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河村 亮 院長の独自取材記事

かわむら歯科クリニック

(羽島市/竹鼻駅)

最終更新日:2020/04/01

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名鉄竹鼻線の竹鼻駅から徒歩約5分。静かな住宅地の一角に「かわむら歯科クリニック」はある。実父である前院長からクリニックを引き継いだ河村亮院長は、治療前のカウンセリングと丁寧な説明を重視し、長期的な健康を考えた診療を基本方針として、一般歯科から予防歯科、インプラント治療、小児歯科といった分野に力を入れて診療を行っている。院内には、子どもが怖がらずに来てくれるようにと、ブロック玩具の作品が展示されている。季節に合わせて変更しているという作品は、院内に設けられた専用の部屋で河村院長自らが組み立てているという。乳児期からの矯正にも力を入れていきたいと展望を語る河村院長に話を聞いた。
(取材日2020年1月20日)

患者の希望を聞きながら治療計画を立て丁寧に説明

お父さんの後を継いで診療されているのですね。

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大阪で勤務医をしていましたが、父の病気をきっかけに引き継ぐことにしました。小さかった頃は夜遅くまで診察している父を見て「大変な仕事だな」と思う一方で、自分もそういったやりがいのある仕事がしたいと考えるようになりました。もともとブロックやプラモデルを作るのが好きだったこともあり、口の中という狭い空間で精密な作業をするということも、自分には向いている気がしました。上手な歯科技工士さんがコンポジットレジンやセラミックで作った修復物は、僕らが見ても天然の歯と見分けがつかないぐらいなのですが、自分もそういったレベルのものが作れたらいいなと思って研鑽を重ねてきました。今では前歯などの修復が終わって患者さんが満足される姿を見ると、心の中で小さくガッツポーズをしてしまいます(笑)。

引き継ぎにあたってこんなクリニックにしたいというビジョンはありましたか?

歯科医院らしくない、明るくカジュアルな雰囲気にしたかったですね。お子さんが嫌がらずに来てくれるようにと、ずっと趣味で続けているブロック玩具を展示するスペースを作りました。スタッフによるとその前から離れようとしないお子さんも多いそうです。家から自分のブロックを持ってきて見せてくれるお子さんもいて、良いコミュニケーションツールにもなっています。設備としては、歯科用CTの中でも気道の計測までできるタイプのものを導入し、滅菌・消毒にも力を入れています。患者さんごとに滅菌した器具を使うのは当然として、滅菌した器具を封入したパックなどは、必ず患者さんから見えるところで開封するようにしています。歯のクリーニングには、予防先進国であるスウェーデンなどで使っているような、細かい粒子のパウダーを吹きつけるタイプを使用しています。痛みが少なく短時間できれいにしていけるので、気に入ってくれる患者さんも多いですね。

患者さんと接する上で気をつけていることはありますか?

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自分の考えを押しつけるのではなく、患者さんの希望をお聞きしながら治療計画を立てます。その上で、できるだけ多くの情報を提供するために、口腔内カメラで撮影した画像などをモニターでお見せしながら、細かく説明するようにしています。患者さんからの希望があるときは、治療前後だけでなく治療中の経過を画像でお見せする場合もあります。またときにはコンピューターにインストールしてあるソフトを使って治療の進め方をお伝えしたり、エックス線検査をした場合などは、まず画像の見方から説明を始めたりします。

乳児期の歯並びに対する親の意識を高めていきたい

小児の患者に対してはどのように接していますか?

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診察を怖がっている場合は、段階を踏んで自然に治療に入るようにしています。初回から治療するのが難しそうなときは、遊びに来るような感覚で、慣れてもらうことから始めます。治療器具を怖がっているようなら「これの先についているのはお風呂のシャワーと同じで、口の中は小さいから小さいシャワーを使うんだよ」というように説明したり、先端が尖っている器具などはお子さんの目に触れないように使うといった工夫をしています。何をしているかわからずいつの間にか治療が終われば、怖がることもなく次回もまた来てくれるでしょう。子どもの頃の経験が嫌な記憶になっていて歯科医院に来られなかったという患者さんもいらっしゃるので、そんな思いをさせたくありません。またどうすれば慣れてくれるかというプロセスを経ることは、歯科医師としても良い経験になっています。

小児歯科で具体的に力を入れている治療はありますか?

