科との連携強化にも取り組まれていらっしゃるそうですね。

小山安徳先生 パラシオン歯科医院3

以前から医科と歯科の連携の重要性はいわれていましたが、なかなか進まない現状がありました。お口だって体の一部。関係がないはずがありません。連携が進まないなら私たちからアクションを起こそう! そんな思いから私たちの取り組みは始まりました。まずは血圧測定から。よく医療機関で血圧を測ると高くなる方がいらっしゃいます。確かに多少なりとも不安もあるし緊張もしているので高くもなるでしょう。しかし家でリラックスしている状況ではなく、血圧が高い状態で歯科治療を受けることには変わりません。そんな状況で抜歯やインプラントの手術が安全にできるでしょうか。これは私たちではなく患者さんのリスク。その他にも糖尿病などの持病のある方もいらっしゃいます。糖尿病で治療中の方がお持ちの治療経過を記録する手帳には、歯科の記入欄もあります。より良い治療なためには医科と歯科の連携は本当に大切なことなのです。

一言で医科歯科連携といっても大変ですよね。

そうですね。例えばいざ抜歯をするとなった時に持病があったとします。患者さんのかかりつけの内科の先生にお手紙を書いてお尋ねをするにしても、お手紙を書いて、患者さんがかかりつけを受診して、お返事をいただいて、そこからこちらで検討して、となるとかなりの日数が必要です。その間、歯科治療はストップ。歯科疾患はお食事など生活の質に直結するので、できればスムーズに素早く治療はしたいですし、それは患者さんも同じ気持ちでしょう。ですので治療計画を立てる時に連携が必要な医療機関にはお手紙を書いて、患者さんにどのようなリスクがあるのかを把握するようにしています。患者さんお一人が1つの医療機関だけにかかられているわけではないので、そのお手紙の数は膨大になります。当院では専任のスタッフをおいて、スムーズに連携が取れる体制を構築しています。

チーム医療も必須ですね。

小山安徳先生 パラシオン歯科医院4

良質な歯科診療を行うためにはチームワークが必須です。私一人頑張ってもパラシオン歯科医院は成り立ちません。互いに理解し合いブラッシュアップを繰り返してチームとしてスキルアップしていくことが必要です。職場環境を良くすることも重要で、スタッフが笑顔で働けなければ医院を良い雰囲気にはできませんし、殺伐とした雰囲気の歯科医院に来たい患者さんはいないでしょう。医科歯科連携においてもスタッフの理解が医療の質につながります。医科歯科連携も大きなチーム医療。さらに院外でいえば、入れ歯などを作ってくれる歯科技工所やメーカーとの連携も大切で、彼らも私たちのチーム。より良い物を作ってもらうために、私たちは精密でしっかりしたデータや指示を提示するようにしています。

歯科治療の素晴らしさを後進に伝えたい

研修医や実習生も受け入れていらっしゃいますね。

小山安徳先生 パラシオン歯科医院5

歯科医師の臨床研修施設になったのは約3年前。当院で研修を受けた歯科医師で、卒業後当院に就職してくれた歯科医師や非常勤勤務してくれる歯科医師もいるんです。歯科衛生士の実習生も来ていますね。私は歯科医師となって長くなり、大学や歯科衛生士養成学校の非常勤講師なども務めています。これまでの歯科医師経験で、やって良かったこと、やらなければ良かったこと、たくさんあります。そういったことを伝えたいですし、当院の診療スタイルにふれて、歯科診療を好きになってもらいたいと思っているんです。淡々と生活のために携わる仕事と、自分が好きで取り組む仕事。どちらも同じ歯科診療ですが、患者さんを動かす原動力としてはまったく違うのではないでしょうか。好きな仕事として取り組んでいると、患者さんの満足度も違うでしょうし、ここで継続して治療を受けようというモチベーションにもなるでしょう。そういった良い影響の輪を広げたいのです。

小山先生ご自身も歯科医師のお仕事が好きですか?

実は大学入試の時点では生物学者志望でした。しかし合格したのは歯学部。本意ではない私に、歯科医師の父が自分の同級生を紹介してくれて話をした時に、医師と歯科医師は人の体の中に触れられる数少ない存在であること。せっかくの機会だから歯科医師の資格を取ってから、どうしても諦められないなら生物学者を改めてめざせばいい。そうしたら歯科医師として独自のアプローチができる素晴らしい生物学者になれるよとアドバイスしてくれまして。実際に歯科を学ぶうちに、患者さんとの距離の近さ、自分が治療することで笑顔になってくれる喜び、そんなことに魅了されました。こんな楽しい職業は他にないと思うようになりました。それを多くの後輩たちに伝えたいと思っているんです。

読者へのメッセージをお願いします。

小山安徳先生 パラシオン歯科医院6

患者さんからの、来て良かった、先生に会えて良かった、スタッフに会えて良かったという言葉が心に残っています。「患者さんの声」に「一生通いたい」と書いてくださる方もいらっしゃいます。それが私たちのやる気につながり、モチベーションを維持するための要因になっています。今後もスタッフが明るい表情で働く良い雰囲気の歯科医院を維持し、患者さんが通いやすく歯の健康を守るための存在として尽力したいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療(埋入オペ代)/30万円、セラミックを用いた補綴治療/5万円~、オフィスホワイトニング/5万円~

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