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久納 玄揮 院長の独自取材記事

くのう歯科医院

(羽島郡笠松町/笠松駅)

最終更新日:2019/09/02

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笠松駅から徒歩約10分、蔵のある通り沿いに「くのう歯科医院」は立つ。白い外壁に木を組み合わせた外観で、内部はやわらかな照明に中庭を設けるなど、全体的に落ち着ける空間となっている。久納玄揮(くのう・げんき)先生は、かぶせ物や入れ歯などの補綴治療を専門に深く学び、2016年に、父・久納玄裕(もとひろ)先生の後を継ぎ院長に就任。院内でかぶせ物や入れ歯を作製し、その過程を見てもらおうと歯科技工士がいる技工室はガラス張りに。歯科用CTやマイクロスコープ、噛み合わせ測定器など先進の機器もそろえ、検査にもとづいた丁寧な説明を心がけている。「患者さんが納得されることが最も大事。それが最終的に患者さんの利益につながります」。にこやかにゆったりとした口調で、現在の思いを語ってくれた。(取材日2019年6月4日)

安心を届けるために、ガラス張りの歯科技工室を設置

木を生かしたシックな外観が、町並みに溶け込んでいますね。

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当院のすぐ東南には木曽川が流れており、この前の道は鮎鮨街道といって、かつて将軍に鮎鮨を献上する際に使われていたんです。ロゴマークにも、私が釣り好きということもあって魚の絵を入れました。この地域はお年寄りが多いので、バリアフリー仕様。来ていただいた時にできるだけリラックスしていただけるように、クリニックは和モダンなデザインとしています。中庭にあるのはユズの木で、毎年100個ほど実がなるので、冬至には患者さんに差し上げているんですよ。もともと当院は、父が斜め向かいの土地に1978年に開業したのが始まりで、父は今も週2~3日、昔からの患者さんを診療しています。

歯科技工室がガラス張りになっていますが、なぜこのような形態にしたのですか?

私の専門は、かぶせ物、入れ歯などの補綴です。かぶせ物、入れ歯、そしてインプラント治療も、口の中に人工物を入れるわけですが、それが、どこで誰が作った物か知らないという方が大多数ではないでしょうか。私はそうした治療は家族にはできないし、患者さんにもしたくないと思いました。そこで、当院で歯科技工士が作って、その工程を患者さんに見ていただき、安心し、満足していただきたいと考えたんです。現在は東南アジアや中国で作られた物もあり、それらは医療品ではなく雑貨物として、安全性を確認する検査もなしに日本に入ってきている可能性もあります。食物については、国産の物や添加物の入っていない物を選ぶ方もいる中で、自分の口の中に入れる物についても関心を持っていただきたいと思いました。

なるほど、患者の安心のためにギャラリーにされているのですね。

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なかなか珍しい形態だと思います。皆さん、興味深そうに見ていかれますよ。歯科技工士のほうも、見られているので身ぎれいにしますし、より良い物を作ろうとモチベーションも上がります。相乗効果がありますね。また、待合室には、硬質レジン(プラスチック)や銀歯、セラミックなどのかぶせ物や詰め物、入れ歯の複数の見本も置いていますので、治療の前に実際に材料を見て、いろいろ参考にしていただければと思います。

かぶせ物、入れ歯を極めたい思いを貫いた勤務医時代

歯科技工士が常駐しているメリットは大きいのですか?

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はい、歯科技工士が直接患者さんとお話しし、お口の中を見ることができるので、人工歯の色みも形も細かく調整して、ぴったりと合う物を作ることがめざせます。僕自身、とても信頼している優秀な技工士です。治療の最初の段階から、かぶせ物や入れ歯はどこに入れれば噛み合わせが良くなるか相談ができるので、作製した技工物を患者さんのお口に入れた段階で違和感がないよう作ることができます。また、インプラント治療においてもコンピューター上でのプランニングから歯科技工士が参加します。治療が短期間で済み、なおかつその分患者さんの費用も抑えてご提供できることも大きなメリットです。

先生が勤務されていた静岡の歯科医院とはどんなところだったのですか?

