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内藤 仁司 院長の独自取材記事

ないとう歯科医院

(川崎市多摩区/読売ランド前駅)

最終更新日:2024/03/11

内藤仁司院長 ないとう歯科医院 main

読売ランド前駅南口から徒歩1分。「噛み合わせ治療」と書かれたオレンジの看板が目を引く「ないとう歯科医院」。院長の内藤仁司先生は、歯科大学での矯正歯科治療の長年の経験を生かし、その中で診てきた噛み合わせの不具合から起こる多くの症状に注目して、現在の診療に生かしている。虫歯などの問題がないのに歯を喪失してしまったり、何度も同じ場所が虫歯になったり腫れたりといった、今までの歯科治療では原因がはっきりしなかった症状にも、噛み合わせが関わっていないか、適切な診断のもと治療を提案。やわらかい食べ物ばかりを口にすることで起こる咀嚼機能の低下にも目を向け、子どもから大人まで専門的な知見に基づき治療を行っている。そんな内藤院長に、噛み合わせに重視し始めたきっかけから、実際の治療方法などについて話を聞いた。

(取材日2022年12月19日)

現代人特有の問題である噛み合わせの不具合

先生は「噛み合わせ」治療を重視されていますが、何かきっかけはあったのですか?

内藤仁司院長 ないとう歯科医院1

実は私も、開業当初から噛み合わせ治療を重視していたわけではないんです。その重要性に気づいたきっかけは、インプラント治療でした。私がインプラント治療を始めた頃に、部分的な欠損の方の原因について疑問を持ちました。ほかの歯に問題がないのに、奥歯の数本だけ欠損してしまっているという方がいて、なぜ部分的な歯の喪失が起きてしまったのか。これは一体どういうことなんだろうか。と疑問を持つようになったんです。試行錯誤の結果、もともとの噛み合わせのバランスや、噛む力が十分に発達せずに成長してしまった咀嚼機能不全が原因なのではないかという結論に行きつきました。患者さん自身、噛み合わせや咀嚼機能に問題があったことに気づかず、トラブルを繰り返して抜歯に至ったのだと思います。抜歯になってしまう前に気づいて健康に噛める状態にしたいと考え、噛み合わせの治療に力を入れるようになりました。

「噛み合わせ」という言葉はよく耳にしますが、正直、実態はよくわからないことが多いのですね。

実は歯学の中でも、噛み合わせの分野は現代病の一つとしてまだまだ着目されにくい分野です。これまでの歯学は1本の虫歯の治療、見た目の美しさ、そういったことを中心に進んできました。でも、根本に立ち返って「歯ってなんのためにあるんだろう?」と考えると、それは「しっかりと物を噛むため」ですよね。それができていなければ、いくら虫歯を治しても入れ歯やインプラントを入れても、本当は意味がないんです。現代人の生活には噛み合わせを悪くする原因があります。それは食生活です。ファストフードに代表されるように、現代人は歯ごたえのあるものを食べる機会がどんどん少なくなっています。子どもの頃から歯ごたえのあるものをしっかり噛んで、口腔周囲の筋肉を鍛え、歯の成長を促さなければいけないのに、それができていないのです。

食事以外の原因は何かありますか?

内藤仁司院長 ないとう歯科医院2

ストレスの多い生活をしていると、人は無意識に歯を強く食いしばります。それも噛み合わせに影響を与える原因の一つ。また、噛み合わせのバランスは歯科治療後に崩れてしまうことがあります。これは詰め物やかぶせ物を入れる際、しっかり合致するかチェックはするのですが、そこに顎の動きのデータが入っていないからなんです。そのため、顎の動きが加わると一気に噛めなくなってしまうのです。何度歯科治療を受けても解決しない場合、これらの噛み合わせが関わっているケースが考えられます。そして、歯や歯茎はそこだけ独立して存在しているわけはなく体の一部ですから、噛み合わせの不調は、首や肩の凝り、腰痛や膝痛、人によっては頭痛として現れます。首や肩の調子が悪くなったら、体全体の調子が悪くなっていく……口の中にとどまらない、大きな連鎖の問題なんです。正しい噛み合わせを取り戻すためには、きちんと治療することが必要になります。

適切な診断で、正しい咬合力を出すための治療を提案

噛み合わせの治療では実際どんなことをするのでしょうか?

