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押谷 慶 院長の独自取材記事

けい歯科クリニック

(一宮市/木曽川駅)

最終更新日:2019/08/28

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押谷慶(けい)院長が、歯科医師である両親とともに診療にあたる「けい歯科クリニック」。母・押谷直子先生が、長く開業していたこの場所にクリニックをリニューアルし、2014年に開業。別の医院の院長であった父・押谷正香(まさか)先生と家族3人で地域診療に力を注いできた。歯周病治療に情熱を持って取り組む父や、患者から信頼されている母を尊敬すると語り、「子ども時代、歯医者に行きたくなかったという覚えがあるので、少しでも気持ちが楽になれるような対応を心がけています」と穏やかに笑う慶院長。小児の患者については治療に対するモチベーションアップを、高齢者に対しては体に負担の少ない治療に配慮する患者思いの歯科医師だ。得意とする小児矯正について、その必要性や取り組みについて聞いた。
(取材日2018年2月6日)

歯科医師3人で治療にあたることのメリット

開業についての経緯を教えてください。

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僕が大学を卒業して勤務医をしていた時、母が40年近くこの場所で開業していた歯科医院を改築することになりました。新しくなった医院では、母と別の場所で歯科医院の院長をしていた父が診療する予定で、いずれは僕も加わって家族3人で診療を行っていこうと考えていたのですが、改築時に父が体調を崩してしまったこともあり、リニューアル当初から僕が院長として参加することに。本当はもう少し他のクリニックで経験を積んでから開業をと思っていたのですが、実際診療を始めてみると、このタイミングで治療以外の経営や、患者さまやスタッフに対する対応などを責任を持って考える院長という立場につけたことで、早くから広い視野を持つことができたのではないかと思っています。

歯科医師であるご両親とともに診療にあたっていることの利点は、どのようなことでしょう。

家族ですから、気兼ねなく質問や相談ができるところが一番良いところですね。両親は歯科医師として大先輩ですから、学ぶことがたくさんあります。逆に、僕が学会などで得た新しい知識について、両親から質問を受けることもあります。父は歯周病治療に関しては知識も高く、アドバイスも的確な職人気質の歯科医師で、患者さまからも高い信頼を得ています。母は長年この地域に密着した診療を行っており、それだけに患者さまに寄り添った治療を行ってきた歯科医師です。こうした先輩が身近にてくれるおかげで、その知識を気兼ねなく吸収することができるのが、僕にとって最大の利点ですね。

では、3人の歯科医師が在籍していることで患者側にはにどのようなメリットがありますか?

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例えば、急患の場合でも待ち時間が少なく対応することができます。スケーリングや定期検診も歯科衛生士ではなく、歯科医師が行います。これのメリットは、虫歯になりそうな部分、歯肉の変化などについて早く気づくことができるということです。口腔内の掃除をしていく中で、見ただけではわかりにくい点を見つけていくことができます。歯科医師がスケーリングを行うということは、患者さまのお口の中の変化に早く気づき対応していくことができるというメリットがあります。また、女性歯科医師を希望される方も多いので、母が対応することが可能です。

モチベーションアップで前向きに取り組む小児矯正

先生は治療の中でも特に、小児矯正を得意とされているそうですね。

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デコボコした歯並びを整えることで、歯ブラシがしっかりと歯に当たり、歯磨きがしやすくなります。これは虫歯予防につながりますね。また、噛み合わせに問題があると、顎や脳の発達など全身の健康に影響を与えることがありますから、見た目より虫歯予防や体の健康に配慮して、矯正をお勧めすることが多いです。エックス線、パノラマ撮影の画像を見ながら、お子さまの将来の歯並びについて問題点はないかを検討します。保護者の方もお子さまの歯並びについての意識が高くなってきていますので、矯正治療に取り組まれる方が増えています。

小児矯正の治療を続けていくために、先生が重要だと考えているのはどのようなことですか?

