あい内科クリニック

あい内科クリニック

柳本昌子院長

医療トピックス

専門のノウハウであきらめない治療を
「頭痛専門外来」

あい内科クリニック

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「頭全体が重い」「こめかみがズキズキする」――。そんな仕事も家事も投げ出してしまいたくなるほどのひどい頭痛に見舞われながら、「頭痛持ちだから長引く痛みも仕方ない」と、あきらめている人は多いはず。だが、「頭痛は治療できる病気」と語るのは、頭痛専門外来で診療を行う「あい内科クリニック」の柳本昌子院長。本当につらい痛みから開放されるのか?頭痛のメカニズムやタイプ、最新の治療法などについて、じっくりと伺った。(取材日2013年6月12日)

頭痛は治療できる病気。我慢できない痛みが長引く時は、あきらめず、早めに専門医の受診を

そもそも頭痛はなぜ起こるのでしょう?

11131 mt 1 q1 1373453707 ▲落ち着いた雰囲気で明るく広々した院内 頭痛のメカニズムはとても難しいのですが、?脳の表面の血管が縮まったり広がったりすることで起こるといわれるもの?脳のまわりの痛みを感じる神経が原因で起こるといわれるもの?痛みの中枢が過剰に興奮することで痛みが強くなるといわれるもの、と、ほぼ、その3つが原因に挙げられます。ただ、どれが一番の原因かはまだまだ研究中。また遺伝性があり、母方から約40%の確立で遺伝するともいわれています。ある程度効く薬も出てきていますが、全員の方に本当に効いているわけではありません。そのあたりも含め、メカニズムとともに今も学会でいろいろと論議されているところです。

頭痛は女性に多いと聞きますが、年齢や季節などでも違いますか?

11131 mt 1 q2 1373453707 ▲頭痛について、わかりやすく解説してくれる柳本院長 男女とも年齢問わず頭痛は起こりますが、やはり女性の方のほうが多く、男性の倍以上。当院を受診されるのも20代〜40代のお仕事や子育てで忙しくされている女性の方々が中心です。季節的には、梅雨時や台風が来る前、雨が降る前などに痛みがひどくなるという方が多いですね。関節痛もそうですが、気圧が下がると痛みを感じやすくなるようです。お子さんの場合は、風邪からきているのか、心理的な要因があるのかなど、判断がとても難しい面もあります。頭痛外来に通っていらしても成長とともに変わってくるので、その時々で何が一番の原因なのかを探っていくことが大切です。

頭痛にタイプはありますか?また治療法も違うのでしょうか?

11131 mt 1 q3 1373453707 ▲丁寧に診察をしてくれるので相談しやすいと定評がある 頭痛には、毎日ほぼ一日中痛みの続く「慢性連日頭痛」や、ある一定期間、毎日同じ時間帯に痛みの起こる「群発頭痛」などいくつかタイプがありますが、一番多いのは肩や首、背中の筋肉の凝りなどが原因となって起こる「緊張型頭痛」。ただ、病院を受診しなければいけないほどひどい頭痛となると「片頭痛」が一番多いです。治療は投薬が基本。以前に比べずいぶん選択肢が増え、例えば救急病院を受診しなければならないほどの片頭痛の方には、ご自身で確実に治療できる、即効性の高い注射の治療薬をお勧めすることもあります。また日差しの強い時に頭痛の起こる方なら、直射日光が目に入らないよう帽子をかぶるなど、それぞれのライフスタイルの中で頭痛の原因になりそうな要因を取り除くことも大切です。ご自身の痛みを伝えるのはとても難しいと思いますが、的確な診断を受けるためにも、医師の問診には率直にお答えいただくといいでしょう。

受診のタイミングは?その際、どのような検査をするのでしょう?

11131 mt 1 q4 1373453707 ▲頭痛専門外来があるクリニックは珍しく遠方からも先生を頼ってくる患者も多い 「仕事や家事ができない」「起きていられず寝込んでしまう」など日常生活に支障が出るほどひどい頭痛があり、市販薬を飲んでもなかなか治まらないようなら病院で治療されることをお勧めします。目安としては月の半分以上ずっと市販の薬を飲んでいるというような方。1ヶ月に2〜3回頭痛薬を飲む程度で市販薬が効いているうちは様子をみていただいて大丈夫だと思います。検査は、脳そのものに異常がないかを確認するため、脳波やMRI検査などを行います。また、普段とは違う動けないほどのひどい頭痛で、吐き気も伴うような状態だと、命に関わる、一刻を争う病気が隠れている場合もあります。至急、検査設備の整った病院を受診していただきたいです。

頭痛を放置することで引き起こす二次症状はありますか?

11131 mt 1 q5 1373453707 ▲通常の検査も最新設備で結果を聞く待ち時間も少ない 例えば「目がチカチカしてから頭痛が起こる」といった前兆のあるタイプの片頭痛の方は、脳梗塞を起こしやすいといわれています。あわせて喫煙の習慣もあると一層リスクが高まり、早い段階で脳梗塞を起こしてしまうことも。また女性は、低容量ピル治療などとの関係で危険性が高まる場合があるので、ご注意いいただいたほうがいいと思います。そのほか、一番問題になるのは市販薬を大量に飲みすぎて依存症のようになってしまう方が多いこと。当院にも、本当に驚くほどの量を飲んでいる方が来院されます。そうなる前に、ぜひ早めに専門医を受診されることをお勧めします。

ドクターからのメッセージ柳本昌子院長

頭痛という病気自体わがままなところがあり、天気が悪くても良すぎても、ちょっと寝不足をしただけでも起きてしまうもの。ですから、頭痛が起こらないよう生活するというのは難しいと思いますが、例えば「こういう時に薬を飲むと効く」「自分にはこの薬が合う」など、ご自身なりの治す方法を見つけていただくといいと思います。残念ながら、まだ医師のなかでも頭痛に関して認知度が低く、脳の検査で異常がないと「何でもない」と帰されてしまうこともあります。でも、専門医になら専門のノウハウや、お薬も何種類かあり、必ず何らかの違った治療をしてさしあげられるはず。あきらめて治療を断念するのではなく、もう一度、ぜひ頭痛専門医にご相談いただきたいですね。

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