大学の教授に紹介されてお世話になりましたが、一言で言えば、非常に厳しい、まさに修業のような場でした。そこを卒業された先生も多いのですが、厳し過ぎて辞めていく人もありましたね。歯科医師、歯科技工士合わせて十数人が在籍する歯科医院で研修施設があり、私は8年間、院長にじかにご指導いただき、かぶせ物、入れ歯を専門に勉強し、臨床経験を積みました。基礎医学を学び、学会での症例発表や論文発表も行いました。休日も勉強会に参加したり院長の出張にお供させていただきました。あの時代があったからこそ、今があると思っています。私は院長のお宅に住まわせてもらっていたので、院長にお会いすると今でも直立不動です(笑)。

そんな厳しいところで続けられたのはなぜだったのでしょう? また学んだことは?

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私は自分でやろうと決めたことは、ぶれないんです。地域の方々に貢献できる、かぶせ物、入れ歯の治療を極めたいという強い思いがありました。私の性格も職人的なんですよ(笑)。その院長は、かぶせ物一つにもこだわり、良い物を作るという姿勢を貫いていました。1日に診る患者さんは10人ほどと少なく、それほど一人ひとりに時間をかけて診療していたんです。そうした診療姿勢に学ぶところは大きかったですね。私もまったく同じことはできませんが、少しでも院長に近づけるように、自分にできる最良の治療を提供していきたいと思います。

噛み合わせを考えた治療を実践。予防にも注力

診療において先生が心がけていることは何ですか?

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患者さんが治してほしいとおっしゃったところを治すのは当然ですが、私はその歯だけでなく、噛み合わせを考えて、反対側の歯、その上、あるいは下の歯、前後の歯、そして顎と口内全体を診ています。そこで初めて1本治すということになるのです。噛み合わせの状態を数値で表す機器もあり、客観的な判断に役立ちます。ほかの部位に問題があるときはそれもお話しするなど、ご自身の現状を知っていただくために説明はしっかり行うようにしています。それらを踏まえて、患者さんが納得されてから治療を進めることを心がけていますね。かぶせ物も必ず仮止めにして実際に何日か使って満足していただいたら取れないよう本止めにします。どの治療にも言えることですが、納得されて受けた治療なら、お口を大事にしようと思うし、メンテナンスもされるし、最終的には患者さんの利益になるので、それが一番良いと思っています。

患者さんはたくさん来られているのでしょうね。

はい、ありがたいことです。お話ししたように、地域の方々を大事に説明もしっかり行っていきたいので、手広くやろうとは考えていないのですが、患者さんの紹介で、他県から来られる方もいらっしゃいます。私は保育園の嘱託歯科医もしており、平日の夕方や週末はお子さんが多くて大変なことになっていますが、スタッフの保育士が対応してくれています。お子さんの歯はこの先長く使っていくものですから大事にしてほしいと思っています。親御さん向けにはプリントを用意し、コメントを書き入れています。今日6月4日は「虫歯の日」で歯磨き指導をしてきたのですが、ちゃんとできているかどうか1週間後に確認に行きます。

今後についてお考えをお聞かせください。

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当院の最終目標は、患者さんに健康な歯で豊かな生活を送っていただくこと。そのためには私もスタッフも皆、勉強を続け、その方に最良の治療を提供していきたいです。例えると、小料理屋として最高の一品を出すイメージです。今後も引き続き、専門の補綴もですが、予防にもより力を入れたいと考えています。特にお子さんは2歳半ぐらいまでの予防が大事であることから、妊婦さんや、奥さんが妊娠されている男性、お孫さんが生まれる方々にもその重要性をお話ししています。予防やメンテナンスは歯科衛生士が担当しており、信頼して任せていますので、おしゃべりがてら気楽に来ていただければ。入れ歯やかぶせ物は、人工物なのでメンテナンスをしないと長くはもちません。治療してきれいになるのは当然で、長く良い状態を保たせるにはメンテナンスが必要です。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/38万円~、矯正治療(部分矯正)/20万~40万円、かぶせ物(1歯)/9万~12万円

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