まずは、お子さま本人が矯正に対して前向きに取り組む気持ちが大切ですね。本人に気持ちがないと、矯正は苦痛でしかなくなってしまいますから。そして、保護者の家庭での協力も重要だということです。お子さま本人が途中で治療を投げ出したり、嫌になることなく、最後まで治療が終えられるようにモチベーションを高めることでは、歯科医師も工夫をします。例えば、治療を始める前と、途中経過の写真を見せて比較してもらいます。「これだけ変化しているね。よく頑張ってくれているね」などの声かけをしながら、お子さま本人と保護者、歯科医師が力を合わせて矯正治療に取り組んでいきます。

小児の歯並びについては、どんな場合に相談したらよいでしょう?

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歯並びは遺伝することが多いので、ご両親の歯並びが悪いと感じている場合には、相談されるといいと思います。また、お子さまに、口を開けて寝る、歯ぎしり、指しゃぶりなどの良くない習慣がある場合にも、歯並びについて相談されることをお勧めします。乳歯の時期から歯に隙間がなく並んでいるお子さまも、将来的に歯並びが悪くなる可能性が高いと言えます。小児矯正の主な治療は、顎のアーチを広げていくための床矯正拡大装置を使用します。装着は、家にいる時と就寝時のみでも効果が期待できますので、歯並びについて気になることがあったら、お子さまと一緒にぜひ来院してください。

3人の得意分野を発揮してクリニックの向上をめざす

設備やクリニックづくりについて、工夫したのはどんなところでしょうか。

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クリニックでは、3台の診療台と1室の個室を用意しています。診療台はメーカーや設備によって特徴が異なるため、3人の歯科医師それぞれが専用の物を選びました。個人愛用の診療台ですね。特に父が使う診療台は、椅子の回転や肘かけの可動域が広く、車いすなどから移乗しやすいタイプになっています。診察台はそれぞれ窓に向かって設置してありますので明るく、閉塞感なく治療を受けていただけます。個室では、インプラント施術を行ったり、お子さまの治療の際に使用したりしています。改装する際に配慮したのは、明るく優しい雰囲気の院内であるようにという点です。間接照明を使ったり、絵を飾ったりして、待合室でも心地良く過ごしていただけるようにしました。お子さまには、診療後にカプセルトイのお楽しみもあり、歯科医院が少しでも楽しい場所になるように工夫しています。

患者と接する中で大切にしていることを教えてください。

クリニックには、お子さまから高齢の方まで幅広い年齢層の患者さまがいらっしゃいます。特に高齢の方は、腰に負担がかかることがありますから、診察台を倒し過ぎないように、時にはクッションを使いましょうかなど、お聞きしながら調節をします。また、診察台に移動する時や、口をゆすぐ時などに急がれる方も多いので、ゆっくりでいいですよ、といつも声かけをします。これは、歯科医師だからといって特に配慮していることではなく、人に接する際の当然の配慮ではないかと思っています。治療に関しての説明では、エックス線画像や、かぶせ物の実物を見せて説明します。いろいろなケースを提案しますが、どの患者さまにもご自身が納得して治療法を選ぶことができるように、時間をかけて説明を行っています。また、高齢者の方は服薬があることが多く、持病をお持ちの方もいらっしゃるので、問診については念入りに行います。

クリニックの展望と、院長先生の抱負について聞かせてください。

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口の中のことは、わからないことが多いのではないかと思います。本で読んだり、テレビコマーシャルで流れてくる情報と同じようにしていても虫歯になったり、歯周病がよくならなかったりで困っている方もいらっしゃいます。そんなときには、悩まずにぜひ相談に来ていただきたいと思います。父も母も、歯周病治療に関しては自信を持って対応をしている歯科医師ですから、歯磨き指導から一つ一つ親身になってアドバイスを行っています。また、僕自身では院長として知識と技術をさらに磨き、どんな治療についても対応していくことができる歯科医師をめざして努力をしていきたいと思います。そして、家族で地域に根差した歯科治療を続けていきたいですね。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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