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小澤 佑介 院長、小澤 かおり 副院長の独自取材記事

小沢歯科クリニック

(西尾市/西尾駅)

最終更新日:2021/10/12

小澤佑介院長、小澤かおり副院長 小沢歯科クリニック main

名鉄西尾線西尾駅から車で5分、目の前はショッピングセンターという便利な場所に「小沢歯科クリニック」はある。37年前、前院長が開業した歯科医院を2017年に全面リニューアルし、小澤佑介院長と小澤かおり副院長が就任した。バリアフリー設計、落ち着いた内装の特別診療室、子どもと一緒に治療が受けられるファミリールーム、院内の隅々まで幅広い世代の患者に対する心配りがされている。虫歯からインプラントまで幅広い治療に対応し、予防の大切さを伝えていきたいと話す小澤院長と、優しい語り口調で子どもの診療を担当するかおり副院長。こだわりの院内設備や今後の展望など、2人にたっぷり話を聞いた。

(取材日2018年10月18日)

安心して通えるクリニックをめざしリニューアル

明るくてすてきなクリニックですね。開業にあたりこだわったことを教えてください。

小澤佑介院長、小澤かおり副院長 小沢歯科クリニック1

【小澤院長】以前の診療室は半個室タイプでしたが、患者さんのプライバシーに配慮し、リニューアル時に全室個室化しました。それから、ベビーカーも畳まずに土足のまま入ることができます。外科手術が行える特別診療室や、お子さんが遊べるスペースを備えたファミリールーム、その他3部屋あり、診療室とは別にカウンセリングルームも作りました。また、待合室にはキッズスペースがあります。それから、トイレ内にはおむつ替えスペースもありますので赤ちゃん連れの方でも安心かと思います。

開業当時と比べ、町の様子や患者層など変化がありますか?

【小澤院長】前院長である父が開業した頃は、周りは田んぼや野原が多く、夜はカエルが鳴くのがよく聞こえました。ご近所の方は僕を知っている方も多く、患者さんの中には僕がお世話になった保育園の先生のお母さんもいます。「大きくなったね」と言われ気恥ずかしいですが(笑)、頼って来院してくださるのはうれしいですね。リニューアルして、僕や妻が当院で勤務し始め、わが家の子どものお友達など若いファミリー層の患者さんが増えてきました。今では、父の代から通ってくださるおじいさんやおばあさん、その息子さんや娘さん、そしてお孫さんと3世代にわたり、ご家族で来院される方々もいらっしゃいます。

滅菌に力を入れていらっしゃるそうですが、どのようなシステムなんでしょうか?

小澤佑介院長、小澤かおり副院長 小沢歯科クリニック2

【小澤院長】滅菌は父が院長をしていた時代からとても気を使っていました。「自分たちの口に使って嫌ではない物」がモットーなので、口の中に触れるものは、ほぼすべて滅菌するようにしています。当院には、ガス消毒器や高圧蒸気滅菌器など滅菌装置を4台設置しています。バキューム、デンタルミラー、バー類など滅菌する器具が多いので、十分な器具の在庫を確保していますし、1日に行う滅菌回数も多いと思います。父の代からの精神を受け継ぎ、新しい機器を取り入れながら、患者さんに安全に治療を受けてもらえるように考えています。

スタッフ全員が、ホスピタリティーを大事にする

独立したカウンセリングルームもあるんですね。

小澤佑介院長、小澤かおり副院長 小沢歯科クリニック3

【小澤院長】カウンセリングルームは主に治療方針を説明するのに使いますが、特にインプラント治療のように言葉での説明だけではわかりにくい時は、モニターがあるカウンセリングルームは便利ですね。当院では、初診の患者さんは口腔内の写真を撮るようにしているので、患者さん自身にお口の中の状態を知ってもらうのにモニターを活用し、よりわかりやすい説明を心がけています。
【かおり副院長】患者さんによっては治療台に座っただけで緊張してしまい、話が入ってこなくなってしまう方もいるんですね。そういう時も、治療器具のない落ち着いた部屋でお話しすることで、伝わりやすいと思いますし、患者さんもお口の悩みを話しやすいと思います。

スタッフが大勢いらっしゃいますが、コミュニケーションはどのようにとっていますか?

