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中川 昌樹 院長の独自取材記事

まさき歯科

(名古屋市中村区/中村公園駅)

最終更新日:2023/08/09

中川昌樹院長 まさき歯科 main

中村公園駅前の大鳥居を越えた先に位置する、「医療法人昌学会 まさき歯科」。モダンな建物はオーダーメイドで設計されたもので、思わず歯科クリニックであることを忘れてしまいそうになる。院長の中川昌樹先生は30年以上にわたり歯科治療の前線に立ち続け、現在も積極的に勉強会へ足を運び、自身もスタディーグループを設立し勉強会を開催するなど、快活で勉強熱心な歯科医師だ。口元という健康と表情に大きく関わる部分だからこそ、機能と美の双方からアプローチしていきたいと語る中川院長。取材を通して感じた中川院長の治療に対する熱意が、多くの患者に頼られる存在である理由なのだと感じた。

(取材日2016年11月22日/情報更新日2023年8月4日)

口は健康の入り口。歯科治療を通して健康を支える

たくさんの患者さんがいらしていて、まさにフル稼働ですね。

中川昌樹院長 まさき歯科1

最近はありがたいことに患者さんや他院からのご紹介の患者さんが増え、半数以上を占めていますね。難症例のインプラント治療や歯周病治療などにも対応していることもあって、ご紹介が増えているのだと思います。現在の場所にクリニックを移したのは2009年ですが、30年以上にわたりこの地域で診療しておりますから、長く通っていただいている患者さんもたくさんいらっしゃいます。下町の人情味にあふれた、気持ちの良い方が多いですよ。

歯科医師を志されたのはいつ頃のことですか?

実家が祖父の代から続く歯科のクリニックで、自然と歯科医師になることを決めていました。実家は兄が継ぐことになっていましたので、将来的には自分のクリニックを開院したいと考えていましたね。大学卒業後は名古屋に戻り勤務医として経験を積んだ後、この地域にご縁をいただき、当院を開院しました。開院後は歯周病治療やインプラント治療の研鑽に力を注いできましたね。家族の背中を見てめざすことを決めた歯科医師の道ですが、これほど素晴らしい職業は他にはないと断言できるほど、やりがいを持って診療にあたっています。

素晴らしさを感じた、歯科治療の魅力とは何ですか?

1つは患者さんと過ごす時間が他より抜きんでて長い点です。歯科治療は治療したら終了ではなく、その後も継続したメンテナンスが必要となります。そのため患者さんとは文字通り、一生のお付き合いになることも多いです。また治療をすればストレートに結果として現れるのも魅力ですね。良い治療を行えば予後も良いことが望めますが、手を抜いてしまえば何度も治療が必要となってしまいます。だからこそ、一度の治療でいかに自分の力を発揮するかが重要となるわけです。そして何より、歯の健康を守ることは全身の健康を守ることにつながります。自分の歯でしっかり噛めている人ほど、年齢を重ねても元気に過ごすことができるという報告もあるくらい、歯と全身の健康度は密接に関係し合っています。だからこそきっちり治療したい、突き詰めていきたいと思うのでしょう。

歯科治療においてスタッフとの連携も重要ですよね。

中川昌樹院長 まさき歯科2

プロとして治療の質や結果を高めるためには、チームとしても高いスキルが求められます。大切なのは、高い技術力や知識を生かし、歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士が対等な立場から「患者さんのために何ができるか」を考え、意見を交わすこと。当院では歯科医師だけでなく歯科衛生士も担当制を採用し、治療もメンテナンスも二人三脚でサポートできる体制を整えています。また歯科技工士は、県外の勉強会に足を運び技術習得に余念がありません。私も勉強会を主宰していますが、同じ立場の人たちと触れ合い意見を交わすことは、誰にとっても多くの学びを得られる機会ですし、彼らの成長は、歯科全体の底上げにつながります。それを後押しするのも私の大切な役割ですね。

楽しみを持って通院してもらうことも治療の一つ

患者さんと接する際、大切にしていることは何ですか?

