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中野 雅哉 院長の独自取材記事

なかの歯科

(名古屋市東区/車道駅)

最終更新日:2022/06/10

中野雅哉院長 なかの歯科 main

市営地下鉄桜通線車道駅から徒歩10分、マンションが並び立つ地域と古くからの地域のはざまにある「なかの歯科」。隣は名古屋代官郵便局ということもあり人の往来は多く、通りすがりに知り通い始めた患者もいるとか。院長の中野雅哉先生は愛知学院大学歯学部を卒業後、同大学大学院時代を含めて15年間口腔外科を専門とした経験から、開業後も安心安全のために滅菌や正確な診断をするための手間と設備を惜しまず、患者も歯科医師も不幸になってはいけないとの信念で治療にあたっている。祖父の代から3代続く歯科医院を継承してきた中野先生がめざす安全な医療について話を聞いた。

(取材日2016年11月17日/情報修正日2022年4月20日)

安全第一の治療を

口腔外科で長年勤務されていたとのことですが。

中野雅哉院長 なかの歯科1

口腔外科を専門にするきっかけは、大学6年の時に口腔外科の先生に勧められたことです。最初は父の後を継ぐために他の歯科医院で修行してしばらくしたらここへ戻ってくるつもりでした。しかし、普通の歯科医院ではできない治療をやっているうちにやりがいを感じて、気づいてみれば日本口腔外科学会口腔外科専門医の資格を取得、15年間口腔外科にいました。転勤の話が出たことがきっかけで、こちらで開業医としてやっていこうと思ったのです。開業する際に、口腔外科で長年やってきたので安全に治療を進めていくための設備や手間は惜しんではいけないと思っていました。

中野先生は勤務医時代のご経験からクリニックの安全性にこだわっているとお聞きしました。

口腔外科の処置では出血が止まらないなどのトラブルが起こるのは当たり前でした。ただ、こうしたトラブルも対処の仕方や所要時間が頭に入っていれば問題なくリカバーできます。今でも、例えば親知らずの抜歯であれば、30分と思っても1時間の枠を取って、不測の事態が起きても余裕を持って対処できるようにしています。また、治療には歯科用CTを活用し、最初の診断から治療まで正確に行えるよう心がけています。万全な体制を整え、丁寧な診断・治療を行うことで、安全に治療を受けていただける環境づくりができていると思います。

また、感染対策にも注力しているそうですね。

中野雅哉院長 なかの歯科2

当院では開院当初から感染症対策に力を入れてきました。患者さんの口の中に入れる物は滅菌をし、治療時は私もスタッフもゴーグルやマスクを着用して対応していました。新型コロナウイルス感染拡大以降は、防護服やフェイスシールドも着用し、より一層感染症対策に努めています。また、クリニックの設備においても治療機器の除菌・滅菌レベルを高度なものに引き上げ、各ユニットには口腔外バキュームを設置。感染症の原因になる目に見えない細かな粉塵を除去しながら治療を進めています。さらに院内の天井や壁面にはウイルス不活化の効果が期待できる光触媒を使った塗料を塗布するなど、感染対策を強化してきました。当院は歯科衛生士4人、歯科助手2人という体制ですが、スタッフ全員が滅菌や感染症対策をしっかりやってくれているのでとても助かっています。これからも患者さんが安心して通院できるよう、できる限りの対策をしていきたいと思っています。

まずは歯周病のコントロールから

患者さんと向かい合うときに心がけていることは何ですか?

中野雅哉院長 なかの歯科3

お互いに不幸にならないために、安全面に注意を払うのはもちろん、治療内容を専門用語を使わずわかりやすく説明しています。例えば歯に詰める修復物もいろいろな種類があるので、それぞれの長所短所を説明した上で患者さんに選んでもらえば、患者さんの意にそぐわない物を使うことはないですよね。治療方法もいろいろありますから全部説明すると、インプラントを希望されていた方がほかの治療法を選んだり、保険内治療でとおっしゃっていたけど保険外治療にされることもあるんですよ。きちんと説明できていないと結果的に患者さんが納得できないことが起こり得ると思うんです。それから経費は惜しまず、できるだけ良い物を使ったり、技工料が高くても信頼できる技工士さんにお願いしています。また、良い物があれば、新しくても積極的に取り入れたいと思ってますし、スタッフの意見も聞くようにしています。

