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関戸 慶一郎 院長の独自取材記事

関戸歯科

(名古屋市東区/車道駅)

最終更新日:2020/05/08

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車道駅から徒歩7分の閑静な住宅街で1985年から診療を続けている「関戸歯科」。黒門公園に面した落ち着いた環境で、地域住民との温かい人間関係を築いているのは院長の関戸慶一郎先生だ。中学時代から祖父母が住むこの町に暮らし、歯学生時代に敬愛する恩師と出会い研鑽を積んだ後に開業。おおらかで朗らかな話しぶり、常に患者目線で、時折ジョークを交え楽しげに語る関戸院長は、高齢の患者から「最後まで関戸先生に診てほしい」と頼まれることもあるという。長年地域の患者に寄り添ってきた関戸院長に診療への思いを聞いた。
(取材日2018年11月29日)

患者目線を大切に、リラックスして過ごせる環境を

歯科医師を志したきっかけからお聞きします。

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父は繊維会社を経営していましたが、会社は兄が継ぐことに決まっていて、「お前は好きなことをしていいぞ」と言われていました。僕自身、何か手に職をつけられる仕事はないかと考え、思い浮かんだのが医療関係だったんです。特に大志があったわけではなかったけれど、身近な誰かの役に立つ仕事ができたらいいなと。大学は愛知学院大学歯学部です。父は、息子が望むならと高い学費も出してくれました。なのに僕は2年生まで遊んでばかり(笑)。それが大きく変わったのが3年生の時です。実習で「この同級生たちとこれから同じ仕事をしていくわけだから、技術的にもみんなより下のほうにいてはいけない」と火がついて、とにかく技術を磨こうと励みました。

開業のいきさつを教えてください。

ここはもともと祖父母が生活をしていた土地で、僕も中学校から一緒に住んでいたので、なじみ深い所なんです。歯科医師となりそろそろ開業しようかというタイミングで祖父母が亡くなり、この場所はどうだろうかと候補地に。ただ、住宅街で目立つ場所ではないし、開業するなら栄のような人通りがある地域もいいなと迷っていたんです。でもその時、父に「真面目にコツコツやってさえいれば、食うだけのことはできるぞ」と言われ、この一言が後押しとなって開業を決めました。それから約30年。現在、開業当初から通ってくださっている方もいれば、小学校の校医も引き受けている関係でお子さんも多く、年代は幅広いですね。3世代で通ってくださるご家族もいます。

白いタイル張りの外観にシックな内装がきれいですね。

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ありがとうございます。ここを設計した時に一番こだわったのは、診療台の前を全面ガラスにして、庭が見えるようにしたことです。遠景では黒門公園の緑も見えるんですよ。歯科医院というのは、そもそも皆行きたがらない場所でしょう? 人生で行きたくない場所の2番目か3番目には入るのではないでしょうか(笑)。だったらせめて、ここにいる間は緑を眺めながらリラックスして過ごしてほしい。診療台の椅子も座り心地の良いものを選んでいますし、機能性を重視した医療用大型空気清浄装置も設置しています。待合室でも退屈しないよう、雑誌以外にタブレット端末も用意しています。そして、患者さんに喜んでいただけているのはこの庭。季節の移り変わりも楽しめ、特に年配の患者さんとは「サルスベリが咲き始めたねえ」なんて会話も弾みますし、「ここの庭を見ると癒やされる」と言ってくださる方もいます。

患者のバックグラウンドを把握し、きめ細かな診療を

診療では、予防とメンテナンスに力を入れていると伺いました。

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そうですね。まず歯磨きがきちんとできているか確認するのは基本中の基本。最初に僕がチェックして衛生士が染め出しをしますが、これは子どもだけでなく大人の患者さんも対象です。毎日3回しっかり磨いているとおっしゃる方でも、実際染め出しをしたら磨き残しが一目瞭然。自分では見えない所、歯ブラシが届かない所はどうしてもあるので、歯科衛生士が丁寧に指導します。「次回は3ヵ月後に来てくださいね」と言っても、「いや、毎月来るから」という熱心な方も結構いらっしゃいます。地域性もあるんでしょうね。この地域の方々は歯の健康や予防についても熱心で、話もすんなり理解してくださるので、その点では歯科医師としてたいへんありがたいです。

ホワイトニングを受けに来られる方も増えているとか。

最近は、女性だけでなく男性の間でも関心が高まっているようで、若い方や、あとは50代くらいの方も定期的に通っておられます。実はもともと僕はホワイトニングに否定的だったんです。昔のホワイトニングの薬剤は、白くする過程で歯の表面や歯茎を傷めるものでした。しかし、最近は歯に負担の少ない薬剤も出てきていますし、家内やスタッフたちとも相談して当院でも提供することにしたのです。やはり、美しさという観点では女性たちの意見を参考にしたほうが良いと考えています。

診療で心がけていることは?