中川昌樹院長 まさき歯科3

起こり得ることを予測し未然に防ぐため、患者さんの治療の歴史を知ることは欠かせません。口腔内を見れば体質を予測できますし、悩みに耳を傾ければ生活習慣もうかがえます。これらを踏まえ、原因の追究と予防の手立てを考えることが不可欠なのです。また年齢によって治療の考え方が異なることも忘れてはいけません。20代は健康な歯を維持すること、40~50代は機能面だけでなく見た目も考慮した治療を検討することが望ましいです。治療は、ともすれば症状の出ている部分だけに目が行きがちですが、それでは根本を改善することはできません。患者さんを知ることが治療の第一歩。スタッフにも「歯を診るのではなく、人を診なさい」と話しています。

2009年に移転したとのことですが、クリニックづくりでこだわった点について教えてください。

治療とメンテナンスのスペースを分けることは譲れませんでした。メンテナンスに対して、常にモチベーションを保つことは簡単なことではありません。何しろ調子が良いのにクリニックに行かなければいけないのですから。それなのに治療という「つらい記憶」を呼び起こすものが隣にあったら、ポジティブな気持ちにはなりにくいですよね。1階を診療室、2階をメンテナンスルームに分け、患者さんは受付を済ませたらすぐに各フロアに移動できる動線を作ることで、患者さんを気持ちの面からもサポートしたいと考えました。気持ちの面といえば、クリニックで過ごす時間にも配慮し、院内全体を“クリニックらしさ”をなくすような内装にしたのもこだわりの一つですね。

院内には患者さんに通い続けてもらう工夫が盛り込まれているのですね。

中川昌樹院長 まさき歯科4

大切なのは早期発見・治療、そして継続的なメンテナンスです。そのためには、患者さんにとってクリニックに通うことが楽しみにならなければいけないと思うのです。患者さんにとって過ごしやすい空間を作ることも、治療の一環。そう考えたら、こだわるのは自然なことでした。その他にも院内で安全に治療を行えるよう、特に滅菌には開院当初より力を入れています。歯科用と外科手術用の滅菌器を導入し、器具だけでなく手術着やチューブ類も徹底的に滅菌。対象となるものの種類も量も多くなりますので、当院では消毒滅菌を専門に担当するスタッフも配置し、かれこれ20年以上お世話になっています。おかげで安心して診療にあたれていますね。

健康と美容を兼ね備えた口元の治療に実直に向き合う

昔から勉強熱心だと伺いました。

中川昌樹院長 まさき歯科5

インプラント治療が確立する前は、歯を失った際の治療法は入れ歯を作るほかありませんでした。しかし入れ歯は健康な歯にも負担がかかるため、いずれ他の歯も失うだけでなく、その都度入れ歯の作り変えも必要となります。患者さんのことを思うと、それは何としても避けたくて試行錯誤していましたね。現在も、患者さんに寄り添った治療の提供に努めるために、勉強を続けています。そして患者さんに「ありがとうございます。」とおっしゃっていただけたら、歯科医師としての喜びにつながりますね。

今後の展望についてお聞かせください。

歯科診療の発展速度は目覚ましく、これからも患者さんの信頼に応えられるよう、良いものは取り入れていきたいと考えています。近日中に新しい機械も導入予定です。今回導入するのは、口腔内を専用カメラで撮影し、そのデータを元に歯型を作製できるもの。技工のレベルがさらに高まるだけでなく、型取りの負担を減らすことにもつながりますので患者さんにとっても治療へのハードルが一段低くなるのではないかと思います。またこれに伴い、技工所も拡大しスタッフも増員予定です。できることはまだまだたくさんありますので、これからも積極的に改革を進めていきたいですね。

最後に読者へのメッセージをお願いいたします。

中川昌樹院長 まさき歯科6

健康と美容は一見切り離されがちですが、実は表裏一体の存在だと考えています。健康的なものは、おのずと美しいものとなる。そう考えたら、機能・予防的な治療も、審美面に配慮した治療もどちらも患者さんの人生にとって欠かせないものだと思うのです。口元が変われば楽しく食事ができ笑顔もすてきになり、その後の人生を大きく変えてくれるでしょう。私たちはこれからもそのお役に立てるよう、患者さんに寄り添い支えていきたいと考えています。楽しく生きがいとなるための治療を、一緒に実現していきましょう。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/1本 40万5900円~ (税込み)

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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