【小澤院長】常勤、非常勤を含め歯科医師が4名、スタッフが8名います。歯科医師が多数いるので治療方法など相談でき、違った見方や考え方を聞けるのは心強く勉強になりますね。リニューアル時にスタッフに伝えたことは、接遇をしっかり身につけることです。患者さんとフレンドリーであることは良い面もありますが、話し方や言葉選びなど、患者さんに快適な時間を過ごしてもらえるようにと、スタッフにも話しています。
【かおり副院長】歯科医院は患者さんと長いお付き合いになるので、親しみを持ちつつ節度をもって患者さんと接することが大切だと思うんですね。リニューアルしたばかりの頃、院長や私も講師になってスタッフに話したりしました。1週間に1度の朝のミーティングも含め、問題点は気づいたらその都度話すようにし、同じゴールに向かっていけるようにしています。

お2人の得意な治療を教えてください。

小澤佑介院長、小澤かおり副院長 小沢歯科クリニック4

【小澤院長】僕は、大学卒業後は歯周病科で学びました。自分では気づいていないが潜在的に歯周病という人も多いんです。当院で勤務するようになり、「歯科は症状が出てから行くところ」と考えている人が多い印象を持っています。虫歯でも歯周病でも、そうなる前に予防することが大切なので、治療はもちろん、予防と患者さんへの意識づけにも力を入れています。
【かおり副院長】大学卒業後、補綴の科に残り自分でかぶせ物を作っていたことから、どれだけ精度にこだわったものが口の中に入るかで、その後の口の状態が変わっていくことを実感しています。ですから、歯の根とかぶせ物の間に段差がない、より自然の歯に近い物を患者さんに提供できるようにしたいと思いますね。

痛くなる前の予防が大切

お子さんの治療の際に、特に気をつけていることはありますか?

小澤佑介院長、小澤かおり副院長 小沢歯科クリニック5

【かおり副院長】お子さんの治療は私がすると決まっているわけではないですが、「女の先生がいい」という要望も時々ありますね。緊張しているお子さんが多いので、いきなり治療を始めるのではなく、初めはお話をしたり器具を一緒に触ったり、歯ブラシを自分で選んでもらったりします。何をされるかわからないから怖いのだと思うので、コミュニケーションをしっかり取るようにしています。私もお子さんと約束したこと、例えば「5秒だけ頑張ろうね」と言ったらそれは守り、信頼関係を築いています。歯について子どもの頃から知ってもらいケアを続けていけば、大人になっても口の中が良い状態に保たれると思います。

ところで、先生方が歯科医師になられたきっかけを教えてください。

【小澤院長】僕の父も祖父も歯科医師なので、自然の流れで歯科医師になった感じです。以前は自宅が隣だったので、小さい頃はよくクリニックに行き、石膏を型に流して遊んでましたね。歯科医院がすごく身近な存在で、僕も将来歯科医師になるんだろうなと思っていました。1つの道を究めた結果、たくさんの人に喜んでもらえる歯科医師になって良かったです。
【かおり副院長】私も父が歯科医師だったんです。自宅の1階がクリニックで母も受付をしていたので、学校から帰ってくると技工の場所で遊んだりしましたね。父は私が小学5年生の時に亡くなりましたが、その後もご近所の方に会うと「先生に治してもらった歯が今でもすごく調子いいのよ」と声をかけてもらいます。父の優しさと歯科医師としての誠実さを見習っていきたいと思っています。

今後の展望についてお聞かせください。

小澤佑介院長、小澤かおり副院長 小沢歯科クリニック6

【小澤院長】「痛くなったら歯医者に行く」という治療優先の患者さんが多いと思いますが、僕の理念は安心な医療と長期的な管理なので、治療だけで終わらず、その後のケアや予防という視点をもっと皆さんにお伝えしていきたいと思います。定期的にメンテナンスに通うことで、病気の早期発見につながりますからね。治療後に次回検診案内の葉書の宛名を患者さん自身に書いてもらうなど、積極的に予防に取り組むための工夫もしています。
【かおり副院長】口の中の健康を保つためには、治療だけでなくそうなった原因は何かをクローズアップすることが大切です。問診時に、口の中の状態に加え、食生活や生活習慣など幅広くお聞きし、その方にとってのウィークポイントをしっかり押さえ、患者さんと相談しながら適切な治療方法を提案していきたいですね。

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