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鈴木 将之 院長の独自取材記事

鈴木デンタルクリニック

(名古屋市中村区/名古屋駅)

最終更新日:2021/10/12

鈴木将之院長 鈴木デンタルクリニック main

名古屋駅から歩いてすぐ、「下広井町」の交差点南東角にある住友生命名古屋ビルの2階に「鈴木デンタルクリニック」がある。院内は白とブラウンでまとめたシンプルな内装で清潔感にあふれている。2代目の鈴木将之院長は日本口腔外科学会口腔外科専門医で、親知らずや顎関節症の治療を得意としながらも、虫歯や歯周病など一般歯科、そして予防歯科にも注力。患者ファーストがモットーであり、困ったことがあれば気軽に足を運べそうなクリニックだ。「当院では無理に保険外診療を勧めることはしていません。患者さんに選択肢をしっかりと説明し、患者さんが納得した治療を行うのが基本的なスタンスです」と話す。そんな鈴木院長に治療への想いを詳しく聞いた。

(取材日2021年7月14日)

名古屋駅で40年以上の歴史を持つ。先進の機器導入も

この場所に開院したのはなぜですか?

鈴木将之院長 鈴木デンタルクリニック1

父がこの場所で40年以上前に歯科クリニックを開院しまして、それを継承するかたちで私が院長をしています。歯科医師になりたての頃は父のクリニックを継承することまで考えていませんでした。愛知学院大学歯学部の医局に籍を置き、総合病院の口腔外科で長く働いていましたが、父と話し合ったり、今後のことを考えたりするうちに気持ちが動き、名古屋市の「内堀歯科医院」で経験を積んだ後に、2010年に当院をリニューアル開院しました。先代から引き継ぐにあたって、院内は全面改装し、新しい診療台や先進の医療機器なども導入しました。

歯科用CTも導入されていますね。

CTは、以前から必要だと感じていました。特にインプラント治療の際にはたいへん役立っています。CTがなかった頃は外部に依頼していたため、患者さんにわざわざ他院で撮影して、そのデータを提出してもらっていたのが、今は当院内で完結できています。他院へ出向く手間が減ったというだけでなく、費用面でも患者さん側の負担を随分減らすことができたのも大きなメリットですね。さらに、CTは3次元のため詳細な診断に役立ちます。親知らずの抜歯の際に神経と親知らずとの位置関係を調べたり、歯周病の進行具合を確認したり、根っこの中がどの程度膿んでいるのかというのもわかります。患者さんへ質の高い治療を提供していくのに必需品だと思っています。

レーザーも活用されているそうですが、どんなメリットがありますか?

鈴木将之院長 鈴木デンタルクリニック2

レーザーを使う場面が一番多いのは、口内炎の治療ですね。最近では患者さんから電話で「口内炎ができたのですがレーザーは置いてありますか」という問い合わせがとても多く、「あります」と伝えると「じゃあ行きます」と言う方が増えています。レーザーを使うと口内炎など粘膜の治療後の回復は随分早くなります。レーザーはいろいろな種類があって、当院の使っているレーザーは、虫歯は削りませんが、歯周病や口内炎、粘膜疾患や傷の治りが遅いという場合に力を発揮しています。

どんな患者さんが多く来院されますか?

名古屋駅周辺にお勤めされている方と近隣に住んでいる方が主な患者層です。この辺りはオフィスだけではなく住宅もあり、先代の頃からずっと通っている方がみえますので、ご高齢の方も多く来院されます。また、口腔外科専門医の資格を持つ開業医はあまりいないこともあってか、ホームページなどを見て、親知らずの治療やしこり、腫瘤(しゅりゅう)除去の相談など、口腔外科の治療に関しては、愛知、岐阜、三重、静岡など東海圏全般から患者さんがおみえになります。

総合病院の口腔外科で積んだ経験とスキルが基盤

先生は開業されている口腔外科専門医なのですね。

鈴木将之院長 鈴木デンタルクリニック3

日本口腔外科学会の口腔外科専門医に関しては、手術の症例内容や症例数、論文、試験、そして教授による口頭試問など、ハードルが高いため、取得している歯科医師の数自体が少ないんです。また、資格を取るとそのまま大学病院などに残る先生が多いので、開業医で口腔外科専門医というのは珍しいかもしれません。開業医では設備が限られますので、口腔外科的な治療はできることとできないことがありますが、相談に来ていただければ、当院でできる処置は責任を持ってやりますし、大がかりな手術が必要な場合は、患者さんが通いやすく、また安心してお任せできると思える口腔外科のある総合病院を紹介することもできます。

