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百々 秀心 院長、羽田 紘子 先生の独自取材記事

こどもの木クリニック

(横浜市都筑区/江田駅)

最終更新日:2024/05/20

百々秀心院長、羽田紘子先生 こどもの木クリニック main

小児科全般に加え、小児の各分野の専門家も診療する「こどもの木クリニック」。日本小児科学会小児科専門医で小児循環器を専門とする百々秀心(どど・ひでみ)院長のほか、児童精神科は羽田紘子先生が担当し、2024年4月からは馬場直子先生による小児皮膚科の診療も開始。こうした診療の広がりは「当初からの予定というより、地域のニーズに応えようと拡充した結果」と百々院長は話す。このほか地域に根差した小児科クリニックとして、予防接種や乳児健診、地域の幼稚園や保育園の健診にも注力する同院の診療方針、各診療科の特徴などを百々院長、羽田先生に詳しく聞いた。

(取材日2023年3月24日/更新日2024年5月14日)

子どもの体と心をトータルに診るクリニック

こちらの小児科クリニックの特徴を教えてください。

百々秀心院長、羽田紘子先生 こどもの木クリニック1

【百々院長】当院はお子さん一人ひとりの丁寧な診療を心がける、地域密着型の小児科クリニックです。診療内容は小児科全般、例えば咳や鼻水、発熱や嘔吐などの急性疾患、腹痛や下痢をはじめとした急性胃腸炎、湿疹や発疹といった皮膚疾患、そのほか幅広く対応しています。加えて、私が国立成育医療研究センターなどで循環器を診ていた経験を生かして、お子さんの循環器の専門的な診療も得意としています。さらに、心の問題については羽田紘子先生が児童精神科の外来を担当し、2024年4月からは小児皮膚科を専門とする馬場直子先生が診療に加わり、こうした幅広さと専門性を兼ね備えた点が当院の特徴といえます。
【羽田先生】児童精神科の外来を持つクリニックは希少だと思いますし、当院には児童心理に詳しい看護師、臨床心理士も在籍しているため、お子さんの心の問題にチームで取り組めるのも強みだと考えています。

開院当初から児童精神科の診療を考えておられたのですか?

【百々院長】開業して感じたのは「こころ」の問題を抱えて受診される患者さんが多くいらっしゃるということでした。お子さんの心の問題を専門の先生に診てほしくて紹介先を探しても、なかなか見つからない。見つかっても半年先まで予約で埋まっているなど難しい状況だったため、それなら当院に来ていただこうと考え、児童精神科を専門とする先生にお願いしたんです。小児皮膚科も同様で、大人とは症状や治療法は異なる場合が多いので、乳児期、幼児期、就学期など成長に応じて対処を変えるなど、小児科と皮膚科の狭間の難しい部分にもしっかり対応してもらえると思います。

一般の診療科と専門の診療科を併せ持つメリットをお聞かせください。

百々秀心院長、羽田紘子先生 こどもの木クリニック2

【百々院長】受診のきっかけは小児科の一般的な症状でも、心臓内部の壁に穴が空いている先天性の心臓病を見過ごされていて、小学生や中学生になってはじめて気づかれたりすることがあります。心の問題を抱えていたりするお子さんも少なくありません。皮膚の悩みで小児科に来られる方も多いですし、専門的な見地から診断・治療できるのはメリットだと思います。しかも専門性の高さに加え、「お子さんやご家族とのコミュニケーションを大切にする」という当院の方針に賛同いただける先生にお願いしていますので、安心して受診いただけると思います。
【羽田先生】大学病院の児童精神科となると特別な感じがして、お子さんやご家族も身構えてしまうところがあるでしょう。その点、こうした身近なクリニックなら、生活と密着した中で気軽に利用いただける点もメリットではないでしょうか。

多職種の連携で、子どもの心の問題に取り組む

児童精神科の受診の流れなどをご紹介ください。

百々秀心院長、羽田紘子先生 こどもの木クリニック3

【百々院長】当院は一般の診療も事前予約制ですが、特に児童精神科はその分野に詳しい看護師が電話でお困りの状況を詳しく伺います。そこから児童精神科に直接予約したほうがいいのか、何か身体的な面を私が先に診たほうがいいのかを判断して、予約の日時を確定する流れです。事前に看護師と話すことでご家族も問題点が整理でき、医師との話がスムーズに進められるのも利点でしょう。
【羽田先生】診療時間内にお話しいただける内容は限られますし、看護師に事前にヒアリングしてもらえるのはとても助かっています。また、医師に話しにくいことも看護師や臨床心理士には話してくれることもあるので、診療時の話だけでは足りないような場合は、スタッフの皆さんにお子さんやご家族に少し話を聞く時間を作ってもらうこともあります。百々院長、私、看護師、臨床心理士の各専門職が一つのチームとなって、多方面から診ていけるのはメリットだと思います。

どのような場面でチームの力が生かせるのでしょうか?

