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雨宮 啓 院長の独自取材記事

藤沢歯科

(藤沢市/藤沢駅)

最終更新日:2024/01/25

雨宮啓院長 藤沢歯科 main

藤沢駅南口徒歩1分のビルにある「藤沢歯科」。雨宮啓院長は大学院で歯科麻酔学の博士号を取得後、インプラントを専門とするクリニックで研鑽を積み、さらに日本歯周病学会歯周病専門医の資格を持つ。同院では歯周病治療やインプラント治療、歯科麻酔を柱に専門性の高い診療を実践。痛みに弱い人など静脈内鎮静法下での治療へのニーズが高いことから、同じ志を持つ歯科医師と連携し、安全に配慮した快適な歯科治療を広めるためのスタディーグループも立ち上げた。「患者さんやスタッフから、歯科医師として育てられていると感じています」とやわらかい物腰と気さくな語り口も印象的な雨宮院長に、診療の特徴や歯科麻酔の専門家としての想いを聞いた。

(取材日2023年11月21日)

歯周病とインプラント、歯科麻酔を3本の柱として診療

クリニックの特徴を教えてください。

雨宮啓院長 藤沢歯科1

1つ目は、私をはじめ常勤の歯科医師全員が日本歯周病学会歯周病専門医であり、歯磨きで出血するような軽症から、進行性の歯周病まで対応していること。加えて、私も含めてインプラント治療も専門とする歯科医師がいますので、その両方で専門性の高い治療を行えます。2つ目は、私は大学院で歯科麻酔学を研究し博士号も取得するなど歯科麻酔も専門としており、歯科恐怖症の患者さんなどに静脈内鎮静法下で歯科治療が行えること。3つ目は自分の歯を長く持たせるために重要なメンテナンスに力を入れていること。歯周病ケアを学んだ歯科衛生士による専門的なメンテナンスを提供しています。

静脈内鎮静法を使った治療に力を入れているのですね。

はい。静脈内鎮静法は点滴で麻酔薬を投与することで、ほとんど眠ったような状態での治療に導くための方法です。歯科治療が受けられない歯科恐怖症の方や痛みに極端に弱い方、奥歯の治療や歯型を採るときに吐き気を催してしまう嘔吐反射の強い方も、怖さや痛みなどをほとんど感じることなく、リラックスして治療が受けられると思います。また高血圧などの基礎疾患がある方も静脈内鎮静法下で治療を行えば、より安全に配慮することが望めますし、当院では外科的処置を行う際にも採用しています。静脈内鎮静法下での治療を求める方は多く、一人では対応が難しいと感じることも。春から日本歯科麻酔学会歯科麻酔専門医の栗原由佳先生が常勤に加わり、体制をさらに拡充できました。私とは異なる女性ならではの視点をお持ちであり、多視点から診療にあたれる点もメリットです。

歯周病治療にはどのような特徴がありますか。

雨宮啓院長 藤沢歯科2

進行した歯周病に対する専門的な治療に加えて、治療後の歯科衛生士によるメンテナンスや、管理栄養士による指導にも力を入れているのが特徴です。歯周病には、口の中の歯周病菌の量と噛み合わせのバランス、そして体の免疫の3つが関連しており、治療後のメンテナンスが行き届かないと、歯を残すことが難しくなる恐れがあります。当院では、歯周病ケアを専門的に学んだ歯科衛生士が、患者さん一人ひとりに適したメンテナンスを行います。歯を長く保たせるには良い歯科衛生士を見つけて自分のパートナーにすることが大切です。さらに、食生活の改善も予防的に重要なファクターになります。当院では、現在3人在籍している管理栄養士が体組成や口唇機能や嚥下状況などを確認し、食生活のアドバイスや必要な機能回復訓練をご提案します。それぞれ栄養学的な知見を持ちながら、歯科についても実践的に学んでおり、個々の状況に応じて必要な情報を提示できます。

高リスクな高齢者の治療のため歯科麻酔の学びを深める

ところで、先生はどうして歯科医師を志したのですか。

雨宮啓院長 藤沢歯科3

歯科医師の父の背中を見ていたことが大きく影響したと思います。父と同じ東京歯科大学で学び、歯学部卒業後は歯科麻酔学講座に進み、大学院修了後は、研究をお手伝いした白鳥先生が開業されたクリニックに勤務しました。白鳥先生はインプラント治療に精通し、そのクリニックも数多くのインプラント治療を行うクリニックでした。私はそこに6年間勤めインプラント治療はもちろん、歯科医療のさまざまなことを学びました。白鳥先生はまさに私のメンターですね。

