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森井 浩太 理事長の独自取材記事

森井歯科医院

(小田原市/緑町駅)

最終更新日:2021/09/01

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「仕事に行くのが楽しくて仕方ないんです。今日はあの患者さんが来る、今日はあのオペがある、といつもワクワクしています」と笑顔で語るのが、「森井歯科医院」の森井浩太理事長。同じように仕事を楽しむスタッフが集まり、院内の雰囲気・チームワークが非常に良いという。患者にもそれが伝わり、気持ち良く通えると声をかけられることが多いそうだ。現在の課題は待ち時間を減らすことだと話す。診療台の増設と受付の増員を検討中だ。クリニックで診療に取り組む森井理事長に話を聞いた。(取材日2020年2月13日)

イメージしやすい言葉で説明し、予防への理解を促す

予防に力を入れていると伺いました。

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当院は昔からある歯科医院なので、短いスパンで定期的に来院される患者さんはほとんどいませんでした。虫歯ができたら治療して、またしばらくして虫歯ができたら治療しての繰り返しだったのです。予防に力を入れるようにシフトしていったのは、僕がここで勤務を始めた2015年頃から。虫歯や歯周病が進行してから治療するのは、金銭的にも負担が大きく、時間も労力もかかります。だったら最初から虫歯をつくらないのが間違いなくベストだと思います。予防をしなかったら治療した意味がない、自分のところで治療した人に新しい虫歯ができるのは避けたいという考えから予防を重視しています。

患者さんに予防の大切さを理解していただくため、どのような工夫をされていますか。

模型を使いながら説明し、マニュアルにはならない対応を心がけています。患者さんのお口の中を見ながら、「この状態なら、次はこのくらいに来たら良いですよ、このくらいのスパンでチェックすると、こういうふうに変わります」というふうに、患者さんごとに適切な時期をお伝えしていますが、こちらから強く言うことはしません。結局はご本人が選んだ結果がその方のお口の中をつくりますから。それから、曖昧な言葉を使わないようにしています。例えば目を瞑って歩いている人に対して「あと少しで段差があります」と言っても、それが何歩先なのかわからないですよね。歯科医師が患者さんに伝えるのはまさにそれ。僕の頭の中にあるビジョンと同じビジョンを患者さんがイメージできるのが理想です。同じ映像を描けるように言葉を選んでいます。

歯科衛生士さんが3人いるというのも、予防に対するクリニックの思いが感じられます。

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ちょうど今、歯周病の勉強会に歯科衛生士3人が一緒に行っているんです。その行き帰りで「担当制にしたいね」という話になったそうで、衛生士からの要望を受け、担当制にする準備をしています。やはり一人の人に見てもらったほうが患者さんは安心しますし、歯周病がどう変化しているのか、治療が終わった後にどのように骨ができていくのかを確認でき、歯科衛生士もより詳しく経過を追うことができます。スタッフが自主的に勉強して提案してくれるのはとてもうれしいですね。勉強会の参加も、できるだけサポートしたいと考えています。

噛み合わせを重視した総義歯に注力

どのような治療を希望される患者さんが多いですか。

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当院の患者さんは大半が50代以降の高齢者です。そのため、入れ歯の相談が中心で、特に上下の総義歯を自費で作る方の割合が高いです。保険が適応される入れ歯は制限があり、粘土で1回しか型を採りません。しかし当院で扱っている自費の入れ歯は型採りをして土台ができたら、土台に合わせて寸法の変化が少ないシリコンで型を採ります。シリコンにはいろいろな硬さがあり、硬いシリコンの上にやわらかいシリコン、最後にサラサラしたシリコンで採った型を重ね、層で型を採っていくんです。そうすることで、はまりやすい入れ歯をめざします。ただそのためには唇や舌の形も取らなければいけない。さらに上の顎に対して下の顎がどの位置にあるのかまで数値化して調べ、歯を並べていきます。型採りだけでも半日かかるんですよ。時間をかけてでも精度を上げて、患者さんに満足していただけるように努めています。

患者さんも先生も、大変な作業ですね。

合わない入れ歯を使っていると、口の筋肉の動きも制限され、動かない筋肉が出てきます。そうすると本人が動かそうと思ってもそう簡単に動きません。その状態ではベストな入れ歯が作れないので、まずリハビリテーション用の義歯を作ってそれを使い、正しい顎と筋肉の動きを取り戻すことをめざします。筋肉がもう一度動くようになってから入れ歯を作りますので、時間もお金もかかりますが、選ばれる患者さんは多いですね。口の中に良いものを入れたいという要望に応えるための大変な作業も苦にならないですし、むしろ制作したもので患者さんが幸せにになると思うとワクワクして頑張れます。

インプラントで治療するケースもありますか?

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顎の形によっては、どうしても入れ歯が浮き上がってしまうため、インプラントを入れてそれにアタッチメントをつけたほうが適する場合もあります。お口の中を見るとだいたいわかりますので、入れ歯を入れた時に起こり得るリスクと、そうなってしまった場合、患者さんにとって一番良いと思われる対策をあらかじめお伝えします。奥歯や前歯への力のかかり方もわかりやすく説明し、今の状況と患者さんの背景を含めて何がベストなのかを考えて、さまざまな可能性の中からインプラントをご選択いただくケースもあります。入れ歯もインプラントも治療の1つの手段であって、入れてからのメンテナンスも考慮して患者さんにも納得いただくようにしていますね。

常に頭にある「歯科医師は人生を救える」という言葉

歯科医師になって良かったと思うことを教えてください。

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先輩から言われてずっと忘れられない言葉があります。「医師は患者さんの命を救えるが、歯科医師は人生を救える」という言葉です。僕が作った入れ歯をつけて患者さんが喜んでくれた時や、口元がコンプレックスになってマスクをして来院された人が、マスクを外して帰って行かれた時は、本当に歯科医師になって良かったと思います。

得意な治療をあげるとするとなんでしょうか。

得意なものをつくりたくないんです。全部を8割以上でできる歯科医師でありたい。なぜかというと、得意をつくってしまうと患者さんを最終的にそこに引っ張り込むことになってしまうからです。それは医療ではないと思っているので、全部の治療を満遍なくできるようにし、もし自分にできない症例があれば、信頼できる歯科医師を紹介するようにしています。ですから、勉強しなくてはいけないことがたくさんあり、週末はだいたい何かのセミナーに行っています。忙しいけれど全然苦じゃないです(笑)。歯科の勉強をすることが好きなんでしょうね。歯科医師が天職なのかな。

読者の皆さんへメッセージをお願いします。

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総義歯になった患者さん、皆さんがおっしゃるのは、食事ができることは大切だということ。それから、若い頃に歯をどうしてもっと大切にしなかったのだろうという話もよくお聞きします。そういうときに、予防の大切さを実感します。入れ歯は最終手段なので、そこまでいかないようにすることが大切。僕は総入れ歯の治療が好きですが、一番良いのは入れ歯にならないことです。昔から当院に通われている方が総入れ歯にならないように、予防の大切さを伝えていきたいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

総義歯/50万円~
インプラント/30万円~
セラミッククラウン/10万円~

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