内藤仁司院長 ないとう歯科医院3

まず私の前で何回か噛んでいただいて、機能的な動きや現在の噛み合わせの状態を拝見します。顎が動いている時の歯の力のかかり具合を見極め、患者さんにも確認してもらいます。それらの診断から、力の出ていない歯の詰め物やかぶせ物をし直すなど、正しい咬合力を出すための治療を行います。健康な歯を削るようなことはしませんが、しっかりと患者さんにご納得いただいてから治療を進めています。

患者さんの傾向として何か感じることはありますか?

最近は虫歯になる患者さんが非常に少ないです。今は歯磨き粉にフッ素が配合されていることが多く、毎日の歯磨きによって虫歯になる方は減っています。ですが、食事が軟食傾向になったことで、噛み合わせという新たな問題が出てきているんです。特に小学生や中学生の成長期に軟食傾向の食事をしていることで、整った噛み合わせがつかないまま成長し、成人以降、さまざまな症状が現れます。何度も同じ場所が虫歯になったり腫れたり、虫歯でないのに痛かったり、知覚過敏や顎関節症などの症状が出ることも。小さい子でも歯はきれいなのに、食べるときに痛いと訴える子も多く、正しく噛めていない子が増えている印象です。乳歯の頃は虫歯に気を使う親御さんも多いですが、噛み合わせの面においても将来につながる大切な時期。正しく噛める歯に成長できるようにサポートしていきたいですね。

噛み合わせ治療に注力する中で、機器にもこだわっているそうですね。

内藤仁司院長 ないとう歯科医院4

口腔内カメラで撮影したお口の中の画像を、モニター上に映し出すシステムを導入して、クリアな画像を見ながら患者さんに説明をしています。噛み合わせ治療にしろ、虫歯やインプラントなどほかの治療にしろ、私が患者さんに何をしようと考えているのか、しっかりご説明することが何より大切。患者さんは医療の専門家ではありませんから、いくら私が言葉で説明してもイメージできないこともありますよね。そんなときも、画像で見ればすぐ理解していただくことができますから、とても良いシステムだと考えています。また、殺菌した水を院内に供給するシステムを用いています。患者さんがうがいをするとき、私やスタッフが手を洗うとき、器具を洗うときなど、すべてこのシステムを通した殺菌水を使用しています。

しっかりとした噛み合わせで長く健康に過ごせるように

診療時、どのようなことを心がけていますか?

内藤仁司院長 ないとう歯科医院5

この噛み合わせの治療は誰にでも当てはまる治療ではありません。ですが、虫歯ではないのにしみる、噛みにくい、痛くなるといった治療の方法もなく長年解決しないまま困っている症状のある方の選択肢の一つとなると考えています。必要な方に必要とされる治療方法をご提案できるように、その方の訴えに即したきめ細かな説明を大切にしています。高額な治療ではありませんし、健康な歯を削ることなくできる方法もありますので、悩まれている方はご相談に来ていただきたいです。

もともと先生が医師を志したきっかけは何でしたか?

私の家は両親ともに薬剤師で、その姿を見て育ったせいか、ごく自然に、将来は医療関係の仕事をしようという思いが育っていました。特に、家の階下にある店舗で開業していた母の働く姿は私のバックボーンです。いつも優しく丁寧にお客さまの話を聞いて、薬を処方している姿を毎日見て育ちました。その流れの中で歯科大に進むことを決め、鶴見大学歯学部に進学。卒業後はそのまま母校の医局に残って、矯正学教室で5年間、矯正治療に取り組みました。その後、1994年に地元である読売ランド前駅の近くに開業したのです。

最後に今後の展望を教えてください。

内藤仁司院長 ないとう歯科医院6

今、力を入れている噛み合わせの治療、これを今後も追究していきたいですね。「虫歯はないのに歯が痛い」という人が多い時代。これは噛み合わせに問題があるのだと思います。誰にでも当てはまる治療ではありませんが、乳歯のある小さい子から、入れ歯を使っている年配の方まで、対象となる年代は幅広く、必要となる方は多いです。選択肢として知ってもらえるように情報発信にも力を入れていきます。その人に合った正しい噛み合わせを確立することによって、一人でも多くの方がしっかりと食べ物を噛み、健康な暮らしができるように。歯科医師として、尽力していきたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

噛み合わせ治療(部分矯正の場合)/11万円~
矯正(小児I期の場合)/11万円~
インプラント治療/33万円~

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