口腔外科の治療経験について教えてください。

市立伊勢総合病院で2年3ヵ月、名古屋掖済会病院で5年ほど口腔外科の診療に専念しました。どちらも本格的に口腔外科をやっている総合病院ですので、交通外傷や口腔がんといった重篤な患者さんが多かったですね。市立伊勢総合病院のときは、急患対応で働き詰めでした。大変でしたが、口腔外科の部長がたいへん尊敬できる上司で、真摯に仕事に向き合っている姿に感銘を受け、そういった先生に認めてもらいたいという思いで必死に働きました。また、名古屋掖済会病院は救急に力を入れている病院で、ドクターヘリで運ばれてくる患者さんもいます。そういった場合は、脳外科や整形外科の先生たちとチームを組んで救急救命にあたりました。総合病院時代に、さまざまな症例の経験とスキルを積んだことが歯科医師としての基盤になっています。

一般歯科や予防歯科にも注力されていますね。

鈴木将之院長 鈴木デンタルクリニック4

当院は歯科口腔外科も診療科目にしていますので外科的処置も行いますが、街のクリニックですので、一般歯科の診療がメインです。また、歯はきちんとメンテナンスをすることで、健康な状態を保っていくことがめざせますので予防は重要だと考えています。歯周ポケットの検査と評価、歯と歯茎のクリーニング、そしてブラッシングの指導など、歯科衛生士と一緒に予防歯科にも積極的に取り組んでいます。定期的に通っていただければ、虫歯や歯周病をすぐに発見しやすく、処置もスムーズです。オールラウンドに診療をして、いつでも気軽に通ってもらえる歯科クリニックをめざしたいと思います。

丁寧な説明と徹底した衛生管理。気軽に通える歯科

徹底した衛生管理が特徴的ですね。

鈴木将之院長 鈴木デンタルクリニック5

もともと衛生面はしっかりやっていましたが、より機械の台数や器具を増やして感染症予防のための体制を充実させました。滅菌や消毒には特に力を入れています。新型コロナウイルス感染症流行に際し、厚生労働省や歯科医師会などが指針を出し、今一度、感染症対策を見直そうという動きがさかんです。当院も見直してみると「もう少しこういうことができる」「この分部は洗浄だけでなく滅菌をしよう」といったさらなる気づきが出てきて、「それなら全部滅菌しよう」となったんです。今では、滅菌器をもう1台導入し、治療器具のピンセットやミラーも増やしました。最初はスタッフも大変でしたが、慣れてきたらこの状態が当たり前になっています。

診療のモットーを教えてください。

名古屋駅周辺は、例えばインプラント専門や矯正歯科、審美歯科など、一つの領域に特化した歯科も多くあります。それを望んでいる患者さんには良いでしょうが、保険医療機関である以上、当院は何かに特化するのではなく、歯が痛いとか、歯石を取りたいとか、口の中のトラブルや違和感があるときには、気負うことなく来てもらえるかかりつけ医でありたいと思っています。また、私は保険外診療を積極的に勧めることはしません。治療方法の一つとして、患者さんから希望があればもちろん説明はしますが、患者さんに選択肢をしっかりと説明をして、患者さんが納得した治療を行うというのが基本的なスタンスです。

患者さんと接する時に大切にしていることは何ですか?

鈴木将之院長 鈴木デンタルクリニック6

きちんと丁寧に説明することですね。CTのデータや鏡を患者さんに見てもらいながら、どういう症状でどのように治療するのか詳細にお伝えします。くどいくらい説明したとしても、説明不足のまま治療に入るよりはいいですよね。例えば、虫歯が深かったりすると、治療後しばらくして痛みが出ることがあります。その場合「痛みが出るかもしれませんが一時的なものですよ」とか、「痛みがあれば電話してくださいね」といった一言があるだけで、患者さんの安心感は随分違うと思うんです。また、開院して最初の2年ほどは、先代である父と2人で治療にあたっていましたが、父は口調や物腰がやわらかく、患者さんから慕われていました。患者さんは何をされているか見えない分、怖さがありますからね。父のように安心してもらえるような接し方で、恐怖心を和らげることができたらと感じます。困り事や、何か違和感を感じるようなことがあれば、気軽に来院してください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療(1本)/38万5000円~

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