歯科麻酔科を経て、インプラント治療を研鑽する道へと進んだのですね。

私が歯科医師を志したのは、高齢化社会への危機感が広まり出した頃でした。生活習慣病や心臓疾患のある高齢者の歯科治療はどうすれば良いのか、医療の安全性を追求するためには、何を勉強すれば良いのかと悩んでいた時に、歯科麻酔科で静脈内鎮静法と出合い、安全に配慮して歯科治療を行うための方法だと感じて大学院の歯科麻酔学講座で学ぶことにしたのです。ちょうどインプラント治療や歯周組織再生療法が登場した時代背景もあり、こうした高齢者に対する保存的な治療技術の研鑽と、安全で快適な治療のための麻酔法が必要だと考え、インプラント治療と歯周病治療を専門的に学び、開業に至ったというわけです。歯科麻酔、歯周病、インプラント治療の3本を柱に長年診療を続け、近年では米国で歯周病治療について講演を行う機会をいただくまでになりました。

静脈内鎮静法のスタディーグループも立ち上げたとか。

雨宮啓院長 藤沢歯科4

開業して、静脈内鎮静法下での歯周病治療とインプラント治療に取り組み始めたところ、他の治療でも静脈内鎮静法で受けたいという方が来られるようになり、だんだん歯科治療が怖い方や、痛みに弱い患者さんが増えてきたのです。そこで歯科麻酔専門の歯科医師も増員したのですが、そもそも、歯科治療が怖いという人は多いのに、専門の歯科医師の多くは大学病院で診療しており、静脈内鎮静法に対応しているクリニックは少ないのが現実なのです。また、現在の日本の法律では、歯科医師であれば誰でも静脈内鎮静法が行えますが、安全性を考えるとやはりきちんと研鑽を積んだ歯科医師が行う必要があります。そこで、静脈内鎮静法を活用した、安全に配慮した快適な歯科治療を全国に広げていきたいと考えて、歯科麻酔を専門とする歯科医師のスタディーグループ「CDAC」を立ち上げたのです。

多職種が専門性を磨くことで、ストレスなく笑顔に

今後、取り組みたいことなどはありますか。

雨宮啓院長 藤沢歯科5

型採りも口腔内スキャンでできるようになるなど、歯科でも患者さんの負担の軽減が重視されるようになってきましたが、親知らずの抜歯方法などは20年前と基本的には変わりません。胃の内視鏡検査が静脈内鎮静法を使い、負担に配慮して受けられるようになってきていることなどを考えれば、歯科でももっと静脈内鎮静法を普及させていく必要があると考えています。個人的な活動としてCDACのホームページ上で、オンライン相談窓口をつくり、怖くて歯科治療が受けられない方や、静脈内鎮静法下で治療を受けたいという方の相談に答えて、その地域の専門家を紹介しています。また、歯周病や口腔機能低下症の予防に専門的に取り組める、歯科衛生士や管理栄養士の育成も必要だと考えています。ミーティングや症例検討会、自習の機会などを設けて、体系的に学べる仕組みづくりに取り組んでいるところです。

いろいろな展望を持たれているのですね。

少し恥ずかしいのですが、日本はもちろん、世界中の人たちを笑顔にするというのが私の大きな志なのです。まずは、私の活動を通じて、静脈内鎮静法を使った歯科治療を全国の皆さんに知ってもらい、歯科治療が受けられない方を助けたい。北海道から沖縄まで、私と同じ思いの歯科医師が集まっていますので、ぜひ適切な歯科治療にたどりついていただきたいのです。クリニックとしては、規模を大きくしたり、平均的な歯科医療を提供するのではなく、品質と専門性を担保しつつ、少し自由度も持ちながら取り組んでいきたいと考えています。それぞれの専門分野において絶えず研鑽を積んでいきたいですし、スタッフにも専門性を磨く機会を持ってほしい。常に患者さんやスタッフからも学びつつ、診療やサービスを向上させたいと考えています。

読者に向けてひと言メッセージをお願いします。

雨宮啓院長 藤沢歯科6

歯科恐怖症の方が静脈内鎮静法などに対応できない環境で治療を受けると、本人はもちろん、歯科医師もつらい思いをするのではないかと思います。歯科治療が怖い方は人口の約15%というデータもあるほど多く、かなりの方は静脈内鎮静法を使うことで悩みの解決につながると考えます。当院は、「あそこに行けばなんとかしてくれる」と頼れる存在でありたいと考えています。身近なクリニックで、専門性を持つ歯科医師やスタッフが連携し、よりストレスのない治療の提供をめざしていますので、何でもお気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/55万円~、矯正治療/88万円~、マウスピース型装置を用いた矯正/99万円~、審美歯科(オールセラミックスクラウン)/16万5000円~、静脈内鎮静法/5万5000円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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