全国のドクター9,359人の想いを取材
クリニック・病院 160,993件の情報を掲載(2020年12月03日現在)

  1. TOP
  2. 神奈川県
  3. 川崎市麻生区
  4. 新百合ヶ丘駅
  5. こにし・もりざね眼科
  6. 小西 美奈子 院長

小西 美奈子 院長の独自取材記事

こにし・もりざね眼科

(川崎市麻生区/新百合ヶ丘駅)

最終更新日:2020/04/01

11346 1

「笑顔」と「信頼」をモットーに診療に携わる「こにし・もりざね眼科」小西美奈子院長。大学の先輩に当たる森実秀子先生からクリニックを引き継ぐ形で開業。以来、地域に密着した眼科医療を提供してきた。優しい笑顔と穏やかな語り口が印象的な小西院長だが、柔らかな物腰の一方で、日本眼科学会眼科専門医の資格も持つ。専門は角結膜疾患でドライアイの診療にも詳しい。また小児眼科にも力を入れており0歳児からの視力検査にも対応。「しま模様を使い、赤ちゃんの目線のうごきを見て、視力を判断するんです」と優しく語る。心の通い合いを大切にし、患者と一緒に病気を治していくというスタンスで眼科疾患と向き合うという小西院長に、診療の特徴や診療方針などについて話を聞いた。
(取材日2019年4月11日)

ドライアイなど角結膜疾患が専門。小児眼科にも注力

ユニークな院名ですね。

1

「もりざね眼科」を引き継ぐ形で開業したので、「こにし」と「もりざね」が入っているんです。「もりざね眼科」は、私の大学の先輩にあたる森実秀子先生が開業されたクリニックで、先生の築かれた土台を発展させていきたいという気持ちを込めて、かつての院名も残しました。森実先生は、小児眼科の専門家で、今も週に1度、診療してくださっています。

では、開業されるまでの経緯を教えてください。

医師になりたいと思ったのは子どもの頃に読んだ本がきっかけです。内科の医師がネパールで診療を行う内容で、その医師の志に感銘を受けて、自分も人の役に立てる活動をしたいと思い、医師をめざしたのです。眼科を専門にしたのは、医学生の時にとても印象的な眼科の手術に立ち会ったから。白内障の手術だったのですが、眼科の手術というのはあまり出血がなく、いわば「きれいな」手術なんですね。顕微鏡越しに精密な手術を行うドクターの処置がとても見事で感動し、この時のインパクトが私を眼科へと導きました。大学卒業後は、慶應大学附属病院、国立病院機構東京医療センターで診療に携わり、済生会神奈川県病院眼科医長を経て開業しました。

専門分野についてお聞かせください。

2

大学病院や総合病院では、角結膜疾患やドライアイの診療を専門としていました。ドライアイは、基本的には点眼薬で治療しています。アレルギー性結膜炎の方も多く来られます。かゆみのひどい患者さんにはステロイドが入った点眼薬を処方しますが、ステロイドは眼圧が上がることがあるので、使用前後で眼圧チェックするようにしています。また就寝中に特殊なコンタクトレンズをつけて日中の裸眼視力を調整するオルソケラトロジーも取り入れています。裸眼でよく見える必要のある方やスポーツ選手などには向いていますね。ガイドラインの年齢制限が撤廃されたので、子どもの患者さんも増えてきました。

専門的な診療技術で、0歳からの眼科検診にも対応

小児眼科の患者さんも多いそうですね。

3

もりざね眼科時代からの流れで、小児眼科にも力を入れています。当院では、0歳児からの視力検査を行い、弱視や斜視の早期発見に力を入れています。しま模様の視力検査表を使い、赤ちゃんの目線の動きを見て、視力を判断するんです。難しい症例や手術が必要な場合は、国立成育医療研究センターなどにご紹介し、ふだんは当院で検査し、半年に一回センターで診てもらうなど連携することもあります。お子さんの診察では、いろいろなおもちゃを出して泣かせないように配慮しつつ、注意深く診察するよう努めています。結膜炎かなと思っていたら、網膜芽細胞腫という失明に至るような病気が隠れていた場合もあるんですよ。