患者さんのバックグラウンドを早くに見抜くことですね。しっかりヒアリングして細かく記録していくので、初診の患者さんは診察して話を聞いて検査して、初日はそれで終わることもあります。その点、家族ぐるみで診ている患者さんは家族歴がわかっているのでいいですね。以前、小さい時に通っていた子が大学生になって久しぶりに来たんです。聞くと、歯が急にぐらぐらしだしたと。糖尿病と歯周病は深く関連していて、その子のお父さんは糖尿病だったこともあり「これはいけない」とすぐ内科の検査を受けるよう言いました。検査の結果は若年性糖尿病。家族歴を踏まえて見ると、糖尿病は口腔内の状態でわかるものなんです。こういったことからも、診療の上で患者さんのバックグラウンドを把握することを重視しています。

スタッフさんとはどのようなご関係を意識されていますか?

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僕の時代で学んだ内容とスタッフが学んできた内容は一緒ではありません。スタッフに「黙って僕のやり方でやればいい」と言うのは簡単ですが、それでは進歩が止まってしまう。僕自身が勉強することももちろん、若いスタッフが教わってきたことを治療に生かすことが患者さんの利益ですし、スタッフ自身の利益でもあります。結婚や出産で仕事を離れ、次にどこかの歯科医院で働くようになった時、古い知識や技術しか身についていないのでは困るでしょう。クリニックは僕だけの力で成り立っているのではないので、これからも皆で頑張っていきたいですね。

自分の家族に治療をするように

得意な治療分野を教えてください。

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義歯や詰め物などの補綴治療です。当院では保険診療内でなるべく進めていく方針ですが、自費診療にも対応しています。今はジルコニアをはじめセラミックなどの素材も強度が増しニーズが増えていますが、強度の問題を考えると、金属を使った治療も悪いわけではないと思います。患者さんの症状や要望に合わせて、柔軟に対応しています。

義歯を学んだ先生に大きな影響を受けたそうですね。

僕が在籍していた第二補綴学教室には、技術も、研究者としても優れていて、何よりも人柄が魅力的な素晴らしい教授がいたんです。その先生に惚れ込み、4年間医局で補綴をみっちり学びました。歯科医師は手先が器用で技工ができて、患者さんには痛くなく手荒くなく、精度の高い治療ができるかどうかだと思います。それに加え人間性も信頼できること。その先生の教えを胸に刻んだからこそ、これまで歯科医師を続けてこれたのだと思っています。

地域医療についてどんな取り組みをされていますか?

最近は往診の需要が増えてきたように感じています。当院でも、高齢で通えなくなった患者さんに往診したのをきっかけに始めました。現在は特別養護老人ホームへの往診も行っています。高齢者の医療では、痛みを取ることはもちろんですが、誤嚥性肺炎を起こして命を落とす方が少なくありませんから、口の中を清潔に保つことを重視しています。

読者へメッセージをお願いします。

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口のことなら、専門的なことはもちろん、ちょっと気になることでも相談してくれるとうれしいです。頼りにしてもらえるのがモチベーションにもなりますから。実際、歯科とは関係ないご相談を受けることもあります。最近は「生きているうちは先生に診てもらいたいから、元気でいてくださいよ」と言われることもあり、ありがたいです。僕はこれまで、患者さんを自分の家族だと思って治療してきました。自分の家族、自分の親だったら、という目線で治療する。今後もその姿勢を大切に、患者さんやスタッフと人間らしい関係性を築きながら治療にあたっていきたいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ホワイトニング/1回1万円〜、ジルコニアクラウンによる治療/5万円~、セラミックによる治療/7万5000円~(すべて税別)
※口腔内の状況により異なりますので、医療機関にお問い合わせください。
※自由診療の場合のみクレジットカードが利用可能。一部バーコード決済は保険診療の場合も利用可能です。

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