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津田 則子 院長の独自取材記事

津田眼科

(川崎市麻生区/新百合ヶ丘駅)

最終更新日:2021/10/12

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1997年の開業以来、地域に住む人々に頼りにされている「津田眼科」。院内は明るく清潔感にあふれ、小さな子どもから高齢者まで幅広い年齢層の患者が訪れている。明るく朗らかな語り口で患者から親しまれている津田則子院長の目標は「受診して良かったと思われる診療」。患者とのコミュニケーションを大切にし、新しい治療法や検査機器の導入にも余念がない。日本画と旅行が趣味という津田院長が日々行っている目のケア方法は、朝晩のアイシャンプー。ドライアイの原因となるマイボーム腺の詰まりの予防が期待できるという。そんな津田院長に、同院のこれまでの歩みや診療のポリシー、力を入れている診療について話を聞いた。

(取材日2021年3月18日)

患者にとって最善な医療を患者とともに考える

開業して今年で25年目だそうですね。

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夫と私の2人で始めた「津田眼科」ですが、これまでにこの千代ヶ丘の「津田眼科」に加え、宮前平の「津田眼科クリニック」、宿河原の「宿河原津田眼科クリニック」の3院体制になりました。小さい子どもの頃から診させていただいていた患者さんが成長し、自分のお子さんを連れて来てくださったりすることもあるんですが、そうするとついつい世間話に花が咲いてしまいます。また当院は、長く勤めてくれているスタッフが多く、結婚や出産の後も勤めてくれる人が多いので本当にうれしく思っています。顔なじみのスタッフが対応するため、患者さんも安心して通院していただけているようです。

こちらの医院の特色はどんなところでしょうか?

経験豊富な視能訓練士がおり、精度にこだわった検査が提供できることは特色の一つです。検査の精度が高いとそれに基づく診断の精度も上がるので、特に子どもの斜視や弱視を見つける検査には欠かせない存在です。また、どのスタッフも患者との関係が深く、医師に直接言いにくいことを患者さんから聞き情報共有してくれます。そのため、なるべく長く勤めてもらえるよう配慮し、勉強会など個人の知識やスキル向上の機会も設けています。もう一つの特色としては、近隣の大学病院との緊密な連携体制ですね。対応困難な手術や、難しい症例には大学病院を紹介するほか、定期的に白内障治療や緑内障、斜視など、それぞれの分野に造詣の深い大学の先生たちに来ていただいて、診療を行ってもらっています。大学病院であれば数ヵ月待ちとなりますが、身近なかかりつけの眼科で専門的な相談ができるのはメリットの大きいことだと思います。

診療時に心がけていらっしゃることはありますか?

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私のような地域の開業医は、患者さんに教えていただくことがとても多いんです。病気を診る、治療する、ということはもちろん大切ですけれども、それよりもその「人」を診るという気持ちが一番重要だと思うんです。今患者さんが一番困っていることは何だろう、それをより良く解決できる方法は何だろうと常に考えるようにしています。「医学的に最善だから」と私が一方的に治療方法を指示しても、患者さんの気持ちがついてこなければ患者さんは不安や不満を抱えたままになり、治療の成果は上がりません。ですから、患者さんから教えていただこうという素直な心を、いつまでも持っていたいと思っています。

緑内障の早期発見、白内障の日帰り手術などにも注力

緑内障の早期発見に注力されているそうですね。

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緑内障は初期の段階で発見できるOCT(光干渉断層計)という検査機器の導入で、自覚症状が出る前に発見できるようになり、失明せずに済むように継続治療へつなげることができるようになりました。40歳を超えてまだ一度も緑内障の検査を受けたことがないという方、また近視の強い方は緑内障になりやすいので、ぜひ一度検査においでください。早期発見が大事なので、私は老眼鏡をお作りになるタイミングで眼科医による検査をお勧めしています。

ほかにはどのような疾患の患者さんが来院されていますか?

当院は「目の総合クリニック」ですので、幅広い疾患の患者さんが来院されます。ドライアイの治療、コンタクト装着時のトラブルを防止する指導などにも力を入れているほか、糖尿病網膜症や加齢黄斑変性症といった完治が困難な病気は、患者さんに現状を詳しくお伝えして、治療の進み具合などをご理解いただけるよう尽力しています。もし他院での治療中に気になることがあれば、セカンドオピニオンとしても当院をご利用ください。

白内障の日帰り手術にも対応されていますね。

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手術中の眼内の圧力を一定に保つなど患者さんの目の負担が少なく手術ができるシステムも導入しています。必要と感じないなら手術しなくても問題ありませんが、逆に視力が1.0あっても白内障のせいで細かな作業が難しい方などは、手術をお勧めしたいですね。目の中に入れる眼内レンズが単焦点なら「近い用」「遠い用」など焦点距離を選んでいただきますが、ご本人にお聞きしてもなかなかイメージがわかりにくいものです。そこで当院は暮らしで重視されていること、例えば読書や刺繍などが趣味であるとか、外出して友人と話すのが好きといった生活スタイルをお聞きして、具体的な例えを出してご説明し、患者さんと一緒にその方に合った焦点距離を見つけるようにしています。

ストレスのない治療のために、なんでも相談してほしい

子どもの近視の診療もされているそうですね。

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学童近視は世界的に増えており、当院でもよくお子さんの視力についてご相談をお受けします。親御さん方の子どものために何かできることがあるならしておきたいというお気持ちは尊いですね。近視は遺伝的要素ではありませんが、目の形状は遺伝しますので、ご両親ともに近視だとお子さんも近視になりやすいかもしれません。当院でも近視を抑制できるようなアドバイスをさせていただきます。

2人の娘さんも眼科の医師になられたそうですね。

姉のほうは「宿河原津田眼科クリニック」の院長を務めています。妹は大学病院に籍を置きながら、毎週土曜に私とともに当院で診療をしてくれています。まだまだ若輩者ですが、患者さんに簡単で適切な言葉で病状や診断を伝えることができているのは、さすがだなと思っています。また当院に小さい頃から通ってくれていたお子さんが医学部に進学して眼科の医師になり、同じ眼科の先生とご結婚されて、その方が当院にお手伝いに来てくださるということもありました。こうして縁がつながっていくと、長年地域医療に携わってきた身としてはとてもありがたく、感慨深いものがありますね。今後はいかにして次の世代へ継承していくかを考えていこうと思っています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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どうしても医師の前だと、話を聞くばかりになってしまう方も多いと思いますが、日頃の心配事や治療に対する不安や疑問がある時はぜひ話してみてください。目薬がしみるとか、点眼回数が多くてこなせないとか、いろいろとご不満はありませんか? そういった小さなストレスの積み重ねは治療の効果を半減させてしまう可能性があります。私たち医師は、患者さんから悩みや相談を持ちかけられると、うれしく感じるものなんです。例えば点眼を忘れがちなら、服薬と同時に点眼できるよう保管場所を一緒にするなど、いろいろと工夫する余地はあるはず。お互いにコミュニケーションをとりながら、ストレスにならない治療の方法を一緒に考えていきましょう。

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