0歳からの視力検査ができるんですね。

子どもの視力は親御さんでも見分けることが難しいものなんです。小さいものや遠くの飛行機が見えていても弱視のこともありますし、片方だけが悪いこともあります。検査をしないとわからないんですね。視力の発達は8〜10歳ぐらいで止まってしまいますので、それよりも早い段階で発見し対処したほうが、視力が改善しやすいのです。ですから、当院では3歳前後で一度検査を受けることをお勧めしています。また子どもの視力を伸ばすための治療は、長い期間を要することも多いので親御さんのフォローも併せて行うよう努めています。

診療する上でどのようなことを大切にされていますか。

患者さんのニーズに応えながら、一緒に病気を治していくスタンスで、心が通い合う診療を行うように努めています。地域の皆さんにとって身近な眼科の医師として、目のことは何でも相談に乗れるオールラウンドな診療を心がけています。またお子さんの場合は、まず親御さんから話を聞くようにしていますが、ある程度の年齢になると、眼鏡をかけるかどうかなど本人の希望もありますので、お子さん自身の話もよく聞くようにしています。視力検査の時に検査スタッフが、親の前では言いにくいことを聞き出すこともあります。また、大人の方の場合は、初診時には眼底の視神経を診て、緑内障があるかどうかを確認しています。

待ち時間を短縮する工夫もされているそうですね。

4

じっくり診て、よくご説明して安心していただきたいと思っているので、どうしても診療に時間がかかります。待ち時間も長くなる傾向にありますから、当院ではインターネットと電話の両方に対応できる予約システムを導入して待ち時間の短縮に努めています。以前はインターネットのみの予約受付だったのですが、パソコンやインターネットに不慣れな年配の患者さんのご要望にお応えして、電話予約もできるようになりました。この辺りは駅前のショッピング街が近いので、待ち時間を利用して買い物を済ませるという方も多いですね。ただ、眼科は検査と診察を繰り返して行いますので、どうしても時間がかかって、予約時間がずれることがあります。じっくりお話ししたいし、後の方をお待たせしたくないし、そのジレンマに悩みながら、なるべく効率よく検査などに案内できるようスタッフにも努力してもらっています。

目を総合的に診ることのできる街の眼科をめざして

先生のプライベートについても少し教えてください。

5

休みの日は、洗濯をして家族の食事を作って、と家のことで終わってしまうことも多いですね。夢は家に帰ると誰かがごはんの支度をしてくれることです(笑)。でも数年前から、運動を心がけテニスを始め、今も続けています。

眼科医師の立場から気になることなどがありますか。

スマートフォンが普及して、まだ老眼には早い方が、夕方になると疲れてピントが合わなくなる、スマホ老眼も目につきます。また斜視のお子さんは、あまりスマートフォンやタブレットを長時間見るのはよくないですね。3Dのゲームも斜視を誘発することがありますので、視機能が発達していない年代は注意していただきたいです。コンタクトレンズは、使用しているうちに感染症になったり、度数が合わなくなったりすることもありますので、ぜひ眼科で検診を受けながら使用していただきたいですね。

開業医としてのやりがいを感じるのはどんなときですか。

私はどちらかというと人見知りで、研修医の頃などは患者さんと話すのにドキドキしていました。でも開業して15年たち、患者さんとのコミュニケーションが年々、楽しくなりました。診察は目の前の診断や治療するだけではなく、患者さんお一人お一人の精神的な部分も理解してさしあげることだと思っています。「ここに来ると安心できる」と言っていただけるとうれしいですし、やりがいを感じます。また地域の子どもさんが成長していく様子を見るのもとても楽しいですね。そして、患者さんとの雑談の中でも、隠れている病気を見逃してはならないという緊張感も大切にしています。まれにですが、特殊な病気が見つかることもありますので、そういう場合には大学病院など適切な医療機関をご紹介するようにしています。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

6

角膜やドライアイなどの専門知識を生かした診療を行うとともに、新しい知識を積極的に取り入れ、緑内障や網膜疾患など多様な疾患に対応したいと考えています。目の疾患を総合的に診ることのできる街の眼科医院であり続けたいですね。小児眼科にも一層力を入れたいと思いますので、お子さんの目のことは気軽に相談してください。また、私も老眼になってきた方の気持ちや苦労がわかる年代になりました。加齢に伴う目の不調や悩みもぜひご相談ください。これからも、地域の患者さんお一人お一人にじっくりと時間をかけて向き合う診療を心がけていきたいと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

オルソケラトロジー(初期治療費用/最初の1年間):両眼15万7000円(税込)、片眼8万5000円(税込)

Access