【羽田先生】例えば、臨床心理士に診療に必要な検査、診療後のカウンセリングなどをお願いしています。発達に特性があるお子さんは知能検査を行うほか、性格検査などでお子さん自身やご家庭のことを知るヒントにしています。また、検査後も臨床心理士とお子さんとが少し話す時間を作って、検査以外の生活に寄り添った話から、普段の様子を見てもらっているんです。少し成長して万能感が出ているお子さんも、小学校ではほかの子と比べて自信を失ったりと、ご家族との関係や先生、学校のクラスなど周囲の環境によってどんどん変化していきます。そうした変化と要因について検討する際には、多方面からの視点で理解を深めることができます。

児童精神科は地域でどんな役割を持つのでしょうか?

百々秀心院長、羽田紘子先生 こどもの木クリニック4

【百々院長】低血圧で朝なかなか起きられず、学校を休みがちになるお子さんもいるでしょう。起きられない症状は薬などで改善がめざせても、すでに欠席が続いていたら学校に行きづらく、不登校から抜け出せないケースも多いのです。そうした悪循環に入る前に、気軽に相談できる窓口として児童精神科があることは大きいと思います。
【羽田先生】そうですね。ご家族も「ほかの子と比べてここが違う」といった悩みを抱え込むと、どんどん深みにハマると思います。児童精神科で客観的な検査や診断を受けて、お子さんの苦手分野と得意分野がはっきりすれば、こうするとうまくいくなどの対処法もわかるはずです。当院の医師やスタッフのアドバイスを受けて、「少し生きやすくなった」と感じていただけるとうれしいですね。

小児皮膚科での早期治療でアレルギーの連鎖を防ぐ

2024年からは小児皮膚科の専門の外来も開始されたそうですね。

百々秀心院長、羽田紘子先生 こどもの木クリニック5

【百々院長】お子さんの皮膚科に対するニーズの多さに比べて、小児皮膚科専門の医師はごく少数ですが、幸い当院では小児専門の病院で皮膚科を診てきた馬場直子先生に2024年4月から来ていただいております。湿疹などで皮膚のバリア機能が弱まり、経皮感作で食物アレルギーになって、喘息やアレルギー性鼻炎も発症するといった「アレルギーマーチ」を防ぐには、乳児期のアトピー性皮膚炎をしっかり治すことが大切といわれています。ただ、多くのアトピー性皮膚炎の薬は12歳未満には使えず、適切な薬を選択するには小児皮膚科の専門的な知識が必要でしょう。当院では、ステロイドと副作用の少ない薬を組み合わせるなど工夫しながら、乳児のアトピー性皮膚炎を治療できる体制が整う予定です。

治療時のアドバイスも専門的に受けられますね。

【百々院長】もちろんです。お子さんの皮膚は大人よりずっとデリケートで、前述した薬の使い分けも乳児期、幼児期、就学期できめ細かく変えていく必要があります。そうした適切な処方はもちろん、症状を改善するために日常生活のアドバイスもしていただけると思います。特に塗り薬の使い方では、本来必要な用量よりも少ない方がほとんどとのことで、来ていただく先生からは薬の量や塗り方も丁寧に伝えていただけるでしょう。またアトピー性皮膚炎は治ったと思えても、しばらく治療をやめると再発することも多いため、当院では治療後も長期にわたってお子さんをサポートしていく予定です。

最後に地域の方に向けてメッセージをお願いします。

百々秀心院長、羽田紘子先生 こどもの木クリニック6

【百々院長】病気の治療も大事ですが、新型コロナウイルス感染症でおわかりのように、病気の予防は今後さらに重要になるはずです。新型コロナウイルス感染症に限らず、お子さんの年齢に合わせた適切なワクチン接種をお願いしたいですね。また、診療面ではお子さんの体と心をトータルに診ていきますので、何でも気軽にお話しいただければと思います。
【羽田先生】新型コロナウイルス感染症で生活が一変したことが、これからのお子さんの成長に大きく影響するかもしれません。当院では児童精神科がチーム体制でお子さん一人ひとりを診ていきますから、気になることは早めにご相談ください。

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