磯部歯科医院

磯部 誠院長

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名古屋駅、栄より基幹バスに乗り、古出来町で下車。「磯部歯科医院」は、バス停の目の前と利便性に優れている。同院は、祖父から前院長の父が引き継ぎ、3代目にあたる磯部誠先生が2005年に院長就任。磯部先生は、勤務医時代にがんや口唇口蓋裂など難しい症例の治療経験を持つ、開業医では数少ない口腔外科専門医だ。若い世代を中心に歯茎の痛みを訴え、親知らずの抜歯が必要になることがある。大きな病院での抜歯は時間の制約があり、受診をためらう患者も多いが、同院では患者のニーズに合わせて夜7時まで対応。磯部院長は患者の症状だけにとらわれず、心理状態も意識して接するように心がけている。専門性を生かした診療や歯科医療に対する考え方などを磯部先生に聞いた。
(取材日2016年5月17日)

口腔外科専門の医師として専門性のある治療が強み

―歴史の長い歯科医院だそうですね。

当院は、私の祖父が開業しました。祖父から前院長である私の父が引き継ぎ、私が3代目として2005年に院長に就任しました。私が歯科医師をめざしたのも、祖父や父の仕事ぶりを見てきたので、すごく身近な仕事だったんです。私の父は男4人兄弟で、2人が医師になり、2人が歯科医師になりました。当院の隣には「磯部内科」がありますが、私の伯父が開業した医院です。現在は伯父の娘さんが院長を務めています。父は虫歯治療や入れ歯を主に扱う歯科医師でしたが、私は口腔外科専門医を知識と技術を生かした特色を加えて診療しています。

―先生は口腔外科専門医ですが、注力されている治療はありますか?

口腔外科専門医の資格を有する歯科医師は、愛知県の開業医では20人ほどです。口腔外科治療は、親知らずの抜歯や顎関節の治療がメインです。親知らずの抜歯は、大きな病院へ出向かないとできないケースもあるのですが、時間がかかるなど、仕事を持つ方にとって何かと負担が大きいですよね。当院では夜7時までの受付なら、親知らずの抜歯も行っています。勤務してきた病院では、時間的制約で悩む患者さんが多く、何とかニーズに対応したいと思ったんです。口腔外科専門医になるためには、もちろん試験勉強も必要です。しかし、日々の臨床を積み重ねたことが自分の中に経験として残り、それが基礎になります。専門性を持って治療に当たれることで、通院回数を減らしたい方・長い時間をかけずに親知らずの抜歯をしたいという方に貢献できていると思います。

―口腔外科専門医を受診するメリットを教えてください。

勤務してきた病院では、がんの治療や口唇口蓋裂(こうしんこうがいれつ)の患者さんを多く扱ってきました。そうした経験が生きていると感じるのは、がんの早期診断だと思います。口腔内に異常を訴える患者さんを診察し、問題があればすぐに大きな病院へ紹介します。手術後に戻られた患者さんから「先生のおかげで命をもらえた」と言われたことがあり、非常にうれしく思いました。口唇口蓋裂は、出生時に防ぐことが難しい症例です。生まれてきたお子さんを、いかに普通のお子さんと同じ状態へ近づけるかを考えることが、私たちの仕事であり研究でした。口唇口蓋裂の患者さんは、どうしても上顎の成長が悪くなり、受け口ではないのに下顎が突き出たように見えてしまいます。手術方法や治療次第では、上顎の発育を促すことも可能です。口唇口蓋裂の適切な治療も、学んでいないとわからないことですし、口腔外科専門医の知識が生きているなと感じますね。

記事更新日:2016/06/08


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