現代の子どもは顎が狭くなっている傾向にあるため歯並びが悪くなりやすいので、その予防的な矯正に力を入れています。顎の発育は気道の閉塞による口呼吸とも関連が深く、授乳の仕方や、上唇や舌の小帯という部分の長短が影響する場合もあります。小児用のフロスを配るなどしています。歯科医師が乳児を診る最初の機会は、1歳半検診の頃が多いと思いますが、本来はもっと早く、歯が生え始める前から注意が必要だと考えています。歯科用CTを気道計測ができるタイプに入れ替えたのもそのためです。そういったことを、できれば妊娠中からお母さんたちにお伝えすることで、歯並びに対する意識を高めていきたいですね。また、虫歯の早期発見と予防のために、当院では、小さい頃からフロスを使う習慣を身につけてもらうために、小児用のフロスを配るなどしています。

インプラント治療にも対応されているのですね。

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インプラント治療もしっかり勉強してきた分野なので、そちらも広げていきたいと思っています。そのためにオペ室を用意し、空気清浄機や内科の手術で使うような無影灯を導入するなど、患者さんが安心して、清潔な状態で手術に臨めるように設備にもこだわりました。歯を失った後の選択肢としては、やはりインプラントがベストだと思っています。ブリッジや入れ歯による治療法もありますが、いずれも周りの歯に負担がかかりやすいのです。その点、インプラントは他の歯に悪い影響を与えにくいので、残っている自分の歯を守るためにも、できればインプラントによる治療をお勧めしたいですね。

最初から虫歯にしないような医療を実現したい

予防の意識を高めるために心がけていることはありますか?

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日本人の平均寿命は伸びていますが、健康寿命との差はまだ10年ほどあります。老後になって後悔していることの1位が歯の治療だったというアンケート結果もありました。歯を失うことは、健康寿命を縮めている要因でもあると考えられます。そういったことから「今は何ともなくても、普段からメンテナンスはしておいたほうがいいですよ」というお話はしています。その結果、予防意識を持ってメンテナンスのために来られる患者さんも増えてきました。最終的な目標として、患者さんの虫歯をゼロにしたいと思っています。例えば風邪などの内科疾患の多くはいずれ治癒していくものですが、失った歯を復元することはできません。虫歯になってしまったら詰め物からかぶせ物、最後は入れ歯かインプラントということになってしまうのです。そうならないように、最初から虫歯にしないような医療を実現したいと思っています。

今後の展望をお聞かせください。

現在も矯正やインプラントの難しいケースに対応できる先生は来てくれていますが、小児歯科専門の女性の先生や、かぶせ物や入れ歯などを作る技工士さんなど多様な専門性に特化した人材がいればより心強いですね。僕自身もそうった方々に負けないように、技術の研鑽と知識のブラッシュアップのさらに力を入れていきたいと思っています。また、現在産休中の保育士さんが在籍しているんですが、将来的には託児サービスなどもできたらいいですね(笑)。その時にはキッズコーナーをもっと広げて、小児のための口腔内筋機能訓練(MFT)のスタジオとしても使えるようにしたいという構想もあります。

読者に向けたメッセージをお願いします。

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僕の子どもの話ですが、鼻詰まりからの口呼吸による歯並びへの影響を心配した経験があります。そういった心配がある方は、ぜひご相談ください。歯並びは永久歯に生え変わってから考えればよいと思っている方もいらっしゃいますが、乳歯の状態は永久歯にも影響します。以前、指しゃぶりがずっと直らなかったお子さんの気道を調べたら、指で舌を持ち上げていないと息がしにくい状態だと考えられるケースもありました。そういった症状は耳鼻科の領域でもありますが、当院でも調べて耳鼻科に紹介できるような体制を取っていきたいと思っています。いずれもいろいろな対処法がありますので、気軽に相談していただきたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/埋入手術1本20万円、上部構造15万円。その他オプションあり。
小児矯正/35万円~

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