K-クリニック

K-クリニック

河上 哲院長
頼れるドクター掲載中

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宮前平駅から2分ほど歩くと、コンクリート打ちっぱなしのモダンな建物にたどり着く。個人の邸宅かと思いきや、クリニック、しかも泌尿器科というから驚きだ。中に入ると、待合室はプライバシーに配慮した非対面の造りで、たっぷりと取られた窓からは陽光が差し込む。「K-クリニック」は、河上哲院長が「泌尿器科の薄暗いイメージを払拭したい」という思いを形にした空間だ。開業当時、泌尿器科はあまりニーズがないと思われていた。それから10年たった今、身近に起こり得る尿トラブルの駆け込み寺として、同院は地域住民から圧倒的指示を受けている。今回の取材では河上院長に、泌尿器科にまつわる話や院長自身の医師人生について、ざっくばらんに語ってもらった。
(取材日2016年5月26日)

痛みのない血尿は特に要注意。安易な自己判断は禁物

―開業から10年がたちましたが、何か変化はありましたか?

クリニックの運営面では、泌尿器科を専門とする医師を招いて2人体制をスタートしました。以前と比べると患者さんをお待たせすることが少なくなったのではないでしょうか。内科系の患者さんは私が診ていますが、ほとんどが泌尿器科の病気がもとにあって、そこにプラスアルファで血圧の薬を出したりしているケースがほとんどですね。患者さんについては、開業当時から年齢層が本当に幅広くて、中高年や高齢者はもちろん、お子さんや20代、30代の若い方もたくさんいらっしゃいます。最高齢は96歳ですよ。とてもお元気な方で、今でこそ娘さんと一緒におみえになりますが、1年くらい前までは1人で通院されていたほどです。

―泌尿器科はどのような症状のときに受診するとよいのでしょうか?

排尿時の痛みや違和感、頻尿、尿漏れ、尿の色がいつもと違ったり、血が混じったりしているなど、尿に関してお困りのことがあれば泌尿器科を受診してください。痛みのない血尿は特に注意が必要です。1日で治まったりすると問題ないだろうと放置してしまいがちですが、痛みのない血尿のほうが悪性であることが多いんです。当院でもある時期、ひと月に6人もの方がその症状で来られたことがあり、何と全員が膀胱がんでしたからね。当院は開業から10年の間に、50~60人の膀胱がんの患者さんをフォローしています。血尿に限らず、何か症状があっても加齢のせいだろうとやり過ごしてしまう方は多いですが、実は病気のサインかもしれません。安易に自己判断せず、専門医の診断を受けることをお勧めします。

―女性ではどのような訴えが多いですか?

膀胱炎、出産経験のある方ですと尿失禁、あとは過活動膀胱ですね。過活動膀胱は尿がしたくなり我慢が難しい、切迫感を伴うもので、男女で治療方法が異なることがほとんど。薬物療法が基本となりますが、男性の場合は前立腺肥大症の治療をすれば症状が改善することが多いのです。命を脅かすほどではないものの、生活には大きく影響を与えるのが尿トラブル。ご自身で解決しようとせず、私たち専門の医師に相談していただくと、良い解決策が見つかると思います。女性の患者さんは内診があるのかどうか気になると思うのですが、ほとんどの場合は問診と尿検査だけで済みますのでご安心ください。症状によっては漢方薬もお出ししています。



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