治療の手順を教えてください。

まず、初診で虫歯治療を希望されていたとしても、緊急性がない限り歯周病のコントロールから始めます。歯周病だと虫歯治療の最中に出血しやすいのです。歯茎が腫れていたり歯石がついた状態だと治療中に細菌感染を起こしやすく、型を採るにしても歯石や腫れた歯茎に合った型になってしまいます。また、出血によって型が不正確になったり、接着が弱くなることもあります。それでは良くないのできちんとお話しして、できるだけ歯周病のコントロールをしながら歯の治療をしていきます。これも安全につながりますからね。治療の手順としては、初診で診査診断をやって、2回目に歯石を除去してブラッシングと歯間清掃の指導を1時間から1時間半かけて行います。歯科衛生士さんが丁寧にやってくれるので完全に任せてますね。歯周ポケット検査は6点法を採用してますので、時間はかかりますが正確なデータが取れると考えています。

来院される患者さんはどういった方が多いですか?

中野雅哉院長 なかの歯科4

家族みんなで来院される方もみえますし、年齢層は幅広くて、20~50代の方が多いかな。できるだけ虫歯を作ってほしくないので、子どものうちから歯医者に通い、正しい口腔ケアを身につけてもらいたいと考えています。そのために、お子さんにはぜひフロスを使ってほしいですね。歯の間から虫歯ができるのでしっかり掃除してほしいんです。今は子どもの口の中は二極化していて、きれいに磨けている子と、虫歯でボロボロになっている子に分かれます。生え替わったばかりの永久歯は虫歯になりやすいので、すべて生え替わるまで大人が仕上げ磨きをしてあげてほしいですね。

口の中で異常が起こらないために

影響を受けた先生はいらっしゃいますか?

中野雅哉院長 なかの歯科5

何人かいるんですが、一番影響を受けた師匠だと思っているのは愛知学院の医局の頃からお世話になった加藤麦夫先生ですね。安心安全に物事を進めることが大事だということや、説明はきちんとしないといけないことを加藤先生に教えていただきました。医局の頃も開業後もずっとお世話になりっぱなしです。今でもインプラントで難しい症例があると、先生にここまで来ていただいて手伝ってもらったり、僕が手伝いに呼ばれたりすることもあります。お互いにサポートし合っていて、互助会って言ってます。加藤先生が僕を信頼してくれているかどうかはわかりませんが、僕はものすごく信頼してますし心強い存在です。

今後、より力を入れていきたいことや展望について教えてください。

一人の患者さんを継続して、一生診ていきたいと思います。滑舌が悪くなる、食べこぼしが増える、むせやすくなる、噛めない食べ物が増えるといった、口腔機能の低下は、お口だけの問題ではなく、全身的にも問題を起こします。口腔内の環境が原因で起こる病気として、誤嚥性肺炎がよくあげられますが、最近では糖尿病との関連や歯周病菌が心臓や認知症に悪影響を及ぼすといったことも指摘されています。つまり、お口の健康状態を維持していくことは、全身の健康を守る上でも不可欠なことなのです。この周辺地域も高齢化が進んでいます。訪問診療などを通して、地域の皆さんのお口を一生診ていけるよう、尽力していきたいと考えています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

中野雅哉院長 なかの歯科6

これからも、地域密着で安心安全に自分ができることをきちんとやっていきたいと思っています。とにかく安全第一。コミュニケーションをとって互いに納得した上で治療していき、自分の範囲を外れるものは専門家に任せます。例えば矯正を希望される患者さんには信頼できる先生を紹介しています。口の中で異常が起こる前に手を打つことは、とても大事です。虫歯や歯周病になる前に、その確認に来てほしいですね。「治す歯科医師」から「見守る歯科医師」になれたらいいなと思います。なぜなら、そのほうがお互い楽ですから。患者さんは痛い思いをせずに済みますし、歯科医師も患者さんの歯を削ったり抜いたりして嫌な思いをしなくて済みます。先ほども言いましたが、近年は口の環境が生活習慣病や全身の機能低下に大きく関係していると言われています。定期的に口腔のメンテナンスをすることは健康を保つことに大きく役立つと考えています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント/術前診査:2万2000円、1次手術(埋め込み手術 ):17万500円、
インプラント補綴物セット:ジルコニアクラウン19万2500円(使用材料により変動あり)
インレー:3万3000円~(使用材料により変動あり)
ホワイトニング/片顎:1万5000円、両顎:2万7000円

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