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静脈内鎮静法下で行う
痛みや怖さに配慮した歯科治療

藤沢歯科

(藤沢市/藤沢駅)

最終更新日:2022/09/01

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  • 自由診療

歯科治療の機器の音や振動が怖い、痛みに弱い、嘔吐反射が強いなどの理由でなかなか歯科医院に行けず、虫歯だらけになってしまっているという人も少なくないだろう。「藤沢歯科ペリオ・インプラントセンター」の雨宮啓院長は、歯科麻酔科出身。静脈内鎮静法という麻酔方法により、歯科治療が苦手な人の治療を行っている歯科医師だ。もともとはインプラントや歯周病などの専門的な治療を安全に行うために静脈内鎮静法を導入していたが、次第に一般治療やメンテナンスでも「痛みや怖さが心配なため静脈内鎮静法で受けたい」という人が増えてきたのだという。静脈内鎮静法下での歯科治療を普及させたいと歯科麻酔のスタディーグループも立ち上げた雨宮院長に、静脈内鎮静法について取材した。

(取材日2021年7月14日)

痛みや怖さ、嘔吐反射で、歯科治療が苦手な人にも。眠ったような状態のまま治療を終える静脈内鎮静法

Q歯科治療が苦手な人にはどのような方法が適していますか?
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▲歯科麻酔を専門とする歯科医師とのカウンセリングの様子

歯科治療が怖くて受診できないという方は、人口の約15%ぐらい存在するという報告もあります。他にも「口を開けているのがつらい」「嘔吐反射が強く、治療器具が奥のほうに入ると気持ち悪くなる」「痛みに極端に弱い」など歯科治療の苦手な方はとても多いと感じます。「歯科治療は痛いのが当然」の時代もありましたが、生活が豊かになり医療も進む中で、極力痛くない治療を望む方が増え、またインプラント治療や歯周病治療など麻酔が必要な専門的治療が増えてきたことが影響しているのかもしれません。こうしたニーズに応えるには、点滴から麻酔薬を投与して眠ったような状態で行う静脈内鎮静法下での歯科治療が有用だと私は考えています。

Q静脈内鎮静法と、全身麻酔や笑気麻酔の違いを教えてください。
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▲静脈内鎮静法下での治療に使用する機器

全身麻酔では無意識の状態になりますが、人工呼吸対応など大がかりな設備が必要になり、めまいや脳貧血、過換気症候群など麻酔に関する偶発症の可能性もゼロではないため、一般的な外来診療ではなく、外科手術が必要な矯正治療や、障害のある患者さんなど特別な場合に使われます。また笑気ガスによりリラックスした状態へと促し、痛みを感じにくくしていく笑気麻酔は、副作用や環境への影響が心配され、最近はあまり使われなくなってきています。静脈内鎮静法は、全身麻酔より手軽で安全性にも配慮しやすく、また歯科が苦手な方の多くに対応できると考えられます。

Q静脈内鎮静法は誰でも受けられるのでしょうか?
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▲広々とした清潔感あるカウンセリングルーム

基本的には、中学校3年生ぐらいから高齢の方まで、ほとんどの方に受けていただけます。生活習慣病や心臓疾患など基礎的疾患のある方は、静脈内鎮静法下での治療のほうが、全身管理も行うため、より安全を追求しながら治療を行うことができます。ただし妊娠中の方は避けたほうがよいでしょう。静脈内鎮静法は自費診療となることや、静脈内鎮静法下での治療後は覚醒まで休んでいただく時間が必要なので、時間に余裕を持つことなどはあらかじめ知っておいていただきたいですね。また治療当日は、飲酒や激しい運動は禁物で、車や自転車の運転もできません。できるだけ公共交通機関を利用し、高齢の方は付き添いの方と一緒に来ていただきたいですね。

Q当日の流れについて詳しく教えてください。
A
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▲個室のユニットでリラックスして治療を受けることができる

まず、血圧計、心電図、パルスオキシメーターなどを装着して各種モニタリングを行い、異常がないことを確認してから、点滴をとり静脈から麻酔薬を入れていきます。2、3分してうとうと眠ったような感じになれば治療を始めます。治療が終わったら覚醒するまで休んでいただきます。多くの場合は15分ぐらいで帰れますが、もう少し休みたいという方のために、当院では診療ユニットを多数そろえて対応しています。治療内容にもよりますが、1〜2時間が目安です。持病のある方には、あらかじめ病歴などを伺い、内科や循環器科などの主治医の先生にも連絡して全身状態や内服薬を確認してから、治療計画を立てることも必要です。

Q静脈内鎮静法はどのクリニックでも受けられるのでしょうか?
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▲静脈内鎮静法について語る雨宮先生

歯科麻酔を専門とする歯科医師の多くは大学病院で診療しており、専門家による静脈内鎮静法に対応しているクリニックは少ないのが現状です。また現在の日本の法律では、歯科医師であれば誰でも静脈内鎮静法が行えますが、安全性を考えるとやはりきちんとしたトレーニングを受けた歯科医師が行う必要があるでしょう。そこで私は、静脈内鎮静法を活用した歯科治療を全国に広げていきたいと考え、歯科麻酔を専門とする歯科医師のスタディーグループ「CDAC」を立ち上げました。全国から私と同じ志の歯科医師が集まっており、ホームページを通じてカウンセリングや、各地域で静脈内鎮静法に対応する歯科医師を紹介する活動も行っています。

ドクターからのメッセージ

雨宮 啓院長

歯科治療が怖い、痛みに弱いという方は、実はとても多いと感じています。しかし、静脈内鎮静法を使えば、ほとんどの方が安全性に配慮しつつ負担の少ない歯科治療を受けることができると考えます。胃の内視鏡検査などが静脈内鎮静法を使い、負担の軽減が図られていることを考えれば、歯科でももっと静脈内鎮静法を普及させていく必要があると私は考えています。今後は、口腔外科の歯科医師とも連携して、静脈内鎮静法下での親知らず治療にも取り組む予定です。大きな病院には行きたくないという方も多いご時勢ですから、身近なクリニックで専門性を持つ歯科医師が連携して行う静脈内鎮静法下での歯科治療を多くの方に提供したいと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

静脈内鎮静法/5万5000円~、インプラント治療/55万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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